【バイク】通常のプラグとイリジウムプラグの違い
プラグは、使われている金属によって名称に違いがあります。そのなかでも、イリジウムプラグは、燃費向上が期待できるプラグですが、普通のプラグに比べてなにが違うのでしょうか。ここではイリジウムプラグと通常のプラグとの相違点や、その効果についてご紹介しましょう。
イリジウムプラグとは?
イリジウムプラグは、イリジウムという金属を混ぜ込んである合金を使用しているプラグです。イリジウムを混ぜることで、以下のメリットがあります。
硬く熱に強い金属は、加工の幅を広げてくれます。イリジウムプラグは、イリジウムを混ぜることによって耐久性が高くなった金属を、プラグに適した加工をすることで、性能を向上させるパーツです。
通常のプラグとの相違点

イリジウムプラグと通常のプラグとは、以下のような違いがあります。
イリジウムプラグは、先端部を細めることで、火花が散らばらないようになっています。通常のプラグでは、放電が散らばったり、中心電極や外側電極が火炎核の成長を妨げてしまったりしますが、イリジウムプラグではそういった現象を抑制してくれます。よってイリジウムプラグは、通常のプラグよりも安定した燃料の燃焼状態を維持しやすいと考えられています。
イリジウムプラグの効果
イリジウムプラグに変えることで、以下の効果が期待できます。
イリジウムプラグと通常プラグとの比較実験では、燃費の向上や素早い始動性が確認されています。始動性や加速性が向上するのは、火花が発生しやすい形状によって、着火性能を上げているためです。そのため、火炎の成長を妨げることなく、爆発の威力を向上させることができるといわれています。また、カーボンによるプラグかぶりが発生した場合でも、イリジウムプラグは微小放電でカーボンを焼き切ることが可能です。以上のような効果があるため、次のようなバイクではとくにメリットを感じやすいでしょう。
実際に感じる変化は小さなものかもしれませんが、数千円で行えるカスタムなので、性能の向上を求めているライダーはイリジウムプラグに変更してみることをおすすめします。
まとめ
本記事は、2018年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。