バイクの水温計が動かない!サーモスタットの故障の可能性も?
水温計は、バイクの異常を知らせてくれる重要な役割をもっています。もし、水温が異常に高ければ、バイクのエンジンの熱が冷えず、オーバーヒートを引き起こす可能性も高くなってしまいます。そういったトラブルを起こさないためにも、水温計の異常は避けたい事態ですが、もし水温計が急に動かなくなった場合、原因はなにが考えられるのでしょうか。今回は、その原因や点検方法などについてご紹介しましょう。
水温計が上がらない原因とは?
水温計が上がらない(反応しない)場合、考えられる原因には以下のようなものがあります。
水温計が壊れていると、バイクが温まっていても反応することはありません。また、サーモスタットはバイクのエンジンを適温に調整してくれますが、壊れると温度の調整が上手くできなくなるため、温度が上がりにくくなることがあります。この現象をオーバークールといい、以下の症状がみられます。
オーバークールになると、オイルの潤滑性などが損なわれてしまい、少しずつエンジンにダメージを与えてしまう恐れがあります。異常を感じた場合は、早めに修理をした方が良いでしょう。
サーモスタットの点検方法
サーモスタットが壊れているかどうかを確認するには、以下の手順で点検してみてください。
手の感覚でサーモスタットが正常に機能しているのかについて確認します。
正常時
異常時
また、直接サーモスタットを取り出しチェックする方法もあります。
正常に開かない場合は、サーモスタットを交換する必要があります。
サーモスタットが故障した場合の修理方法
サーモスタットが故障した場合、ラジエーターを3分の1程度覆って温度が下がるのを防ぐ応急処置がありますが、できるかぎり早めに修理するのが良いでしょう。なお、ラジエーターを交換するときは、事前に冷却水を取り除いてから交換します。
実に修理をしたい場合は、バイクショップに修理を依頼しましょう。
まとめ
本記事は、2018年3月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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