4ストエンジンのバイクでもマフラー洗浄は必要?
2ストエンジンであれば、エンジンオイルも燃焼室で燃やすつくりになっており、マフラーにスラッジなどがたまってしまうことから、定期的なマフラー洗浄が必要となります。しかし、基本的にエンジンオイルが燃えることのない4ストエンジンの場合、マフラー洗浄をする必要性はあるのでしょうか。ここでは、その有無と洗浄のタイミングについてご紹介しましょう。
4ストエンジンでもマフラー洗浄は必要か?
結論から言えば、4ストエンジンのマフラー洗浄は定期的に行う必要があります。もし、そのまま放置して乗っていると、以下の症状を引き起こしてしまいます。
汚れなどにより、排気が上手にできないと、エンジンの燃焼が上手くできなくなってしまいます。原因がマフラーのカーボン詰まりなら、いくらエンジンやキャブレターなどのメンテナンスをしたとしても、カーボンを除去しない限り、症状が改善することはありません。また、最悪の場合マフラーを交換しなければいけなくなります。このように、定期的にマフラーの洗浄を行うことは、快適にバイクを走らせるために重要であると言えます。
マフラーを洗浄するタイミング

マフラーが汚れてくる走行距離や運転時間を、数値で出すのは正直なところ、難しいことです。乗り方によって、汚れ具合が変わるためです。よって以下の症状を目安として洗浄を行いましょう。
これらの症状が起こる原因として、確かにエンジンやキャブレターの異常も考えられますが、マフラーの洗浄はセルフでも比較的、簡単に行えるので、まずはマフラーを奇麗にして、バイクの調子を見てみましょう。
4ストエンジンのマフラー洗浄方法
マフラー洗浄には以下の2つの方法があります。
掃除に使用する溶剤は、市販の排水口掃除に使用する液体タイプの洗浄剤が有効です。臭いが気になる場合は、メタルクリーナーという溶剤もあります。これは金属を傷めない、また触れても害が少ないなどのメリットもあるのでおすすめです。洗浄方法は以下の通りです。
洗浄方法
注意点
マフラーの洗浄は根気が必要です。しかし、隔壁構造のマフラーでカーボンが詰まり過ぎると、しっかり洗浄しても、汚れが落ちきらないことがあります。その場合は、マフラーの交換も検討しましょう。
まとめ
本記事は、2018年10月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。