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カフェレーサーの歴史

レッツ ライド カフェレーサー

ロイヤルエンフィールド改

多くの人が抱くカフェレーサーのイメージは、走りを追求したパーツをチョイスしたスタイルだろう。写真はロイヤルエンフィールド改。


カフェレーサーとは?

 カフェレーサーと聞いて何を思い浮かべるかは人それぞれだ。日本での分かりやすいイメージで言うと、例えばヤマハSRにクリップオンハンドル(セパハン)、アルミタンク、バックステップなどを組み込んでクラシック風に仕立てた車両であったり、70年代の国産4気筒車にコンチハンドル、バックステップ、集合管というスタイルだったり。人によってはロケットカウルも欠かせない、という拘りを持つ場合だってある。
 では本場ヨーロッパのスタイルはどうか。例えばイギリス車であれば、トライアンフやBSA、イタリア車ならドゥカティやモトグッツィ、を思い浮かべるかもしれない。カフェスタイルは昔からヨーロッパが本場だが、イギリス車とイタリア車ではバイクもライダーのスタイルも少しずつ違ってくるものだ
 つまりバイク乗りが抱くカフェレーサー像は多種多様であり、時代やお国柄でも変化するため、ひと言で「これがカフェレーサー」と定義することは難しい。ただ、カフェの歴史を振り返ってみれば、自然と自分の中でのカフェレーサー像が見えてくるはずだ。


W650ベース カフェレーサーカスタム

ROCKERSたちの聖地として知られるロンドンのACE CAFEには、今でも多くのROCKERSたちがカフェレーサーで乗り付ける。しかし、何も旧車だけがエライワケではない。左の写真はW650ベースのカフェレーサーカスタムだ!


ロッカーズとカフェレーサー

 ここで、カフェレーサーの歴史を語る上で外せないROCKERS=ロッカーズというムーブメントに触れておこう。ロッカーズとは、50年代から60年代にイギリスのロンドンで生まれた、若者のバイクスタイルのことだ。ワッペンやスタッズ(鋲)で革ジャンをカスタムし、トライアンフやノートンなど当時世界最高の性能を誇っていた車両を乗り回していた彼ら。夜な夜な愛車でカフェに乗り付けては、ジュークボックスでロックンロールを流し、仲間とスピードを競いつつ愛車のカスタム自慢をする、そんな生活を繰り返していた。
 当時のグランプリレーサーのようなスタイルの愛車でカフェに集まっていた彼らは、日本風に言うとレーサーレプリカ的なマシンに乗っていたのだ。カフェレーサーの語源には諸説あるけれど、当時の彼らのような車両を指してそう呼ぶ説が最も有力なのだ。日本でのSRカフェの多くが、ロッカーズたちのバイクをお手本にしていることからも、カフェレーサー=ロッカーズというイメージを持つ人もとても多いのだ。


旧車マシン

カフェレーサーの元ネタとしてクラシックレーサーのディティールは欠かせない。日本の旧車レースでもお手本となるマシンを目にすることができる。


メーカー製カフェレーサーの時代

 ロッカーズに端を発したと言われるカフェレーサースタイルは、70年代に入ると世界的にも広まり、欧州各地のカスタムビルダーによって様々な車両が生み出された。リックマンやビモータはその代表的格であり、彼らの生み出す美しいマシンは、世界各国の二輪メーカーにも影響を与えたとさえいわれる。
 このように、ストリートから生み出されたスタイルがメーカーを動かすほど、カフェレーサーブームが世界的なムーブメントだった時代があったのだ。


RICKMAN CR750

RICKMAN CR750

フレームビルダーのリックマンが販売していたCR750は、CB750Kのエンジンを搭載。他にZ1エンジンを搭載するCR900がある。


BMW R90S
平均相場120万円〜

BMW R90S

BMWのカフェといえばコレ。世界的に人気があるため、価格は高めだがカラーリングなど含め雰囲気は最高だ。

ホンダ CB400Four
平均相場88.8万円

ホンダ CB400Four

74年登場のヨンフォアは、美しい集合管やコンチハンドルがカフェな雰囲気。カスタムパーツもまだまだ手に入る。

カワサキ Z1-R
平均相場140.1万円

カワサキ Z1-R

77年にデビューしたZ1-R。純正でビキニカウルを装着し、70年代カフェスタイルの代表格ともいえる車両だ。

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