バイクタイヤ交換の工賃は持ち込みだと安い?セルフほか交換方法と費用
バイクのタイヤは、乗り心地や操作性を左右する重要なパーツです。タイヤが劣化していると濡れた路面などでスリップし、大きな事故につながるなど大変危険です。そのため、タイヤが寿命を迎えたり、劣化していたりする場合は早めに交換する必要があります。
バイクのタイヤ交換を専門店に依頼すると、タイヤ本体のほかに工賃や廃タイヤの処分費用などがかかります。依頼するお店によって価格は異なるため、事前に確認したうえで選ぶことが大切です。
この記事では、バイクのタイヤ交換を安くする方法や、タイヤの価格・工賃の相場について解説します。
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タイヤ交換のタイミング
タイヤ交換の費用を紹介する前に、交換のタイミングについて簡単に解説します。バイクのタイヤ交換のタイミングとしては、以下2つが考えられます。
スリップサインが出たとき
1つ目は、スリップサインが出たときです。スリップサインとは、ホイール横のタイヤ側面にある三角のマークのことです。マークは溝内にある突起の位置を示しており、タイヤの交換時期を知らせる役割を担っています。摩擦などの影響によって、突起が溝の高さと同じになったときが交換のタイミングです。
スリップサインが表面に現れると、残りの溝の深さは0.8个砲覆辰討い覯椎柔があります。溝が0.8侈にの状態では車検を通すことができず、スリップサインが現れたまま走行すると道路交通法の違反で反則金が科せられることもあります。
そのため、1つでもスリップサインが現れていたら、速やかにタイヤを交換してください。正確な溝の深さは、「デプスゲージ」と呼ばれる道具を使うことで計測可能です。デジタル表示のデプスゲージを使えば簡単に測れるため、乗車前にチェックする癖をつけておくとよいでしょう。
タイヤが寿命を迎えたとき
2つ目は、バイクのタイヤが寿命を迎えたときです。ほとんどのメーカーは、タイヤの寿命の目安を以下のようにしています。
※タイヤの寿命目安は、各メーカーによって異なります。
タイヤは劣化すると、ゴムが硬化してひび割れや破裂が起こる恐れがあります。製造年数から5年を過ぎたら、定期的な点検を行なうようにしましょう。
寿命を迎えた場合は、たとえ溝が残っていてもパンクや事故が起こる危険性が高いため、早めの交換をおすすめします。タイヤ交換のタイミングに関する詳細は、以下の記事を参考にしてみてください。
バイクのタイヤ交換はどこでできる?
バイクのタイヤ交換は、おもに以下の4つの場所で行なえます。
それぞれの特徴やメリットを見ていきましょう。
バイク販売店
ほとんどのバイク販売店ではタイヤ交換を実施しており、資格を持った整備士が作業するため安心です。また、交換時にバイク全体の点検やメンテナンスも受けられるため、安全性を重視する方におすすめです。ただし、ほかの方法に比べて費用がやや高くなる場合がある点に注意しましょう。
タイヤショップ
タイヤショップでは安くタイヤを購入することができ、即日交換が可能なケースが多いのが魅力です。タイヤ専門店だけに作業が早いため、短時間で交換を済ませたい方に向いています。ただし、スタッフがバイクの整備全般に詳しいとは限らない点には注意が必要です。
ガソリンスタンド
一部のガソリンスタンドでもタイヤ交換を行なっています。工賃が比較的安く、対応が迅速なため、ツーリング先で急にタイヤ交換が必要になった場合など、緊急時に便利です。ただし、すべての店舗で対応しているわけではありません。車のタイヤ交換のみ対応している店舗もあるため、事前に確認しましょう。
自分で交換
タイヤをインターネットや販売店で購入し、自分で交換する方法もあります。工賃を抑えられるのが最大のメリットですが、専用の工具や技術が必要になるため、初心者には難易度が高い方法です。また、適切に作業しないと事故につながる可能性があり、不安がある場合はプロに依頼するか、経験者と一緒に行なうと安全です。
タイヤを交換する方法

バイクのタイヤを交換する方法は、大きく以下の3つに分かれます。
それぞれのメリット・デメリットや費用について、詳しく解説します。
店頭で購入して交換を依頼する

店頭でタイヤを購入して、そのまま交換を依頼する方法です。バイクの販売店やタイヤショップなどでは、タイヤ交換も受け付けていることがほとんどです。ただし、タイヤの選択肢が限られるといったデメリットもあります。
店頭で購入して交換を依頼する場合のメリット・デメリット
バイク販売店やタイヤショップでは、ほとんどの場合タイヤ交換が可能です。特に、バイク販売店ではプロの整備士が作業するため、技術的な不安がなく安心して任せられます。また、交換時にバイク全体の点検やメンテナンスを受けられることもあり、より安全性を確保できるのがメリットです。
ただし、インターネットでの購入に比べてタイヤの価格が高く、選べるラインナップが限られている点はデメリットだといえます。さらに、スタッフはタイヤ交換以外にも多くの業務を行なっているため、待ち時間が長くなることも少なくありません。
店頭で購入して交換を依頼する場合の費用
店頭でのタイヤ購入費用に加えて、タイヤ交換の工賃が必要です。工賃の相場は、前後タイヤ交換で5,000円~1万円程度ですが、店舗や車種によって異なります。大型バイクや特殊なホイールを使用する場合は工賃が高くなるケースもあるため、事前に料金を確認しておくのがおすすめです。
店頭で購入して交換を依頼する場合の所要時間
作業時間は20分~1時間程度が目安ですが、繁忙期や予約状況によってはさらに長くなることもあります。特に週末や連休中は、待ち時間が発生する可能性が高いため、できれば飛び込みでの依頼ではなく、あらかじめ希望の時間で予約しておくとよいでしょう。
在庫を豊富に取りそろえているタイヤショップであれば、即日交換してもらえるケースもあるため確認してみてください。
インターネットで購入して持ち込みで交換を依頼する
店舗によっては、事前にインターネットでタイヤを購入し、持ち込みで交換を依頼できます。タイヤの価格は店頭よりもインターネットのほうが安く、種類も豊富です。
インターネットで購入して持ち込みで交換を依頼する場合のメリット・デメリット
インターネットでタイヤを購入すると、店頭よりも安く購入でき、多くのメーカーやモデルから選べる点が魅力です。さらに、店舗の在庫に左右されることなく、自分のバイクに適したタイヤを厳選し、費用を抑えて購入できます。
ただし、持ち込みを受け付けていない店舗もあるため、事前確認が必須です。また、持ち込み工賃が高くなるケースが多く、タイヤを運ぶ手間がかかる点もデメリットといえます。
インターネットで購入して持ち込みで交換を依頼する場合の費用
インターネットでタイヤを購入すると、その代金に加えて、タイヤ交換を依頼する際の持ち込み工賃が発生します。持ち込み工賃の相場は1万円以上になることもあり、店舗で購入した場合よりも高くなるのが一般的です。
なぜなら持ち込みの場合、店舗側のタイヤ販売での利益がなくなってしまうからです。タイヤショップやバイク販売店のほうがお得になることが多いため、店舗に直接確認してから決めることをおすすめします。
また、工賃は、ホイールを外してから持ち込むと安くなりますが、店舗によっては変わらない場合もあるため注意が必要です。
加えて、廃タイヤの処分料がかかる場合があります。料金は店舗ごとに異なるため、事前に持ち込み可能かどうかチェックする際に、工賃も併せて確認しておきましょう。
なお、インターネットで購入したタイヤを直接店舗に送って、タイヤ交換ができるプランを設けている店舗もあります。予約しておけばスムーズにタイヤ交換をしてもらえるため、事前に時間を決めておきましょう。
インターネットで購入して持ち込みで交換を依頼する場合の所要時間
作業時間は20分~1時間程度ですが、予約の有無や店舗の混雑状況によって変動します。予約をしておけば、スムーズに交換が進むでしょう。特に、ガソリンスタンドは作業が速い傾向があるため、迅速に交換したい場合は候補に入れることをおすすめします。
インターネットで購入して自分で交換する

バイクのタイヤ交換に慣れている方であれば、インターネットで購入して自分で行なうのも一つの方法です。しかし、専用の工具や知識が必要なため、不慣れな場合は時間がかかることがあります。また、交換中にミスや破損が発生すると、転倒やバーストなどの事故につながる危険性があり、十分注意が必要です。
インターネットで購入して自分で交換する場合のメリット・デメリット
自分でタイヤ交換を行なうメリットは、工賃がかからないことです。タイヤ本体の費用だけで済むため、少しでも費用を抑えたい方におすすめの方法といえます。
しかし、専用の工具が必要で、初心者には難易度が高くなります。初めて行なう際は、ビードブレーカー・タイヤレバー・レンチなど、さまざまな工具をそろえるための初期費用がかかることを考慮しておきましょう。
また、タイヤ交換に慣れていない場合は、時間がかかったり作業中に失敗したりする恐れもあります。取り付け不良など作業工程にミスがあると、ホイールやタイヤを傷付けたり、転倒やバーストなどの事故につながったりする危険性も考えられます。
たとえ交換はできても、「ホイールが傷だらけになってしまった」というケースも少なくありません。タイヤ交換には、ある程度の技術が必要になるため、少しでも不安があれば専門店に依頼することをおすすめします。
インターネットで購入して自分で交換する場合の費用
工具がそろっていれば、タイヤの購入費用のみで済むため、費用を大幅に抑えられます。ただし、必要な工具を購入する場合、初期投資が必要です。タイヤレバー、ビードブレーカー、トルクレンチなどをそろえると、予想以上にコストがかかることもあります。長期的に見て、自分で交換するかどうかを判断しましょう。
インターネットで購入して自分で交換する場合の所要時間
作業時間の目安は1時間~1時間40分程度ですが、慣れれば短縮も可能です。店舗での交換と異なり待ち時間が発生しないのはメリットですが、初めての場合は時間がかかる場合もあるでしょう。無理せず慎重に作業を進めることが重要です。
タイヤの価格
タイヤの価格は、サイズ・メーカー・種類などによって大きく異なります。また、フロントタイヤ(前輪)とリアタイヤ(後輪)によっても異なるため、しっかり確認することが大切です。タイヤを店頭で購入する場合の相場は、以下のとおりです。
フロントタイヤ | リアタイヤ | |
50cc~125cc | 約3,000~6,000円 | 約3,000~8,000円 |
250cc~400cc | 約8,000~2万円 | 約1万~2万5,000円 |
大型 | 約1万5,000~2万5,000円 | 約2万~3万円 |
インターネットで購入する場合は、上記の金額よりも数千円ほど安い傾向があります。基本的にタイヤの価格は、販売店が仕入れ値から計算して決めているため、同じタイヤでも店舗によって差が出ます。大手メーカーを選ぶか、海外製のものを選ぶかなどで大きく差が出ることも特徴です。
バイクのタイヤ交換時に発生するそのほかの費用
バイクのタイヤ交換はタイヤ本体や工賃以外にも費用がかかる場合があります。おもな費用例は以下の3つです。
廃タイヤの処分
廃タイヤは、1本200~300円ほどで処分してくれる店舗が多いです。ホイール付きの場合、店舗によっては無料引き取りもしくは買い取りを行なってくれることもあるので、確認してみてください。
エアバルブの交換
エアバルブの交換は、タイヤ交換時にまとめて行なうことが一般的で、無料~数百円で交換してくれることがあります。費用はそこまでかからないため、タイヤの交換時に一緒に依頼することをおすすめします。
バランス調整
バランス調整とは、タイヤとホイールの重量バランスを整える作業です。重さの偏りがあると高速走行時に振動が発生し、ハンドルがぶれる原因となります。適切なバランス調整は、走行の安定性と安全性を確保するために大切なポイントです。
費用は、1本当たり1,000円~2,000円程度が相場ですが、店舗によってはタイヤ交換の工賃に含まれている場合もあります。交換前に確認しておくとよいでしょう。
タイヤ交換できる店を探すには?
バイクのタイヤ交換は自分でもできますが、慣れていないと間違えたり時間がかかったりします。少しでも不安に感じたら、プロの専門業者に依頼するのがおすすめです。
とはいえ、バイクのタイヤ交換ができるお店は日本全国にあるため、探すのが難しいかもしれません。グーバイクであれば、タイヤ交換ができるお店を簡単に見つけることが可能です。
タグや地域からすぐに検索できるため、お近くにお店があるかどうか確認してみてはいかがでしょうか。
まとめ
バイクのタイヤは、スリップサインが現れた場合や、寿命を迎えたときが交換のタイミングです。交換のタイミングをしっかり見極めないと、大きな事故につながる恐れがあります。常にタイヤの状況を確認する癖をつけておきましょう。
タイヤの交換は、店舗で購入して依頼する・インターネットで購入して店舗に持ち込む・自分で交換する方法があります。
店舗に依頼をした際にかかる費用は、タイヤ本体代・工賃・廃タイヤの処分費用・エアバルブの交換費用などです。ある程度費用はかかるものの、交換時のミスなどを未然に防げるため安心して任せることができるでしょう。時間をかけずに確実にタイヤ交換をしたい方は、店舗に依頼することをおすすめします。
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本記事は、2025年3月25日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。