【バイク】アクセルワイヤーの交換時期や交換方法｜グーバイクマガジン -公式サイト-

バイクのアクセルはワイヤーでつながっており、ワイヤーが劣化すれば交換しなければいけません。しかし、頻繁に劣化するパーツでもないため、どの程度で交換すべきかわからないライダーもいるのではないでしょうか。今回は、アクセルワイヤーの交換時期や方法について説明・紹介していきます。

アクセルワイヤーを交換するメリット

アクセルワイヤーは放置していると、操作性に影響してきます。新品に交換することで、以下のようなメリットが期待できます。

• スムーズに操作できるようになる（レスポンスが良くなる）
• エンジンの回転数上昇を抑えられる

先に述べたように、ワイヤーは使っていると、徐々に劣化していきます。レスポンスの状態は、注油メンテナンスをすることで改善することはありますが、長期間快適に使用するにはやはり交換がおすすめです。また、ワイヤーの劣化によって引っかかりが起きてしまい、エンジンの回転数が上がることがありますが、交換によって改善が期待できます。

アクセルワイヤーの交換時期の目安

アクセルワイヤーには、明確な交換時期はありません。以下の方法で、交換時期を見極めましょう。

• アクセルワイヤーの注油メンテナンスをするときに、ほつれがないかを確認する

ワイヤーは頑丈で、簡単に劣化するパーツではありません。しかし、定期的な注油メンテナンスをおこたると、以下のようなことが起こる可能性が出てきます。

• ほつれがあることを確認できずに、急にワイヤーが切れてしまう
• 操作性が徐々に悪くなり、最悪の場合アクセルが戻らないなどのトラブルが発生する

メンテナンスをしないと、走行中にアクシデントが発生する可能性が高まります。とても危険なので、定期的なメンテナンスをしてワイヤーの状態を把握しておきましょう。

アクセルワイヤーの交換方法

ワイヤー交換は以下の方法で行いましょう。

必要なもの

• 新品のアクセルワイヤー
• ワイヤーグリス
• 工具（レンチやドライバーなど）

作業手順

1. エンジンを切る
2. タンクやエアクリーナーボックスを取り外す
3. アクセルワイヤーの取り回しを確認しておく
4. スロットルを分解する
5. アクセルワイヤーを車体から取り外す
6. アクセルワイヤーを取り付けるパーツなどを清掃・グリスアップする
7. アクセルワイヤーを取り付ける
8. スロットルを元に戻す
9. アクセルワイヤーが機能するかを確認

注意点

• 自分好みの遊びを、キャブレターで調整する
• 清掃やグリスアップをおこたると、アクセルが重くなる可能性がある

分解時に取り回しをしっかり確認すれば、セルフ交換もできるでしょう。しかし、タンクの分解などがあるため、メンテナンスになれていないライダーはバイクショップに依頼することをおすすめします。

まとめ

• アクセルワイヤーを交換することによって操作性が向上するなどのメリットがある
• アクセルワイヤーの交換時期は定期的な点検を行って劣化具合を把握する
• アクセルワイヤーはワイヤーの取り回しを確認すればセルフでも交換可能

本記事は、2018年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。