バイクは乗らなくてもオイル交換が必要って本当?交換時期の目安を解説
「バイクは乗らなくてもオイル交換が必要」という話を聞いたことがあるでしょうか?バイクに乗っていないのならオイル交換は不要そうに思えますが、実はこの話は本当です。
このページでは、「なぜバイクに乗らなくてもオイル交換が必要なのか」について解説していきます。
バイクは乗らなくてもオイル交換が必要
バイクに乗っていなければオイルが劣化することはなさそうですが、実はただ放置するだけでもオイルは次第に劣化していきます。これは空気中の水分がオイルを変質させるためです。
こうした理由から、走行距離だけでなく時間の経過によってもオイルが劣化していくため、「バイクに乗っていなくてもオイル交換が必要」だと言われています。
バイクのオイルが劣化する理由

先ほど解説したように、オイルは空気中の水分を吸収して劣化します。劣化が進行すると、白く濁り乳化と呼ばれる現象を起こします。
このような性質から、エンジンオイルは乗っている時より、むしろ乗っていない時のほうが劣化は早まります。なぜなら、定期的にエンジンをかけて熱を加えていたほうがオイル中の水分が蒸発するからです。
買い物など、少ししか走らないですぐにエンジンを切ってしまうような乗り方を俗に「ちょい乗り」と呼びますが、「ちょい乗りはエンジンに良くない」という話を聞いたことはないでしょうか?これは前述の理由と同じで、エンジンオイルが暖まらないため、オイル中の水分を蒸発させられないことが原因です。
バイクのエンジンオイルを気づかうのであれば、定期的にツーリングするなどしてオイル中の水分を飛ばすことを意識するといいでしょう。
バイクのオイル交換の時期目安
バイクのエンジンオイルを交換する目安はいくつかあり、以下のような確認方法があります。
このうち、走行距離と経過時間は一般的にも言われている目安だと思います。一般的に走行距離は2,000~3,000kmごとの交換、時間では3ヶ月~6ヶ月ごとの交換が推奨されています。どちらかが交換の目安に達したら、エンジンオイルを交換するようにしましょう。
次にエンジンオイルの色ですが、これは真っ黒になったら交換時期だと判断できます。最初は透き通った黄色や緑(色はオイルによる)をしていますが、次第に濁っていき、最後は真っ黒になります。濁っている程度ではまだ大丈夫ですが、明らかに真っ黒であれば交換を検討しましょう。
この他にもエンジンオイルの劣化は体感でも感じることができ、エンジンの回転数が上がりにくくなるなどの症状が現れます。なんとなく吹け上がりが悪いなと感じたらエンジンオイルをチェックしてみましょう。
まとめ
本記事は、2019年9月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。