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カスタムパーツ

カフェ カスタム

ドゥカティ ポールスマート1000LE

モトグッツィのV7クラシックをベースにしたカフェカスタムのコンセプトモデル。現行マシンでもここまで化ける!

ドゥカティ ポールスマート1000LE

カフェ作りに必要なパーツとは……

 ベース車が決まったら、カスタムするパーツも考えておきたい。様々なスタイルのカフェレーサーがあるが、ここでは最低限抑えておきたいカフェ的なパーツについて具体的に考えてみよう。
 まずハンドルはクリップオンや、一文字ハンドルなど、軽い前傾姿勢になるものをチョイスすると雰囲気も高まる。それに合わせて、バックステップをチョイスすると、人が乗ったときによりカッコ良く見える。ステップが前寄りでハンドルだけが低いと、乗りづらいし、跨った姿も少しチグハグしたものになるから、トータルでカスタムするように心がけよう。加えてシートもノーマルより薄型のモノやシングルタイプをチョイスするとよりカフェ的な雰囲気に。
 外装関係では、前後をアルミフェンダーに交換するのがオススメ。ノーマル車の多くが鉄フェンダーなので、交換によって重量的にも軽くなるし、軽快な印象に変わる。予算的に余裕があれば、ガソリンタンクをアルミに変更するのもアリ。
 さらにヘッドライトやテールランプ、ウインカーも社外品の小ぶりなものに交換するとスッキリした見た目に変更でき、スポーティーさを演出できる。
 カフェレーサーを作るためのパーツは沢山ある。その中で何を選ぶかは個人の好みとアイデア次第だ。理想の一台を作りたいのなら、あらかじめ自分が目指すスタイルを思い描いておくことが大事なのだ!!


拘っておきたいポイントはココだ!

リア

フェンダーはショート、テールランプやウインカーは小ぶりなタイプがお約束。これだけで随分スポーティになる。

ステップ

低いハンドルをチョイスした際にはステップの位置もハンドルに合わせてバック気味が良いだろう。乗り易さも考慮したい。


シート

シートは薄型のセミダブル、またはシングルシートがスポーティ。形状だけでなく表皮の張り替えで個性を出すのも○。

ハンドル周り

ハンドル周りは極力シンプルにまとめたい。アップハンモデルをセパハンにした場合はハンドルストッパーも忘れずに。


カフェレーサーの源流を知ればもっとリアルになる

 カフェレーサーは古くから人気のカスタムスタイルだ。今回の特集でも紹介したように、時代ごとに数多くのスタイルや流行が存在する。ただどの時代にも共通したイメージがある。それは、見た目がシンプルなこと、そして低く構えた速く走れそうなスタイルであること、この2点だ。つまり、『走り』をイメージさせる車体がカフェレーサーにとっては重要なのだ。こまかな定義を挙げ出すとキリがないし、時代ごとにそれは変わってしまう。例えばロッカーズの彼らが乗っていたように、その当時のレーサーのようなスタイルを現代に当て込むと、それはレーサーレプリカであったり、スーパースポーツであったりする。でも、それらのバイクを見て『カフェレーサー』と呼ぶ人はあまりいないはずだ。
 しかし、ここまで紹介したとおり、決して旧車だけがカフェレーサーというわけではない。むしろボルトオンのカスタムパーツが豊富な今の時代では、現行車やそれに近い車両をベースにした方が理想のカフェには近づけやすい。ただ、その過程で古きよき時代の事も知っておくと、車両選びもカスタムパーツ選びも楽しくなるはずだし、よりリアルなカフェレーサーを手にすることが出来るはずだ。
 何より大事なことは、そのカフェレーサーと呼ばれるスタイルの源流を少しでも知っておくことなのだ。バイクだけでなくファッションにもばっちり拘りたいなら、右のような資料を参考にしてみよう。
 最後にひとつ。カフェレーサーを気取れる納得の一台を手に入れたら、お気に入りのカフェを探そう。近所でもいいし、いつものツーリングコースでもいい。カフェに乗り付けて愛車を眺めるのもカフェレーサーの楽しみ方だ!

◇◆◇昔のカフェレーサーを知るためのアイテム◇◆◇

『さらば青春の光』

映画『さらば青春の光』

当時ROCKERSと対立していた、スクーターに乗ったMODSと呼ばれる若者達を描いた映画。随所にROCKERSたちのカフェレーサーが登場する。必見!◎DVD 1800円発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント

『ROCKERS!』

写真集『ROCKERS!』

50〜70年代前半にかけてのROCKERSの姿を収めた写真集。カフェカスタムの構想を練るならぜひとも目を通しておきたい一冊。輸入品のため全編英語。◎平均価格3000円ほど。洋書を取り扱う書店で手に入る。

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