今回はヤマハの原付二種、NMAXがリコール対策で入庫いたしました。

交換対象部品はカムチェーンテンショナーです。エンジン内部にあるカムチェーンを保持する重要な部品で、このカムチェーンテンショナーのスプリング強度不足が原因で今回のリコールが発表されました。

スプリングの強度が弱く、チェーンがずれてしまったりするとエンジンが停止して再始動が出来なくなる恐れがある、というわけなのです。

エンジン内部にアクセスするためにまず外装を一式外していきます。これが大変で一番時間がかかる作業なのです。

ボルトで固定されていたりカウル同士がツメで固定しあっていたりするので、万が一破損するようなことがないように慎重にばらしていきます。中々根気のいる作業です。

リコールはメーカーから発表されたら、「絶対に修理してくださいね！」というものなので、ご自身のバイクが対象の場合はまず販売店に問い合わせください。そこから部品の発注や作業予約等の準備を進めていきます。

もちろんリコール作業は無料なのでご安心ください。

作業が完了したらエンジンを始動して異常がないかをチェックします。一緒にタイヤの空気圧の調整やヘッドライト・ウィンカー・ブレーキランプ・ホーンなどの作動もチェックいたします。

作業内容によってはお待ちいただいている間に作業が完了するものもあれば、いったんお預かりして完成後連絡させていただく場合もございます。問い合わせ頂いた際にそのあたりも説明させていただきます。

リコール作業が完了したのでこれで安心して乗っていただけますね。お時間いただいてありがとうございました。