バイクを高く売却する季節別のタイミングは？買取相場との関係や高く売るコツ
バイクは車とは違い、走行する際に雨や風、気温などの影響をうけやすい乗り物です。そのため、需要にもタイミングがあり、売る時期によってバイクの買い取り相場が変動するのでは、といわれています。
ここでは、実際にバイクの査定相場は季節などの影響を受けるのか、査定相場を左右するほかの要素は何かなどを解説します。また、バイクを少しでも高く売るためのコツも紹介しますので、売却時の参考にしてください。
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【季節別】バイクの需要が増す時期
バイクの需要が増す時期として考えられるタイミングを、季節ごとにご紹介します。
春：新生活スタート前やGW前
暖かい気候が増え、天候が良い日が多くなる春先は、バイクの需要が高くなる時期です。
2023年度の二輪車市場動向調査によると、バイクユーザーの33％、約3分の1が通勤や通学にバイクを使用していると回答しています。それは、新生活が始まる前の春先にバイクの需要が高まることにつながっています。
参考：一般社団法人日本自動車工業会「2023年度 二輪車市場動向調査」
夏：夏休み前
同調査によると、二輪車の楽しみ方としてやはりツーリングが人気です。
特に、大きな排気量のバイクはツーリング目的での使用が多く、長期休みなどツーリングがしやすい時期に需要が高まると考えられています。
秋：台風の時期
台風の時期は天気が崩れてしまいますが、販売店側は夏までに売れた在庫を補充しようとして、積極的に買い取る場合があります。
気候が安定する9月、10月頃にツーリングを楽しむ人も多いため、この需要が高まる時期を見越して在庫を確保する時期といえます。意外とねらい目の時期です。
冬：ボーナス前
寒い時期や、雨や雪が降りやすい時期はバイクに乗りにくいため、需要が最も下がる季節といえます。そのため、バイクを売却するにはおすすめされていない季節でもあります。
一方で、バイクは安い買い物ではないため、まとまったお金が入ったときに購入や乗り換えるにつながりやすく、冬のボーナスもそのタイミングの一つです。
年末年始は特に需要が下がるので、冬の時期に売るなら早いうちに売るのがポイントです。
季節によってバイクの買取査定額の変動はある？
バイクの査定額が高くなる時期は先ほど述べましたが、一方で、以下のような理由から、徐々にその傾向が変わってきているという見方もあります。
また、バイクがインターネットで購入できるようになり、購入時期や利用者数の幅が広がりました。
具体的には、雪が降る地域で店舗を構えていても、雪が降らない地域のライダーが購入できるようになったとか、季節を問わないライダーが店舗の近くにいなくても、購入できるようになったなどです。
また、2023年度の二輪車市場動向調査によると、ライダーの平均年齢は55.5歳で、40歳以上の割合は74％となっています。60歳以上のライダーも多く、バイクの用途が通勤にとどまらず、季節はあまり関係なくなったといえそうです。
バイクの買取査定額にはバイクの車種やコンディションが強く影響しており、季節によって査定額はほぼ変わらないといえます。
バイクの査定は何に影響されている？
では、バイクの査定額にはどのような要素が影響しているのでしょうか。代表的な例をご紹介します。
販売店舗の在庫や繁忙期
バイク販売店に在庫が少なかったり、繁忙期前であったりと、バイク販売店舗の状況が査定額に影響することがしばしばあります。また、悪天候などで取引が少ない日も、在庫を確保するためできるだけ買い取りにつなげようとする動きがあるようです。
そうした、繁忙期前に在庫を確保したい業者は、仕入れに力を入れるため査定額を上げてでも買い取りを行なう可能性もあるでしょう。
さらに、大企業の場合は買い取り目標台数などが決められていることがあり、梅雨時期などで売却のキャンセルが多くなる時期は、ノルマを達成するために高価買い取りしてくれる可能性がでてきます。
ニューモデルの発売
メーカーからニューモデルが販売されると、一つ前のモデルは需要が減り価値が下がるのが一般的です。また、売る人が多く供給が満たされていると、業者は無理に買わなくなります。
ただし、人気が高いモデルはその限りではなく引き続き高い買取価格が提示される場合もあるため、まずは査定してもらい、売り時と思えば契約をしましょう。
車種
先述したとおり、人気車種や気象車種の場合にはニューモデルの影響を受けにくいです。季節を問わず、いつも需要に対して供給が足りていない人気車種であれば、通年高値での売却が期待できるでしょう。
走行距離や年式
一般的に、年式が新しいバイクや走行距離が短いバイクは、査定額が高くなる傾向があります。しかし、必ずしも走行距離が短いだけで高値が付くとは限りません。例えば、走行距離が短くても年式が古い場合は長期間放置されて劣化している可能性があるため、査定額が下がることがあります。
また、バイクの寿命は一般的に5~10年といわれており、売却時の重要な基準としては購入から3年以内かどうかが目安となります。
バイクのコンディション
バイクの査定では、コンディションも非常に重要な要素です。具体的には、エンジンの状態や外観が影響します。
たとえ年式が新しく、走行距離が短いバイクであっても、エンジンを高回転で長時間使用していると、エンジンに負荷がかかってコンディションが悪くなり、査定額は低くなってしまうかもしれません。また、転倒による大きな損傷が残っていたり、パーツが欠けていたりする場合も、査定額にマイナスの影響を与えることがあります。
バイクを少しでも高く売るためには
これまでたくさんの時間をともにした愛車を手放す際は、売却価格にも納得して手放したいものです。バイクを少しでも高く売却するために意識したいポイントをご紹介します。
日頃から丁寧にメンテナンスする
バイクの査定額にはバイクのコンディションが大きく影響します。オイル交換など日頃から適切なメンテナンスを継続し、負荷の少ない運転を心がけて、バイクの状態を良好に保つことが大切です。
急な雨に濡れてしまった場合は水気をしっかりふき取ってサビが発生しないようにするなど、日頃の手入れもしっかり行ないましょう。
純正パーツはとっておく
バイクはノーマル仕様のほうが高く売れる傾向があります。バイクをカスタムする場合でも純正パーツはとっておいて、売却時にノーマル仕様に戻して売るとよいでしょう。取っておいた純正パーツを一緒に売却に出すだけでも査定額に影響する場合があります。
小さなキズやへこみは直さない
バイクの売却前に、キズやへこみを修理すれば高く売れると思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。小さなキズやへこみを無理に直そうとすると、かえって大きな損傷につながるリスクがあります。
プロの職人は店舗で簡単かつ安価に修理できるため、修理費用と査定額の差を考えると、事前に修理しないほうが結果的に有利な場合が多いです。そのままの状態で売却することをおすすめします。
売るならどこがいいか検討する
バイクを売る方法には、大きく分けてバイク販売店などに買い取ってもらう方法と、個人売買の2つがあります。個人売買では自分で価格を設定できますが、手続きが煩雑で売れないリスクもともないます。
一方、バイク販売店などではプロによる査定が受けられ、手続きもすべて任せられるため安心です。
バイク買取専門店や地元のバイクショップ、ディーラーなど選択肢はさまざまですが、下取りと買い取りのどちらを選ぶかも重要なポイントです。特に、バイク買取専門店は高値での買い取りが期待できます。
複数の業者から見積もりをとる
少しでも高くバイクを売るためには、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。バイクの情報を入力するだけで利用できる無料査定サービスなどを活用し、最低でも2~5社から見積もりを取るとよいでしょう。複数の買取業者に査定を依頼することで、しっかりと買取相場を把握し、より高値での売却が期待できます。
早く売る
バイクは乗っていなくても劣化してしまいます。少しでも良い状態で売るためには、できるだけ早く売ることが大切です。今回ご紹介した、バイクの需要が高まる時期なども参考にしながら、売りたいと思ったときにすぐに行動するとよいでしょう。
まとめ
バイクの買取価格は、季節的な要素よりも、車種や走行距離などなどさまざまな要因によって大きく変わってきます。売却方法もいろいろあるため、売却が初めての方なら実績豊富な買取専門店に依頼するのがおすすめです。
また、バイクの状態が良好であれば、査定額も高くなる傾向なので、日々のお手入れやメンテンナスを心がけることも大切です。
大切にしていたバイクを少しでも高く売りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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本記事は、2024年9月19日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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