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運転免許の区分・種類を一覧紹介!特徴や取得方法、費用まとめ

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運転免許には3つの区分があるほか、排気量や車両サイズによって10種類に分けられており、運転できる車が異なります。詳しい分類内容を知りたいという方もいるのではないでしょうか。

この記事では運転免許の種類や取得方法や必要な費用を詳しく解説します。

運転免許の3区分

運転免許の区分・種類を一覧紹介!特徴や取得方法、費用まとめ

運転免許の3区分は、第一種・第二種免許、仮運転免許です。以下でそれぞれの特徴を解説します。

第一種運転免許

第一種運転免許(一種免許)は日本の公道で車やバイクなどを運転するために必要です。第一種運転免許には以下の10種類があります。

  • 普通免許
  • 準中型免許
  • 中型免許
  • 大型免許
  • 大型特殊免許
  • 牽引免許
  • 普通二輪免許
  • 大型二輪免許
  • 原付免許
  • 小型特殊免許

第二種運転免許

第二種運転免許は、営利目的で客を輸送するバスやタクシー、運転代行などで必要です。幼稚園の送迎など自家用バスなどの場合は必要ありません。

第二種運転免許には、以下の5種類があります。

  • 普通第二種免許
  • 大型第二種免許
  • 中型第二種免許
  • 大型特殊第二種免許
  • 牽引第二種免許

車の運転自体が目的の第一種運転免許と、営利目的で人を輸送する第二種運転免許は、試験内容が異なります。第二種運転免許は技能試験の合格点が高く、厳しく採点されるのが特徴です。学科試験は第一種免許の内容に加えて、旅客自動車に関する問題も出題されます。

2022年5月13日に第二種運転免許の受験資格見直しが行なわれました。19歳以上でかつ普通免許などの保有期間が通算1年以上あり、特例教習を修了すれば受験可能です。

仮運転免許

第一種・第二種免許を取得する際は、公道で運転の練習をする必要があります。路上での運転練習の際に必要になるのが、仮に交付される仮運転免許(仮免)です。

仮免許は、技能と学科の仮免許試験に合格すると交付されます。仮免許には有効期限があり、期限は「仮運転免許の試験に合格してから6ヵ月以内」です。そのため、取得してから6ヵ月以内に、本試験に合格する必要があります。

運転免許の種類一覧

運転免許の種類と取得条件、運転できる車種を一覧表にしました。

免許証の種類 取得条件 運転できる自動車の
具体例
備考
普通免許 18歳以上 普通自動車
原動機付自転車
小型特殊自動車
取得日により、運転できる車のサイズが異なる
準中型免許 18歳以上 2tトラック
3tトラック
車両総重量3.5t以上7.5t未満
最大積載量2t以上4.5t未満
中型免許 20歳以上
普通免許などの取得から2年以上
4tトラック
マイクロバス
車両総重量11t未満
最大積載量6.5t未満
乗車定員29人以下
大型免許 21歳以上
普通免許などの取得から3年以上
大型トラック
大型バス
ダンプカー
タンクローリー
車両総重量11t以上
最大積載量6.5t以上
乗車定員30人以上
原付免許 16歳以上 排気量50cc以下の原動機付自転車 バイクだけでなく50cc以下の三輪や四輪も運転可能
普通二輪免許 16歳以上 原付
小型特殊自動車
小型自動二輪車
普通自動二輪車
排気量400ccまでの二輪車
大型二輪免許 18歳以上 すべてのバイク 排気量400ccを超える二輪車
小型特殊免許 16歳以上 フォークリフト
農耕用トラクター
全長4.7m以下
全幅1.7m以下
全高2.0~2.8m
最高速度15km/h以下
大型特殊免許 18歳以上 ショベルローダー
クレーン車
ホイールローダー
全長12m以下
全幅2.5m以下
全高3.8m以下
牽引免許 18歳以上
普通免許などを取得している
トレーラー 750kgを超える車両を牽引する場合に必要

これからそれぞれについて、特徴などを詳しく解説します。

普通免許

普通免許は、普段多くの人が乗っている軽自動車や普通自動車の運転に必要です。

普通免許はMT(マニュアルトランスミッション)車が運転できます(以下「MT普通免許」とします)が、AT(オートマチックトランスミッション)車のみ運転できる免許(以下「AT普通免許」とします)もあります。

近年はAT普通免許を取得する人が増えています。普通免許の受験資格は18歳以上、視力が両目で0.8以上、片目がそれぞれ0.5以上必要です。

運転できる車両は以下のとおりです。

  • 普通自動車
  • 原動機付自転車
  • 小型特殊自動車

取得した時期によって、運転できる大きさが異なります。

  • 2017年3月12日以降に取得:車両総重量3.5t未満、最大積載量2t未満の自動車
  • 2007年6月2日~2017年3月11日に取得:車両総重量5t未満、最大積載量3t未満の自動車
  • 2007年6月1日以前に取得:車両総重量8t未満、最大積載量5t未満の自動車

普通免許を取るためには、自動車教習所に通う必要があります。教習方法には教習所に通う場合と、合宿所に一定期間宿泊して教習を受ける場合の2種類があり、教習内容は同じです。通学での取得期間は2~3ヵ月、合宿は2週間ほどで取得できます。

また、AT普通免許は必要な授業数が少ないため費用も低額です。全国の平均的な費用はMT普通免許が約33万円、ATだと約30万円になります。

合宿はオフシーズンの最安値が約20万円、繁忙期は約30万円です。短期間・低価格で普通免許を取得したい人には、合宿がおすすめです。

準中型免許

道路交通法の改正によって2017年に設けられた、普通免許と中型免許の間に位置する免許です。18歳以上の人は、初めての免許としても取得できます。

運転できる車は以下のとおりで、具体的には2tトラックと3tトラックが該当します。

  • 車両総重量3.5t以上7.5t未満
  • 最大積載量2t以上4.5t未満
  • 乗員定員10人以下

上記のトラック以外に、普通自動車、原付、小型特殊自動車も運転可能です。

準中型免許の取得費用は普通免許の有無や取得方法によって、以下のように異なります。

  • 通学の場合
    初めて免許を取得する場合:約40万円(約2~3ヵ月)
    MT普通免許がある場合:約17万円(約2週間)
  • 合宿の場合
    初めて免許を取得する場合:約35万~45万円(最短17泊18日)
    MT普通免許がある場合:約15万~19万円(最短5泊6日)

2007年6月2日~2017年3月11日に普通免許を取得した場合は、免許証の条件欄に「5tに限る」表記があり、5t限定免許と呼ばれています。限定を解除することで、準中型免許を取得することが可能です。解除方法は試験場で試験を受けて合格するいわゆる一発試験と、教習所で教習を受ける方法があります。

一発試験の手数料は受験料1,400円、試験車使用料1,450円の合計2,850円です。再度試験を受ける場合も、この料金が必要になるため注意してください。

教習所で技能教習を受講する場合の費用は、通学と合宿で以下のように異なります。

通学 合宿
5t限定AT普通免許保有者 10万円前後 約7万~12万円
5t限定MT普通免許保有者 7万円前後 約7万~12万円

通学で限定解除する場合は、以下の時間がかかります。

技能修得に必要な最低時間 最低日数
5t限定AT普通免許保有者 8時間 5日
5t限定MT普通免許保有者 4時間 3日

中型免許

中型免許は4tトラックやマイクロバス、ごみ収集車、消防車、救急車などの運転に必要です。この免許があると、準中型免許で運転可能な車両も運転できます。取得条件は20歳以上、普通免許または準中型免許の取得から2年以上の経過が必要です。

運転できる車の大きさは、以下のとおりです。

  • 車両総重量7.5t以上11t未満
  • 最大積載量4.5t以上6.5t未満
  • 乗車定員11人以上29人以下

中型免許の取得方法は、教習所への通学や合宿による方法と、試験場で試験を受ける方法があります。教習所へ通学する場合は、すでに保有している免許によって以下のように費用が異なります。なお8t限定中型免許とは、2007年6月1日までに取得された普通免許のことです。

所持免許 学科教習 技能教習 所要日数 費用
AT普通免許 1時限 19時限 4~8週間 約21万~27万円
MT普通免許 1時限 15時限 4~8週間 約17万~24万円
8t限定AT中型免許 なし 9時限 4~5日 約11万~14万円
8t限定MT中型免許 なし 5時限 4~5日 約10万円
5t限定AT準中型免許 1時限 15時限 3~8週間 約17万~24万円
5t限定MT準中型免許 1時限 11時限 3~8週間 約14万~20万円
準中型免許 なし 9時限 1~3週間 約12万~18万円

次に合宿の場合ですが、教習時間はそれぞれ通学の場合と同じです。合宿の場合の所要日数と費用を以下で表にします。合宿では、AT普通免許を所持している人向けのプランを実施している教習所が少ないため注意してください。

所持免許 所要日数 費用
AT普通免許 10日~11日 約19万~31万円
MT普通免許 8日~10日 約17万~25万円
8t限定AT中型免許 5日~6日 約12万~14万円
8t限定MT中型免許 3日~7日 約7万~15万円
5t限定AT準中型免許 8日~10日 約17万~25万円
5t限定MT準中型免許 6日~8日 約13万~25万円
準中型免許 5日~6日 約13万~15万円

教習所を卒業後は、試験場で適性検査を受ける必要があります。必要な費用は受験料1,550円と免許証交付手数料2,050円の合計3,600円です。

試験場で直接試験を受ける一発試験の流れは、以下のとおりです。

  1. 適性検査を受ける
  2. 仮免許試験を受ける
  3. 仮免許試験に合格した場合は、路上練習を5日以上行なう
  4. 本試験の適性検査、技能試験を受ける
  5. 本試験に合格した場合、取得時講習を受ける
  6. 免許証交付

仮免許試験と本試験では、以下の費用を払う必要があります。

仮免許試験 受験料:2,900円
試験車使用料:1,450円
仮免許証交付手数料:1,150円
本試験 受験料:4,100円
試験車使用料:2,500円
免許証交付手数料:2,050円

本試験に合格したあと受ける取得時講習の受講料は、17,800円です。

大型免許

大型免許はバスやトラック、ダンプカー、タンクローリーなど車両総重量11t以上、最大積載量6.5t、乗車定員30人以上の車両を運転できます。また、中型免許で運転できる車両も運転可能です。

取得には、以下の条件が求められます。

  • 21歳以上
  • 普通・準中型・中型・大型特殊免許いずれかを取得しており、免許停止期間を除いて通算運転経歴が3年以上ある

教習所を利用して取得する場合に必要な時間と費用の目安は以下のとおりです。

所持免許 学科教習 技能教習 費用
AT普通免許 1時限 34時限 約35万~45万円
MT普通免許 1時限 30時限 約30万~40万円
5t限定AT準中型免許 1時限 30時限 約30万~40万円
5t限定MT準中型免許 1時限 26時限 約25万~35万円
準中型免許 - 23時限 約27万円
中型免許 - 14時限 約20万~25万円
8t限定AT中型免許 - 24時限 約30万~40万円
8t限定MT中型免許 - 20時限 約25万~30万円

教習所を卒業後は試験場で適性検査を受け、合格すると免許証が交付されます。

一発試験で取得する場合の流れは、以下のとおりです。

  1. 適性検査を受ける
  2. 仮免許試験を受ける
  3. 仮免許試験合格後、路上練習を5日以上行なう
  4. 本試験(適性検査、技能試験)を受ける
  5. 本試験合格後、取得時講習を受ける
  6. 免許証が交付される

一発試験では仮免許試験と本試験の際に、以下の費用が必要です。

仮免許試験 受験料:2,900円
試験車使用料:1,450円
仮免許証交付手数料:1,150円
本試験 受験料:4,100円
試験車使用料:2,500円
免許証交付手数料:2,050円

小型特殊免許

小型特殊免許は、全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.0m~2.8m、最高速度が15km/h以下のフォークリフトや農耕トラクター、コンバイン田植え機などの運転に必要です。

取得条件は16歳以上の人で、試験場で適性検査と学科試験に合格すると、即日免許証が交付されます。学科試験は1問1点の文章問題が46問、1問2点のイラスト問題が2問出題され、45点以上で合格です。かかる費用は受験料1,500円、交付手数料2,050円の合計3,550円です。

大型特殊免許

大型特殊免許はショベルローダーやクレーン車、ホイールローダーなど全長12m以下、全幅2.5m以下、全高3.8m以下の車を運転できます。その他に小型特殊自動車や原付も運転可能です。

大型特殊免許を教習所で取得する場合は、普通免許を保有しているかによって必要な日数や費用が変わります。普通免許を持っている場合は、学科教習が免除されて技能教習6時限のみになるため、2週間ほどで修了できるでしょう。費用は教習所により異なりますが、約7万~13万円ほどが相場です。普通免許を持っているなら、合宿でも取得できます。合宿での期間は最短4日で、費用は約7万~10万円ほどでしょう。

免許を何も持っていない場合は学科教習22時限、技能教習は12時限必要ですが、教習所へ入校してから卒業まで3ヵ月以内に習得する必要があります。教習所費用は約13万~20万円が目安です。

大型特殊免許も、普通免許を持っている場合は一発試験で取得できます。一発試験の費用は以下のとおりです。

  • 試験手数料:2,600円
  • 試験車利用料:1,450円
  • 免許証交付手数料:2,050円

牽引免許

牽引免許は、トレーラーなど車両総重量が750kgを超える車を牽引する場合に必要です。牽引する自動車の車種に応じた運転免許も必要なため、大型・中型・準中型・大型特殊免許のいずれかを保有していなければ取得できません。年齢の条件は18歳以上です。

取得には、教習所を利用する方法と、一発試験に合格する方法があります。教習所に通う場合の流れは以下のとおりです。

  1. 教習所に入校する
  2. 適性検査を受ける
  3. 12時限の技能講習を受講する
  4. 卒業検定を受ける

教習所にかかる費用は、約12~15万円で、合宿の場合の最短取得期間は6日です。

一発試験を受ける場合の費用は6,550円で、取得までの流れは以下のとおりです。

  1. 試験場で適性検査を受ける
  2. 技能試験を受ける
  3. 合格すると、免許証が交付される

技能試験は適性検査当日には受けられないため、取得には最短2日かかることに注意してください。

普通二輪免許

普通二輪免許は、排気量が50cc超400cc以下の二輪車の運転に必要です。自動車の免許と同じようにAT限定の免許や、小型二輪限定免許もあります。運転可能な車両は、排気量51~400ccのバイクのほか原付、小型特殊自動車です。年齢は16歳以上で取得できます。

教習所に通う場合は、普通免許の有無で必要な時限数や費用が異なります。

普通免許あり 免許なし
第一段階 学科 免除 10時限
技能 9時限 9時限
第二段階 学科 1時限 16時限
技能 8時限 10時限
卒業前効果測定 免除 あり
所要時間 9日~10日ほど 23日~25日ほど
費用 約9万円 約13万円

合宿の場合は、期間は最短で8泊9日、費用は約8万円(普通免許がある場合)が必要です。

試験場での本試験は、教習所の卒業証書を提示すると技能試験が免除されます。適性検査と学科試験を受け、合格すると免許証交付です。

普通二輪免許も試験場の一発試験で受けることが可能です。学科試験(普通免許保持者は免除)や適性試験、技能試験を受けて合格したあと、取得時講習を受けると免許証が交付されます。

大型二輪免許

大型二輪免許は、排気量400cc以上のバイクのほか、普通二輪免許で運転できる車両も運転できます。ただし普通自動二輪とは異なり、18歳以上でなければ取得できません。

教習所を利用する場合の日数や費用は、免許の有無、合宿と通学では以下のように異なります。

所持免許 学科教習 技能教習 通学
最短日数
通学費用 合宿
最短日数
合宿費用
MT普通二輪免許 なし 12時限 約1ヵ月 約9万~12万円 6日 約9万~14万円
普通免許 1時限 31時限 1~2ヵ月 約20万~22万円 14日 約17万~28万円
なし 26時限 36時限 2~3ヵ月 約28万~32万円 16日 約25万~37万円

一発試験で取得することも可能で、費用は23,000円ほどかかります。大型二輪はほかのバイクよりも車体が大きくスピードも出るため、しっかり練習する必要があるでしょう。

原付免許

原付免許は排気量が50cc以下の原動機付自転車を運転できます。

取得条件は16歳以上で、適性検査と学科試験への合格が必要です。学科試験は30分間で、50点満点のうち45点以上で合格です。

学科試験に合格すると原付技能講習と取得時講習を受講して、免許証が交付されます。費用は合計8,050円で、内訳は以下のとおりです。

  • 試験手数料:1,500円
  • 免許証交付手数料:2,050円
  • 原付技能講習受講料:4,500円

また、普通免許など持っている人も、原付を運転できます。

まとめ

運転免許には多くの種類があり、それぞれ取得条件やかかる費用も異なります。営利目的で乗客を乗せて運転する場合は、第二種免許が必要になるため注意してください。

普通免許を保有している人なら、新たに中型免許などを取得する際に講習時間が少ないため有利でしょう。短期間で免許を取得したい人は合宿、自分の都合に合わせたい人は通学がおすすめです。

本記事は、2023年1月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。