バイクのメンテには資格がないと法律違反？バイク整備士とは？｜グーバイクマガジン -公式サイト-

自動車の整備は整備士へ依頼するイメージがありますが、「バイクのメンテを自分でするのに資格は必要ないの？」と疑問に思ったことはないでしょうか。
今回は、バイクのメンテに資格は必要なのか、趣味でバイクの整備をしてもよいのか、バイクの整備士が持つ資格などについてご紹介していきます。

バイクのメンテに資格は必要ない！

結論からいえば、バイクのメンテに必要とされる資格は特にありません。バイクだけでなく、自動車の整備やメンテにも資格は必要なく、「自動車やバイクの整備はドライバーがするもの」と法律でも定められているのです。
整備士の資格はメンテに必要な資格というよりも、整備を事業とする際に必要な資格となります。自宅で料理をして人に振る舞う行為は資格を取らなくてもできますが、飲食店を営業しようとすれば許認可が必要となるのと似ています。

バイクのメンテにあると嬉しい資格【二輪自動車整備士】

自分が乗るバイクのメンテは資格がなくてもできますが、バイクの整備やメンテのスペシャリストを証明する資格として「二輪自動車整備士」があります。
二輪自動車整備士の資格は1級から3級まであり、一番初歩的な3級の受験資格を取得する場合でも、1年以上の実務経験か整備士養成学校を卒業する必要があります。
「バイクのメンテ技術を高めたい」という理由だけで取得を目指すには少しハードルの高い資格ですが、将来的にバイク整備を仕事にしたいと考えるなら、二輪自動車整備士を目指してみるのもよいでしょう。

バイクのメンテに資格は必要ないけれど、要注意！

バイクのメンテに必要な資格はないとはいえ、好き勝手な改造を施してよいことにはなりません。軽微な改造であっても場合によっては違法にあたるケースもあるため、不安な場合は運輸局へ問い合わせてみるとよいでしょう。
また、自己流のメンテを行なったり、初心者がいきなり難易度の高い整備をしたりするのもおすすめしません。自分自身が事故を起こすリスクはもちろん、他者を巻き込むことにもなりかねないため、特にエンジンやブレーキ部分など、走行に重要な部分の無謀な整備やメンテは控えた方がよいでしょう。
メンテに自信がなければショップで相談に乗ってもらったり、難しいと感じるメンテはプロに依頼したりするのがよいでしょう。

まとめ

• バイクも自動車も、メンテをするのに必要な資格はない
• バイクの整備士として働きたいなら、二輪自動車整備士の資格が必要
• 整備士の資格がなくてもメンテは可能だが、無謀なメンテは事故のリスクを増やすので注意が必要

本記事は、2019年9月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。