走り出した途端、中型クラスとの明らかなパワーの違いにニンマリ。ドッシリした安定感で、街なかのストップ&ゴーもストレス知らず。高速では右車線に合流してもなお余力がある。エンジンの振動が少ないぶん体も疲れずラクに距離を稼げる。あぁこのままロングツーリングにでかけたい!
そんな気分にさせてくれるのは大きな風防スクリーンのおかげでもある。コンタクトの目もショボショボしない優しさは病みつきだ。そして上り坂に入ったら、「Tモード」スイッチをポチッ。力不足を無難にカバーしてくれる。あとは右手をひねるだけ。あぁ楽チン。
それほど低重心という印象がなく、コーナリングや取りまわしに慣れが必要だと感じたことや、身長154pの私にとってはガタイがあまりに大きくて着座位置が定まらなかったことを踏まえても、何とか克服してモノにしたくなる。それだけの頼り甲斐がコイツにはある。そうしたら「私のビクスクはフツーじゃないの。シルバー"ウイングなのにゴールドのエンブレムなんだから」なんて自慢するだろうな、絶対。 |