動かないバイクを復活させるには?不動車のメンテナンス・整備方法
長期間の放置などが原因で不動車になってしまったバイクは、廃車しか選択肢がないのでしょうか。もしかすると、不動車でも修理やメンテナンスを行うことで、また乗れるようになるかもしれません。今回は、不動車を復活させる方法や対処法についてご紹介しましょう。
不動車の修理、メンテナンス方法
動かない原因を突き止めなければ、不動車を修理できません。以下の2点に注目して、修理を行ってみましょう。
バッテリー
バッテリーは長期間放置したことにより、上がってしまっていることがあります。バッテリーが原因かどうかを確かめるには、以下の方法を試してみましょう。
バッテリーが完全に上がっていれば、セルは回りません。また、他から電気をもらってきてエンジンをかけることができれば、バッテリー交換によってバイクは復活します。一度上がったバッテリーは、性能が落ちているので、確認後は必ず新品に交換しましょう。
キャブレーター
ガソリンが腐り、キャブレーターが詰まるとエンジンがかかりません。キャブレーターをオーバーホールすることで、不動車が復活する可能性があります。
これらの確認を行う前に、チェーンやエンジンオイルなどのメンテナンスもしておきましょう。それでも動かない場合は、他のパーツを疑う必要がでてきます。たとえば、保管方法によるプラグのさびなどが原因である場合も考えられるからです。
不動車の復活にかかる費用

不動車の修理は、セルフで行うかバイクショップに依頼するかで、かかる費用が変わってきます。
バイクショップの場合
店舗によって値段は変わりますが、相場は以下の通りです。
値段の違いは以下の要素で変わってきます。
セルフの場合
自分で修理する場合は、バッテリーやキャブレータークリーナーなど、パーツや修理用品代がかかります。格安修理にはおすすめですが、復旧が難しいと感じた場合は、早めにバイクショップに相談するようにしましょう。
完全に動かない不動車は売りに出すべき?
不動車を売りに出すかどうかは、以下のポイントで判断しましょう。
相当愛着があるバイクやビンテージバイクだと、同じものを見つけるのは困難です。費用を負担して修理し、大切に保管するのも良いでしょう。乗り換えも視野に入れている場合は、見積もりで出た修理費用を確認し、費用が多くかかりそうな場合は売ってしまった方が良いかもしれません。明確な目的がなく、いつか乗ると思い長年放置してあるバイクは乗らない可能性が高いでしょう。放置期間が長ければ故障箇所が増え、修理費用がかさむリスクがあるので、中古車に乗り換えた方が安くなるかもしれません。また、古くなる程買い取り金額も下がってしまうので売却を検討してみましょう。
まとめ
本記事は、2018年6月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。