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バイクのメンテナンス頻度はどのくらい?エンジンと足回りを中心に解説

愛車を安全な状態に保つためには、バイクの一般的なメンテナンス頻度を知っておくことが重要です。しかし、最近バイクに乗り始めたばかりの初心者だと、メンテナンス用語が多すぎて何を基準にしたら良いのかわからないこともあるでしょう。

そこで本記事では、バイクの点検の特徴と、特に項目数の多いエンジン・足回り関係のメンテナンス頻度を解説していきます。

バイクのメンテナンス頻度はどのくらい?

バイクのメンテナンス頻度は、点検の種類やパーツ、バイクの乗り方などによって変わります。バイクの点検には、大きく分けて法定点検と任意点検がありますので、それぞれどういったものか説明します。

バイクの法定点検とは?

法定点検とは、道路運送車両法で義務付けられた点検の総称です。法定点検の正式名称は「定期点検整備」といい、細かいルールが定められています。
法定点検はバイクショップなどの専門店で行ない、バイク購入から12ヵ月後に行なう12ヵ月点検では33項目、24ヵ月後に行なう24ヵ月点検は52項目をチェックすることになります。

  • ブレーキ関連の制御装置
  • タイヤやホイールの走行装置
  • サスペンションの緩衝装置
  • エンジンや冷却水などの原動機
  • 排ガス関連
  • フレーム など

法定点検はバイクにトラブルが生じないように、安全に走行する目的で行なう点検・整備です。そのため、バイクが公道を走るための保安基準に適合しているかどうかをチェックする車検(自動車検査登録制度)とは本質的に異なります。

法定点検は受けなくても特に罰則はありませんが、法定点検が未実施の場合はメーカー保証が受けられなくなる可能性があるため注意しましょう。

専門店による法定点検や車検内容に興味がある方は、以下のページも確認してみてください。

定期点検の作業実績一覧

バイクの任意点検とは?

任意点検とは、安全かつ快適にバイクを走行させる目的で、ライダー自身が任意で行なうセルフメンテナンスのことです。任意点検も、チェック内容や部品交換の頻度はパーツによって異なります。

任意点検には法定点検のような法律の定めがないため、ライダーの走り方によっても頻度が変わります。そのため、以下のような走行距離を目安にして行なわれるのが一般的です。

<走行距離>

  • 1,000kmごと
  • 1,500kmごと
  • 3,000kmごと
  • 5,000kmごと
  • 6,000kmごと
  • 1万kmごと など

任意点検を行なうタイミングには上記のような目安がありますが、基本的にはライダーが自主的に行なう点検です。誰かが時期を知らせてくれるわけではないので、タイミングを逃してしまう可能性もあります。

バイクのエンジン関係と足回り関係のメンテナンス頻度

バイクのエンジン関係と足回り関係のメンテナンス頻度

任意のメンテナンスが必要なパーツは、一般的なものだけで約30種類もあります。ここでは、最も項目数が多いエンジンと足回りを中心に、理想的なメンテナンス頻度を紹介します。

エンジン関連パーツのメンテナンス頻度

エンジンオイル

エンジンオイルは4サイクルの新車の場合、初回は1,000km、それ以降は6ヵ月もしくは3,000~5,000kmごとに交換します。2サイクルの場合は、交換ではなく定期的に補充することになります。

オイルフィルター

オイルフィルターは、エンジンオイルの交換を2~3回行なうタイミングで1回交換します。エンジンオイルを交換する際に毎回オイルフィルターも交換してしまうと、オイルフィルターの性能をしっかりと発揮できないため、上記のペースを守りましょう。

プラグ

プラグ交換は走行距離3,000~5,000kmごとに1回の頻度で行ないます。中心電極がテーパーした形状のイリジウムプラグの場合は、走行距離9,000kmごとに交換するのが一般的です。

足回り関連パーツのメンテナンス頻度

タイヤ

タイヤの交換頻度は、バイクの乗り方や種類によって変わります。もし、ひび割れやスリップサインを見つけたら、なるべく早く交換するようにしましょう。サイドウォール部分のひび割れは、空気が徐々に抜ける原因になるため注意が必要です。また、空気圧点検は毎月1回行なうのが理想です。

ブレーキパッド

ブレーキパッドの交換頻度も、タイヤと同様にバイクの乗り方や種類によって変わります。ブレーキパッドは、摩材の残量が2~3mmほどになったときを目安に交換するのが理想です。なかには、走行距離1万km前後でブレーキパッドをチェックするライダーも多くいます。

チェーン

チェーンは、走行距離2万km前後がメンテナンスの目安です。ただし、価格が安く重量も軽いノンシールチェーンの場合は、走行距離5,000km前後で交換する必要があります。

また、チェーンのメンテナンスを行なうのは、Oリングが飛び出している、ラインがきれいではない、といった見た目を目安にするとわかりやすいでしょう。交換の際に部品を外す手間などを考慮し、スプロケットと同時に交換する方法もおすすめです。

ディスクローター

ディスクローターは、走行距離3万km前後が交換の目安です。表面をなでたときに凹凸がある場合や、サービスマニュアルに書かれた厚さを満たさない場合も交換が必要となります。ブレーキの効きが悪くなったり、ディスクから異音が聞こえたりしたときも、必ずチェックしましょう。

まとめ

バイクのメンテナンス頻度は、点検の種類やパーツによってタイミングが異なります。道路運送車両法で定められた法定点検は、バイク購入から12ヵ月目と24ヵ月目の2回行なわれます。ライダーが任意で行なう任意点検の場合は、走行距離もしくは走行期間を目安にするのが一般的です。これらの点検を忘れやすい人は、点検実績の多い専門店に相談するとよいでしょう。

本記事は、2020年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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