排気漏れを防ぐ!バイクのマフラー交換で使用したい液体ガスケット
「走行中のアイドリングが不安定」「エンジン始動ができなくなった」などのトラブル経験はありませんか?
エンジンにまつわるトラブルでは様々な原因が挙げられますが、そのひとつにガスケットの劣化・消耗による排気漏れが考えられます。ガスケットは日々の走行では滅多にトラブルを起こしにくいため、いざトラブルがあったときの対処に困り果ててしまう方も大勢います。
ここでは、万能なガスケットとして知られる「液状ガスケット」の効果や使い方を紹介します。
液状ガスケットは劣化しにくく密着性も高い
そもそもガスケットとは、エンジンとエキゾーストパイプの接合部にはめ込まれるパーツをいい、「パッキン」の役割を持ちます。ガスケットを適切に使用することでエンジンの排気漏れを防ぎ、燃焼効率のを維持したり燃焼の不具合によるトラブルを防いだりできます。ガスケットは通常柔らかな金属素材から作られていますが、日々の走行では振動や摩擦などにより消耗します。
この金属製ガスケットに代わって使用できるのが、液状ガスケット(液体ガスケット)です。液状ガスケットはその名の通り液状タイプのガスケットで、主に高耐熱のシリコン素材から作られています。金属製のガスケットよりもエンジンとエキゾーストパイプの密着性を高められ、劣化もしにくいことから、ガスケット交換では頻繁に使用されています。
また、社外マフラーへ交換した際はエンジンと社外エキゾーストパイプに適合するガスケットを探すのが困難です。そのような場合に液状ガスケットを活用すると、適合規格などを気にする必要もなく、高い密着性でパッキンの役割を果たしてくれます。

液体ガスケットの使い方
液状ガスケットは、「ガソリンに直接触れる場所以外」ならほとんど全ての接合部でパッキンとして活用できます。
使い方は簡単で、パッキンのはめ込みが必要な接合部・連結部などに塗布して各パーツを連結させて完了です。主に「排気が漏れる可能性がある場所」に使用でき、耐熱性に優れた液状ガスケットならエンジン周辺でも安心して使用可能です。
金属製ガスケットと比べて劣化しにくい特徴がありますが、「全く劣化しない」ということはないため、日常点検では固まった液状ガスケットが摩耗していないか確認しましょう。
まとめ
最後に、液状ガスケットについて大切なポイントをおさらいしましょう。
本記事は、2017年12月25日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。