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バイクのバッテリー充電器を使うメリットとは?選び方やおすすめ商品も紹介

近年では、エンジンをかける以外にも、さまざまな電装品にバイクのバッテリーが使われるようになりました。こうしたなかで、バイクのバッテリー充電器を使うことは、愛車のメンテナンスとして非常に大切です。

今回は、まず、バイクのバッテリー充電器が必要とされる理由やメリット、価格帯などを解説します。記事の後半では、バイクのバッテリー充電器の使い方、失敗しないバッテリー充電器の選び方、おすすめのバッテリー充電器を紹介します。

バイクのバッテリー充電器とは?

バイクのバッテリー充電器とは、その名のとおり、二輪車の弱ってしまったバッテリーを充電する機器の総称です。

バッテリー充電器は必要?

まず、バイクのバッテリーは、内蔵されているオルタネーター(発電機)によって、走行中に充電される仕組みです。多くのバッテリーは、約30分の走行で充電されるといわれています(時速60kmで約30kmの走行を想定した場合)。

関連記事:バイクのバッテリーはどれくらい走行すれば充電できる?

こうした話をすると、「発電機がついているなら、バイクにバッテリー充電器は不要ではないか?」と感じる人もいるかもしれません。しかし、多くのバッテリーは、乗っていない間の自然放電によって次第に電力が弱っていくのが一般的です。

そのため例えば、週末のツーリングしかバイクの乗る機会がない、あるいは寒い真冬は車庫にバイクを保管しておくといった場合、次の乗車時にバッテリーが弱っている可能性がかなり高いのです。

自然放電は、バッテリーの寿命を縮める原因になります。そのため、バッテリーを長持ちさせるには、自分で充電器を購入し、定期的なメンテナンスをするのがおすすめです。

バッテリー充電器を使うメリット

バッテリー充電器を使う最大のメリットは、先ほど紹介したバッテリーを長持ちさせやすくなることです。

このほかには、いわゆるバッテリー上がりに自分で対処できるようになることも、大きなメリットになります。例えば、ヘッドライトや電装系アクセサリーのつけっぱなしでバッテリーが上がった場合も、自分で対処ができれば、ツーリングなどに早く出発できるようになるでしょう。

バッテリー充電器の価格帯

バイクに使えるバッテリー充電器の価格帯は、5,000円~10,000円が相場です。ただし、具体的な金額は、対応可能なバッテリーの種類や機能によって異なります。

バッテリー充電器は、小さな工具などと比べて安いものではありません。しかし、バッテリーの寿命を長持ちさせるとともに、万が一のトラブルに備えられると考えれば、買っておいて損のないものとなるでしょう。

バッテリー充電器の使い方

バッテリー充電器の使い方

バッテリー充電器を使うときには、以下の流れで作業を行ないます。このなかで最も大切なのは、「ケーブルを外す順番」と「クリップをバッテリーに接続する順番」です。2つの手順を間違えると、感電の恐れがあります。注意しましょう。

  1. 端子からケーブルを外す
    ケーブルを外す順番は、「−のあとに+」です。マイナスを先に外す理由は、マイナス側の電気が、車体の金属部分に流れるボディアースだからです。
  2. バッテリーを車体から外す
    ゴムバンドなどを外したあと、バッテリー自体を車体から外しましょう。バッテリーには重量があるため、注意してください。
  3. 充電器のクリップをバッテリーに接続する
    充電器をバッテリーにつなげる順番は「+のあとに−」です。それぞれのクリップをつなぎ終えたら、極性が合っているかをチェックしましょう。
  4. 充電器のスイッチを入れて充電を開始する
    各充電器の取扱説明書のやり方にしたがって、充電を行ないます。充電が終わったら、逆の手順でバッテリーを充電器から外し、車体に戻しましょう。

関連記事:バイクのバッテリーの適切な充電タイミングや充電方法は?

おすすめのバッテリー充電器4選

バイクに使えるおすすめのバッテリー充電器を4つ紹介しましょう。

SUPER NATTO 全自動12Vバイクバッテリー充電器 BC‐GM12‐V

バイク初心者からの声を形にしたバッテリー充電器です。12Vのすべての鉛バッテリーに対応しています。この充電器の大きな特徴は、万が一プラスとマイナス極を逆に接続してもショートしない逆接保護機能が搭載されている点です。ケーブルを外す・接続する手順が心配な初心者でも安心です。

定期的にバッテリーをチェックし、電圧低下した場合は、自動で充電する機能もあります。この充電器を使えば、冬などに長くバイクに乗らない期間がある人も、バッテリー上がりを防ぎやすくなるでしょう。

充電方式 記載なし
対応バッテリータイプ 12Vのバイクエンジン始動用バッテリー専用、すべての鉛バッテリーに対応可能(密閉型、開放型、シールド型、MF型、AGMタイプ、GELタイプ)
特徴的な機能 逆接保護機能、全自動充電、エラー完全保護、IP65の防塵防滴仕様
重量 220g
販売メーカー・ブランド スーパーナット(SUPER NATTO)
価格(目安) 2,780円

Ausonia バッテリー充電器

バイクから草刈り機、普通自動車と、幅広い範囲に利用できる充電器です。以下のように豊富な安全保護機能があるため、メンテナンス初心者にも使いやすい商品になります。

  • 過電流保護
  • 過電圧保護
  • 逆接保護
  • 短絡保護
  • 過熱保護

充電器を接続して放置するだけの全自動充電なので操作も簡単です。

充電方式 不明
対応バッテリータイプ 12V 2Ah-100Ah のPb / SLA / VRLA / GEL / AGM鉛蓄電池
特徴的な機能 インテリジェントマイコン制御、自動充電、過電圧/過電流保護 など
重量 450g
販売メーカー・ブランド Aozonyoi
価格(目安) 2,299円

デイトナ(Daytona) バイク用 バッテリー充電器 スイッチングバッテリーチャージャー

2.3Ah~28Ahのバッテリー容量に対応できる充電器です。バッテリーを装着状態で充電可能なモデルになります。真冬などにバイクを長期保管する間の定期的な充電を考える人にもおすすめです。

旧モデルと比べると、液晶表示もわかりやすくなり、充電プログラムも最適化されています。コンパクトであるとともに、IP65相当の防塵・防滴仕様となっているため、ロングツーリングなどに充電器を持ち歩く際にもおすすめとなるでしょう。

充電方式 不明
対応バッテリータイプ 開放型、密閉型、ジェル
特徴的な機能 5ステージ充電、サルフェーション除去機能、IP65相当の防滴・防塵仕様 など
重量 560g
販売メーカー・ブランド デイトナ(Daytona)
価格(目安) 5,000円

メルテック(meltec) バッテリー充電器 SC−1200

12Vの電圧であれば、バイク~大型トラックまで充電できる商品です。車両からバッテリーを外さず、そのままの状態で充電を行なえます。この充電器には、バッテリー診断のほかに4つの充電機能が搭載されています。自動充電機能もあるため、診断内容から理想的な選択が難しい人でも、簡単に使える充電器となるでしょう。

見やすいデジタル表示モニターとLEDインディケーターもついているため、バッテリーもしくは充電器のエラー・トラブルも容易に把握可能です。

充電方式 定電流定電圧/オート充電方式
対応バッテリータイプ 開放型、密閉型、ドライセル12Vバッテリー
特徴的な機能 電圧保持テスト機能、接続確認機能、バッテリー診断機能、充電セレクト機能 など
重量 1,6kg
販売メーカー・ブランド メルテック(meltec)
価格(目安) 5,783円

失敗しないバッテリー充電器の選び方

バイクのバッテリー充電器には、さまざまな種類があります。購入する種類を誤ると、電装系部品が壊れたり、発火や爆発の恐れがあります。ここでは、バイクにおけるバッテリー充電器選びのポイントを確認しましょう。

バッテリータイプに適合する充電器を選ぶ

バイクに搭載されているバッテリーには、以下3つの種類があります。

  • 鉛バッテリー(開放型):古くからあるスタンダードなバッテリー、蓋が開けられる構造
  • 鉛バッテリー(メンテナンスフリー型(密閉型)):バッテリー液がほとんど減らない構造
  • リチウムイオンバッテリー:新型の高性能バッテリー、鉛に比べて非常に軽い

バッテリー選びで注意が必要となるのは、鉛バッテリーの開放型と密閉型についてです。まず、古くからある開放型の鉛バッテリーには、密閉型専用の充電器も使えます。一方で、密閉型バッテリーは、開放型専用の充電器は使えません。密閉型バッテリーに開放型専用をつなぐと、爆発の可能性があります。注意しましょう。

リチウムイオンバッテリーの場合は、鉛バッテリーとは大きく構造が異なります。リチウムイオン専用の充電器を購入しましょう。

バッテリーの容量で選ぶ

バイクにおけるバッテリー容量は、排気量によって異なります。一般では、以下の容量になっています。愛車のAhをカバーできる充電器を選びましょう。

  • 50cc:3Ah程度
  • 250cc~400cc:8~10Ah程度
  • 1,000cc:12Ah程度
  • 2,000cc:30Ah程度

機能の充実度で選ぶ

利便性を求めるなら、機能の充実度にも注目しましょう。以下のような便利な機能を備えたバッテリー充電器もあるので、バッテリー充電器選びの際に注目してみてください。

  • トリクル充電:微弱電流で充電を行ない、満タンになったあとも微弱電流で満充電を保つもの
  • サルフェーション除去機能:バッテリーの電極に付着するサルフェーションというゴミのようなものを溶かせる機能

関連記事:バイクのバッテリーの適切な充電タイミングや充電方法は?

まとめ

バイクのバッテリーは、自然放電によって少しずつ電力が弱くなっていきます。

自然放電したバッテリーを放置すると、セルをまわしてもエンジンがかからなくなるバッテリー上がりの状態になるかもしれません。また、バッテリーそのものの寿命が短くなるため、バッテリー充電器を購入して定期的な充電が必要となるでしょう。

バッテリー充電器を買うときには、開放型・密閉型・リチウムイオンなど愛車のバッテリーの種類に合うものを選びましょう。バッテリー容量も大切なチェック項目です。

バッテリー充電器を使うときには、ショートを防ぐために「外すときはマイナスから、付けるときはプラスから」を守りましょう。

自分ではバッテリー上がりのトラブルを解消できない、定期的な充電などのメンテナンスは専門店にお願いしたいなどの場合は、バッテリー交換実績の豊富なバイクショップに相談してみましょう。

本記事は、2022年5月30日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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