バイクのエアサスは故障しやすいって本当?気になる疑問点を解説!
バイクの衝撃を吸収するエアサスは、快適に走行するために役立つパーツです。しかし、「エアサスは故障しやすい」という話を聞いたことはありませんか?
今回は、エアサスの基礎知識とメリット、故障しやすいといわれる原因について解説します。
エアサスとは?
エアサス(エアサスペンション)とは、空気の収縮と圧力を利用して走行中の衝撃を吸収するパーツです。従来のバイクに搭載されているコイルスプリングと異なり、耐久性と静音性に優れているのが特徴です。エアサスは長距離のツーリングに適しているため、ツアラータイプのバイクに搭載されています。
バイクでエアサスを装着するメリットとは?
エアサスを装着したバイクは、走行時の「乗り心地の良さ」が最大のメリットでしょう。ストロークによってエアが圧縮し、その反発を増すことで走行時の衝撃を吸収するため、振動が少なくなめらかな走行が可能になります。
乗り心地の良さによって長時間の走行でも疲れにくく、安全性を保った走行ができるのもエアサスの魅力です。タンデムのツーリングや積載をするキャンプツーリングをする際は、エアサスを装着するメリットを最大限に得られるでしょう。
エアサスは故障しやすいのは本当?

エアサスが故障しやすいといわれる原因として、以下の3点が考えられます。メンテナンスで故障を防ぐことができるので、定期的に点検することが大切です。
エア圧の調整
エアサス内には高圧のエアが入っており、少し漏れただけで圧が大きく変わってしまいます。エアサス内の空気圧が下がったまま走行すると、エアサスの故障につながるので注意が必要です。エアサスを装着したバイクに乗る場合は、エアサスポンプを使い適度な圧を保ちましょう。
エアタンクの水分
エアタンクの水分がシリンダーに入ると、Oリングがすぐにヘタってしまいます。そのため、エアタンクを外して水分を抜くか、フィルターを付ける必要があります。
接続部分のエア漏れ
エアサスのシステムが古いものは、バルブやフィッティングなどの部品が多く、その部品がエア漏れの原因になることがあります。新しいエアサスシステムは部品数が格段に減っており、エア漏れのリスクを軽減するメリットがあります。エアサスは5年程度で摩耗するので、修理するより買い替えてしまうのがおすすめです。
また、ホースをハサミで切る方も少なくありませんが、切った断面がまっすぐでないことでエア漏れが起きてしまいます。ホース専用カッターを使うだけでエア漏れを防げるので、エアサスを装着する際は注意しましょう。
まとめ
本記事は、2019年6月28日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。