ソロキャンプ初心者がまずそろえたい必須アイテム11選!
最近では、家族や友人と過ごすキャンプだけでなく、ソロキャンプの人気が高まっています。ソロキャンプは自然のなかで、一人で自由に時間を過ごせるのが最大の魅力です。
この記事では、ソロキャンプを始める際にまずそろえたい11のアイテムを紹介します。ソロキャンプを始めたいと思っている方はぜひご一読ください。
ソロキャンプの必須アイテム11選

ソロキャンプに必要不可欠な道具は以下のとおりです。
この11のアイテムについて、これから詳しく説明します。
テント

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/1022316
テントは多くの種類が販売されており、ソロキャンプで使用する際には自分のキャンプスタイルに合うテントを選ぶことが大切です。ツーリングがメインで、テントは寝るために利用する方は持ち運びしやすい小型で軽量なテント、食事しながらゆっくり快適な時間を過ごしたい方はスペースが広めのテントを選ぶとよいでしょう。
ソロキャンプは一人ですべての荷物を運ばなければならないため、テントの重量、大きさは重要です。持ち運びしやすいサイズのテントが使いやすいでしょう。
キャンプ初心者には、テント設営や撤去は面倒な作業です。開くだけのポップアップテント、シンプルなワンポールテント、ポールとテントが一体になったワンタッチテントは設営や撤収が短時間で、簡単にできておすすめです。
タープ

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/907731
タープは広い布で日差しや雨を防ぐもので、テントと併設すれば荷物置き場やくつろぎスペースを広く確保できます。ただし、使用しているテントに広い前室があれば、タープは必要ありません。
ソロ用のタープは軽量なため、タープとハンモックだけでタープ泊をすれば、荷物を減らせます。
ソロキャンプ初心者は、軽量・コンパクトで設営しやすいタープがおすすめです。ポールを使用して設置するタイプは、場所を選ばず簡単に設置できます。
タープは素材も重要で、遮光性があれば夏の強い日差しよけになり、耐水性が強いタープは急な雨など天候が悪化しても安心です。焚き火をする場合は、火の粉が飛んでくる可能性があるため、熱に強い素材を選ぶとよいでしょう。
マット

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/162279
テントを設営しても自然の地面には凸凹があるため、寝袋に入るだけでは背中が痛く、寝心地が良くありません。マットは寝床を平らにするだけでなく、地面からの冷気を遮る役割もあります。冬場は特に底冷えしやすいため、断熱性能の指標(R値)が高く、熱を逃しにくいマットを選びましょう。
また、マットを選ぶ際は耐久性が高く、軽くて持ち運びやすいものがおすすめです。ジャバラ状に畳めるマットは、座布団のように使えるだけでなく、畳んだマットを広げるだけで、簡単に寝袋の下に設置できます。収納性を重視する方は、小さく畳めるエアマットがおすすめです。自動で空気が入るタイプであれば、一人でも使いやすいでしょう。
寝袋

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/162279
快適な睡眠に欠かせない寝袋は、使用する季節や環境に合わせた選択が必要です。寝袋は夏用、3シーズン用、冬用の3種類があります。商品説明に対応シーズンや適正温度目安が書かれているため、購入する際にしっかり確認しましょう。
寝袋の中綿はダウンや化学繊維が使用されています。ダウンは保温機能が高く軽いものの、湿気や結露に弱く高価格です。化学繊維は手頃な値段で、丸洗いが可能で取扱いが楽ですが、ダウンと比べて重量が重く大きいのが欠点です。
寝袋の形状は、封筒型とマミー型の2種類があります。封筒型は長方形でゆったりしているのが長所ですが、密着感が少ないため保温力が低いのが欠点です。マミー型はコンパクトな作りで、身体にフィットして保温力があります。好みにもよりますが、ソロキャンプで使うのであれば、携行性があり保温力が高いマミー型がおすすめです。
テーブル

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/273673
テーブルは、料理をするときや食べるとき、飲み物やランタンを置くときなどに便利です。キャンプ用のテーブルは高さが2種類あり、低めのロータイプと、40cmほどの高さがあるハイスタイルがあります。ロータイプはコンパクトで携行性に優れているため、荷物量に制限があるソロキャンプにおすすめです。ハイスタイルは作業や食事がしやすいため、車でキャンプに出かける際に使うなど、キャンプスタイルに合わせて使い分けましょう。
テーブルは材質によって、機能や重さが異なります。アルミ製は軽量で耐久性もあり、ソロキャンプにおすすめです。ステンレス製は耐熱性が高く、高温の鍋なども直置き可能なほか、焚き火の近くでも使用できます。
椅子

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/610121
バーベキューや登山、レジャーとさまざまなアウトドアでも使用できる椅子は、屋外で快適な時間を過ごすためのアイテムです。しかし、運べる荷物には制限があるため、携行しやすいサイズで軽量の椅子を選びましょう。
ソロキャンプは座っている時間も長いため、サイズ以外にも椅子の安定性や快適性も重要です。背もたれがある椅子は、付いていない椅子よりも座り心地がよいでしょう。メッシュ素材の椅子は、長時間座っても蒸れにくく快適にくつろげます。
焚き火台

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/999897
キャンプといえば焚き火をイメージするほど、キャンプでの焚き火は魅力的です。しかし、多くのキャンプ場は直火での焚き火が禁止されているため、焚き火をする場合は焚き火台を使用して地面へのダメージを防ぐ必要があります。
焚き火台はバーベキューコンロとして使用できるものもあり、調理も楽しみたい方に便利です。素材や形状もさまざまなものがありますが、コンパクトに折りたためる焚き火台がソロキャンプにはおすすめです。
焚き火台が小さすぎると薪を入れにくくなるケースもあるため、使いやすい大きさを選びましょう。また、使用後の掃除を考慮して、複雑な形状の焚き火台よりもシンプルで手入れがしやすいものがよいでしょう。
野外用調理器具

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/827099
食事を作る際は、調理器具(クッカー)が必要不可欠です。複数の調理器具を1つに重ねてコンパクトに収納できるセットも販売されていて、ソロキャンプにおすすめです。持ち手・ハンドルは折りたたみが可能でコンパクトになるものや、着脱できるものが収納しやすいでしょう。
調理器具は素材によって特徴が異なるため、選ぶ際は注意して選びましょう。コーティング加工があるものは、焦げ付きを防ぐほか耐久性が高めです。
代表的な素材の特徴をまとめてみました。
素材 | 強度 | 重さ | 熱伝導率 | 焦げやすさ | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
チタン | 強い | 軽い | 低い | 焦げやすい | 高い |
アルミ | 弱い | 軽い | 高い | 焦げにくい | 安い |
ステンレス | 強い | 重い | 低い | 焦げやすい | 普通 |
食事を食べる際には食器(カトラリー)も必要です。クッカーのセットに含まれている場合もありますが、そうではない場合は食器も忘れず準備しましょう。食器は素材によって重さが異なるほか、金属の臭いがするものもあり、選ぶ際には注意が必要です。箸やスプーンなどがコンパクトに収納できる、収納袋付きのカトラリーセットを選ぶとよいでしょう。
ガスバーナー

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/156673

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/156673
簡単な料理や飲み物をさっと作る際は、焚き火よりもガスバーナーが便利です。ソロキャンプでは、コンパクトなシングルバーナーがおすすめです。
ガスバーナーの形状はバーナー本体をガス缶に直接つなげる「一体型」と、バーナー本体と燃料をホースでつないで使用する「分離型」があります。一体型はコンパクトで軽量なのがメリットですが、クッカーを置いたときに不安定になるのがデメリットです。
分離型は一体型と比べると重くかさばりますが、調理時に安定感があります。荷物を小さくしたい方は一体型、安定性を求める方は分離型を選ぶとよいでしょう。
ガスバーナーの燃料はCB缶とOD缶があります。CB缶はカセットコンロに使用するガスボンベです。価格が手頃でホームセンターやコンビニなどで販売されており、手に入れやすいのがメリットですが、寒い場所では火が付きにくいため注意が必要です。
OD缶は、アウトドア向けのガスでCB缶よりも価格が高く、アウトドア用品店などで購入しなければなりません。寒冷地など、過酷な環境下でも安定した高火力で使えるため、登山やキャンプなどで使用されます。使用する環境によって、燃料を使い分けましょう。
LEDランタン

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/827099
キャンプ場などの野外は暗いため、LEDランタンも忘れず準備しましょう。アウトドア以外にも、ランタンは非常用の防災グッズとして使えます。
キャンプ初心者の場合は、ボタンを押すとすぐ使えるLEDランタンがおすすめです。LEDランタンは紫外線が出ないため、虫を寄せ付けないメリットもあります。オイル式のランタンは火を使用するため熱くなり、テント内に持ち込むのが難しく、初心者向けではありません。
LEDランタンの電源は乾電池式と充電式があります。ソーラー充電式のランタンは、移動中にも充電できるため便利です。LEDランタンはサイズや形状も豊富ですが、持ち運びしやすい小型のものが使いやすいでしょう。
ライト
夜に行動する際は、LEDランタン以外に懐中電灯やヘッドライトも必要です。ヘッドライトなら手に持たなくても使えるため、暗くなってからの手作業や歩行の際に便利です。ツーリング中のバイクがトラブルを起こした際にも使えます。
ヘッドライトの電源は、乾電池式と充電式、乾電池と充電の両方が使用できるハイブリット型の3種類があります。雨など天候が悪いときや水辺でのキャンプ、釣りなど幅広いアウトドアで使用できるように、防水性があるヘッドランプが安心です。明るさは100ルーメン以上が目安ですが、明るすぎると周囲の人に迷惑がかかるため、必要以上に明るいライトを選ぶ必要はありません。
バイクのキャンプツーリングであると便利な積載系アイテム
ソロキャンプはコンパクトなアイテムをそろえれば、ツーリングでも楽しめます。しかし、バイクにキャンプ用品を積載する際は、積載用のバッグが必要です。大きなバッグにすべてを詰め込むと探し物に時間がかかるため、バッグを複数積載して、使い分けるのがコツです。
サイドバッグ

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/452217
サイドバッグはタンデムシートの側面にベルトで固定して積載するバッグです。サイドバッグはバイクの重心が上がらず、ハンドル操作、走行バランスへの影響が少ないのが特徴です。特に、林道など悪い路面を走行する際に役に立つでしょう。
サイドバッグは左右合わせて40~60リットルほどの容量です。荷物を入れる際はバランスが悪くならないように注意しましょう。
また、サイドバッグが後輪タイヤに巻き込まれないように、サイドバッグサポートやサドルバッグサポートを取り付けると安全です。
シートバッグ

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/483016
シートバッグは、タンデムシートの真上に乗せてベルトやゴムで固定するもので、バイクの重心が崩れにくく、安定したバイク操作が可能です。サイドバッグやパニアケースよりも容量や最大積載重量が大きく、バイクに積載するメインのバッグです。
ソロキャンプをする場合は、40リットル以上のシートバックを選ぶとよいでしょう。バイクへの固定のしやすさや、持ち運びのしやすさなどをチェックします。突然の雨に備えて、レインカバーが付いているかも確認しましょう。防水加工されていれば、さらに安心です。
パニアケース

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/254078
パニアケースはサイドケースのようにタンデムシートの側面に取り付けるものですが、サイドケースと異なり頑丈なハードケースを使っています。ハードケースのため荷物の出し入れやケースの着脱が簡単ですが、サイドバッグと比べると重いのがデメリットです。
シートバッグと併用して、パニアケースはすぐに取り出したい物のみを入れ、なるべく空にしておくとよいでしょう。必要性やサイズに応じて収納すれば、大きなシートバッグを開けずに素早く行動できます。
まとめ
自然のなかで好きなことを楽しめるソロキャンプは、今回紹介したアイテムをそろえればいつでも楽しめます。音楽を聴く、本を読む、焚き火をしながら料理する、夜空を楽しむなど、いろいろ試して自分に合うキャンプスタイルを見つけましょう。
ソロキャンプは一人で自由に楽しめるのが最大の魅力ですが、トラブルも自分で解決しなければなりません。周囲に誰もいない状況でソロキャンプをすると、万が一の危険に対応できない可能性もあるため、初心者はキャンプ場から始めるとよいでしょう。
トラブルを防止するために、火の後始末などのマナーを守り、荷物の盗難にも注意しましょう。ソロキャンプに慣れてきたらアイテムを増やして、より充実した時間を過ごしてください。
本記事は、2022年9月25日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。