バイクを汚れ知らずに！ワックスによるコーティングで綺麗を維持しよう｜グーバイクマガジン -公式サイト-

綺麗なバイクで走ると気持ちがいいものです。とはいえ、風雨にさらされ、花粉や砂を日夜かぶってしまうのもバイクの特性です。気が付いたら、「愛車がホコリだらけでなんだか、くすんで見える……！」ということになるかもしれません。

ここでは、ワックスによるコーティングの効果や具体的なコーティング方法を紹介していきます。

コーティングの効果

コーティングの効果は大きく分けて、2つあります。まず、車体にコーティングをすることで、汚れが付きにくくなるという効果があります。汚れが付きにくくなると、ワックスがけをした後の手入れ・メンテナンスは非常に簡単に行えるようになります。つまり、汚れ防止の役目があるのです。

もう一つは、傷消し効果です。最近のコーティング剤やワックス剤には研磨剤が含まれているタイプも多いので、磨けば磨くほど小さい傷が消えます。さらに、錆を取り去ることで、それ以上の錆の繁殖を防ぐことが出来るので、錆の予防にもなります。

ワックスのかけ方

まず、水洗いをして、だいたいのホコリや砂を落としていきます。一部のパーツは、水をかけてしまうと故障する原因になるので、マフラーやエアクリーナーには決して水をかけないようにしてください。

水流は弱めで大丈夫です。強めの水圧で洗浄する場合は、タンクではなくフェンダーの裏側等、圧力がかかっても傷が付きにくい場所に限定してください。

水洗いの後は、バイク用シャンプーで汚れを取っていきます。脱脂をして（シャンプー剤が脱脂剤を兼ねている場合もあります）、水で流し、マイクロファイバータオルで優しく拭き上げ、必要な部分のグリスアップをしたら、ワックス前の準備はひとまず完成です。

固形ワックスの場合

固形ワックスの場合は、いろいろなやり方がありますが、よくあるのはワックスを線上に塗った後、延ばしていく方法です。濡らしたスポンジ等に適量を取り、塗り延ばした後に布で拭き上げます。

拭き上げが終わると、車体に深い独特の艶が出ます。ただし、うっかりシート部分にワックスを付けてしまうとシミになってしまい、しかも取りにくいため十分注意してください。

液体ワックスの場合

その点、液体ワックスの方が取り扱いは簡単です。固形ワックスのようにうっかり意図しない箇所へ延ばしてしまうミスは少ないです。また、固形ワックスは固いので塗りにくいですが、液体の場合は比較的塗りやすいと言えます。

液体ワックスは固形ワックスと違い、研磨剤が含まれているものや、汚れ落とし効果がプラスされたもの等、種類も豊富です。手軽にワックスがけをしたい場合は液体ワックスをおすすめします。

ゴワゴワしたタオルで拭いてしまうと傷が付く可能性がありますので、柔らかいタオルで拭いて仕上げてください。

ワックスの種類

ワックスには固形、クリーム、液体、スプレー等、いくつかの種類があります。それぞれの特徴を紹介していきます。

固形ワックス

固形ワックスは昔ながらのワックスで、カルナバロウという主原料から構成されています。カルナバロウはヤシの木の実から取れる油脂ですが、そのままではワックスとしては使えないので、植物油や石油系溶剤等をブレンドし、固形にしています。

固形ワックスは比較的光沢が出やすいので、輝くような美しい仕上がりを重視する方におすすめです。

スプレータイプ

スプレータイプは、その使い勝手の良さが一番の魅力ではないでしょうか。泡の拭き取りが楽で、作業に手間があまりかかりません。水洗いなしで使えるものもあるので、なかなか洗車出来ない方にもおすすめです。

液体タイプ

液体タイプは、シャンプーの中にワックス成分が入っており、ワックスがけとシャンプーが一度に出来る製品が多いです。シャンプーはするけれど、ワックスは少々面倒という方には、一度でシャンプーとワックスがけが済むので非常に楽です。

クリームタイプ

研磨剤ではなく、界面活性剤で汚れを落とすタイプのワックスです。カルナバロウ等の油脂が配合されており、油脂の持つ光沢を出すことが出来ます。汚れ落としよりも、艶出しを重視する方、固形ワックスは手間がかかるイメージのある方に最適です。

おすすめのワックス

最後に、おすすめのワックス3種類を紹介します。

「バイククイックシャイン」（モータウン）

時間をかけず、さっとお手入れしたい方向けには、汚れ落としとワックスを兼ねた「バイククイックシャイン」（モータウン）がぴったりです。水洗いしなくても使えるのですが、念のため水でさっとバイク表面のホコリを落としてからの使用をおすすめします。

「ワコーズQWクイックワックス」（ワコーズ）

「ワコーズQWクイックワックス」（ワコーズ）も、汚れ落としとワックスが一緒になっています。超微粒子α-セラミックが頑固な汚れも落としてくれます。

「バリアスコート」（ワコーズ）

「顔が映り込むくらいピカピカにしたい！」という方には、「バリアスコート」（ワコーズ）がおすすめです。洗車後に吹き付けて、拭いて伸ばすだけで、美しい光沢を得ることが出来ます。

まとめ

ワックスは様々な種類や製品がありますが、目的や好みに合わせて、最適な製品を選んでください。ワックスがけで愛車の汚れや錆を防いで、綺麗な状態を維持しましょう。

本記事は、2017年11月30日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。