バイクのステムの選び方や交換方法についてご紹介
ステムとはステアリングステムの略でフロントフォークやハンドルを固定するための重要な役割をもっているパーツです。ステムはフレームとフロントフォークを繋ぐ、「トリプルツリー」とハンドルを接続するための「トップブリッジ」で構成された総称として呼ばれることが多いです。トリプルツリーとトップブリッジはステムキッドとして発売されています。今回はステムについて選び方や交換する場合はどうすればいいのか解説していきます。
ステムの選び方とは?

ステムキットを購入の際には以下の3点を確認してから選ぶようにしましょう。
フォークピッチの確認
フォークピッチとは2本あるフォークの円の中心から中心までの距離のことです。
フォークピッチの距離が長い程、より太いタイヤやホイールを履くことが可能となります。モンキーを例であげますと、173mmと199mmが主流となっています。199mmではより太いタイヤやホイールが履けます。
オフセットを確認
オフセットとはフォークの円の中心からステムシャフトの円中心までの距離です。
この距離が長い程タイヤとエンジンの距離が長くなります。この距離を広くしておくことでフォークが沈んだ時にタイヤと接触することを防ぐことができます。こちらもモンキーを例にあげると40mmと55mmが主流となります。55mmは大径のホイール・タイヤに向いています。
フォーク径のサイズを確認
フォーク径の確認もしておきましょう。フォーク径とはその名前の通りフォークの直径のことです。
使用するフォーク径とステムのフォーク径が一致していなければ使うことができません。カスタム以前の問題ですので必ず確認しておきましょう。
ステムの交換方法について
ステムのセルフでの基本的な交換手順は以下となります。
基本的に必要な工具はボックスレンチとなります。
しかし、車種によってヘッドライトやメーターなどを外す必要もあります。
また、トップブリッジボルトを外す際はかなり硬い場合もあり、初心者で不安がある場合はショップなどに相談して見積もりをもらうようにしましょう。
まとめ
今回はステムについて解説してきました。
ステムはバイクを運転する際には重要な役割があるだけでなく、好みのカスタマイズにも影響してきます。
特にサイズを間違ってしまうと使用することもできないため、間違った選び方をしないように慎重に選びましょう。
本記事は、2019年1月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。