バイクのチャンバーの取り付け方法を解説!清掃方法や注意点も
2ストロークのバイクにとって非常に重要なパーツであるチャンバー。チャンバーの種類によってパワーアップしたりパワーバンドが変わったりするので、交換する価値のあるパーツです。
ここでは、「バイクのチャンバーの取り付け方法から清掃方法まで」をご紹介します。
バイクのチャンバーの取り付け方法
バイクにチャンバーを取り付ける手順は、以下の通りです。
バイクのチャンバーを取り付ける際の注意点
バイクにチャンバーを取り付ける際の注意点として、フランジを固定するボルトを締め過ぎないようにしてください。排気漏れを嫌って力いっぱい締め込むのは厳禁です。ボルトがなめてしまった場合、最悪シリンダー交換が必要になります。
また、チャンバーは排気熱で非常に高温になるため、ボルト類が焼き付いてかじりやすいです。焼き付き防止にカッパーグリス(銅の粉が入ったグリス)をボルトに塗っておくと、次回の取り外しがスムーズになります。
バイクのチャンバーを取り付け後は定期的にメンテナンスをしよう!【清掃方法】

2ストロークエンジンはオイルも一緒に燃焼させる都合、チャンバーにカーボンのススが溜まりやすいです。カーボンが溜まると排気の抜けが悪くなりパワーダウンしたり、最悪エンジンがかからなくなったりします。
そのため定期的にチャンバーを清掃する必要がありますが、その方法としてはカーボンを焼いて燃やし切ってしまうやり方が一般的です。
ドラム缶を用意することが難しかったり、住宅街で火を焚けなかったりする方は、チャンバーにパイプユニッシュを流し込んで1日置いておく方法もあります(汚れに応じて漬け込む時間は調整してください)。
なぜパイプユニッシュでチャンバーが清掃できるかというと、パイプユニッシュに含まれる水酸化ナトリウムにカーボンを溶かす働きがあるためです。焼くほどではないものの、ある程度カーボンを除去することは可能です。
それでもダメな場合は、2ストロークを扱うバイクショップに相談し、チャンバーを焼いてもらうことをおすすめします。
まとめ
本記事は、202019年10月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。