バイクの故障でセル(セルモーター)が回らない原因と対策
バイクのエンジン始動に使うセルモーターが回らないと、エンジンをかけることができなくなってしまう可能性があります。それでは、セルが回らない原因にはどういったものがあるのでしょうか。今回はセルモーターの仕組みや、セルが回らなくなったときの対処方法などについてご紹介しましょう。
セルモーターの仕組み
2018年時点で生産されているバイクのほとんどは、セルモーターでエンジンを始動させるものとなっています。その仕組みは以下の通りです。
セルを動かすには、バッテリーに十分な電気がたまっていなければなりません。もし電圧が低いと、セルを十分に回せず、エンジンを始動することができません。
バイクのセルが弱かったり回らなかったりする原因
セルの回転が弱いときは、バッテリーに十分な電気がないなど、電圧の低下が起こっていると言えますが、その具体的な原因は以下のようなものです。
また、完全にセルが動かなくなる原因は以下の通りです。
パーツの故障
電装系の故障
その他
セルが回らないときの対処方法

各パーツの点検を行うことで、不調を起こしているセルを回復できる可能性があります。
安全機能が働いている場合
セルは基本的に安全機能と連動しているため、ブレーキを握ったりスタンドを外したりなど、一定の条件が整わなければ、セルが回らない仕組みになっています。この安全機能があるおかげで、急にバイクのエンジンがかかるリスクは抑えられますが、逆にそれらの部品が故障するとセルがかからなくなります。
バッテリー上がりの場合
バッテリーはライトを点けてみた際に、いつもより暗かったり点かなかったりすると弱っている可能性があります。この場合はバッテリー交換や、外部からケーブルで電源を送ってもらうことにより、セルを始動することができます。
セルモーターの故障
セルモーター自体が壊れていると、パーツもしくはユニットごと交換して修理しなければいけませんが、セルフでの交換も可能です。
リレーションの接触不良
リレーションは通電を確認する必要があります。確認作業中に感電するリスクもあるため、バイクショップでの修理がおすすめです。
バイクショップで修理してもらう
セルの故障原因はとても多いため、バイクショップに持ち込んだ方が、早く解決できる可能性が高いです。不調を感じた場合は、早めにバイクショップで点検してもらいましょう。
まとめ
本記事は、2018年4月27日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。