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バイクのアクセルワイヤーの遊び調整方法

アクセルワイヤーの遊びは、バイクのレスポンスに影響します。アクセルの遊びが少ない場合、それはそれでメリットはありますが、極端に少ない設定をしていると事故につながる可能性があります。ここでは、アクセルワイヤーの遊びを調整する方法をご紹介しましょう。

アクセルワイヤーの遊びが多いことのメリット・デメリット

アクセルワイヤーの遊びを多く作っておくと、以下のようなメリットがあります。

  • 低速の調整が行いやすい
  • 急発進を抑制できる など

遊びがあるおかげで急発進を抑えられ操作しやすいため、バイク初心者や高速走行をしないライダーは安全に運転しやすくなるでしょう。一方、デメリットは以下の通りです。

  • レスポンスが悪くなる
  • 速度が出にくい

遊びが多いと、バイクのレスポンスは落ちます。そのため、アクセル操作とバイクの反応にタイムラグが発生したり、加速しづらくなったりします。

アクセルワイヤーの遊びが少ないことのメリット・デメリット

アクセルワイヤーの遊びが少ないことのメリット・デメリット

アクセルワイヤーの遊びが少ないときのメリットは以下の通りです。

  • バイクのレスポンスが速い

遊びがないため、アクセルを入れれば敏感にバイクが反応してくれます。アクセルワイヤーの遊びが少ないバイクは以下の用途で使用されています。

  • サーキット用のバイク

高速走行を主とし、バイクのレスポンスがタイムに影響を与えるため、あえて遊びを少なくしています。一方、遊びが少ないことのデメリットは以下の通りです。

  • エンジンの回転数が上がりやすい
  • アクセルワイヤーが切れやすくなる
  • レスポンスが良すぎるとバイカーが反応できずにアクシデントにつながる可能性がある
  • 低速の調整が難しくなる

レスポンスが良いと、少しの調整でバイクの速度は上がってしまいます。そのため、街乗りなど低速を主とする場合は、ある程度遊びがあった方が良いです。

アクセルワイヤーの遊びを適切な状態に調整する方法

アクセルワイヤーの調整は難しい作業ではありません。

作業手順

  1. エンジンを切る
  2. アクセルグリップの付け根にある調整ネジのロックナットを緩める
  3. アクセルワイヤーの遊びを2~6mm以内に調整する
  4. ロックナットを締める
  5. エンジンをかけてレスポンスを確認する

注意点

  • アクセルグリップの根元に調整ネジがない場合は、キャブレターやインジェクションの近くに調整する機構がないかを確認する
  • 極端に遊びをなくしたり、多くしたりしない
  • 上手く調整ができない場合は、バイクショップで調整してもらう
  • 遊びの調整後、大きく緩む場合はワイヤー交換も視野にいれる

アクセルの調整を適切にしないと、最悪の場合、事故につながってしまいます。用途などに応じた最適なな遊び幅を把握して、安全かつ快適にバイクを操作しましょう。

まとめ

  • 遊びがあることで急発進抑制や低速調整がしやすくなるなどのメリットがある
  • 遊びがないことでレスポンスは上がるがワイヤーが切れやすくなるなどのデメリットがある
  • 遊びの調整はアクセルグリップの付け根にあるロックナットで調整
  • 遊びの目安は2~6mm

本記事は、2018年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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