思っているより簡単に取り付けられる！
ETCを利用するには、ETC車載器の料金、車載器の取り付け料金、さらにそれをセットアップする料金が必要だ。細かく見ると、現在バイク用のETC車載器は1万9950円もしくは2万9820円の2種類のみ。車載器の取り付け費用は、取り付けショップによって変わるが7000円～1万円程度と見ておけば良いだろう。また、ETCを取り付けた車両情報（ナンバープレートなど）をインプットするセットアップは3000円ほど。合計すると約3万～4万円強となる。
車載器は個人で取り付けることが出来ない。そのため、セットアップ店として登録されたバイクショップ、整備工場などの取扱店に申し込み、セットアップ&取り付けが行なわれる。以前は、書類による申し込みが必要だったために1～2週間ほど待たされることもあったが、現在は当日のうちに取り付けまで終了するようになった。なお、ETC車載器にはクルマ用もあるが、耐候性や内部システムといった問題から、バイクには使用出来ない。
寒い冬や雨の時は、グローブを外し財布からお金を出すことさえも面倒な料金所をそのまま通過できるメリットは大。さらに、通行料金も格段に安く、割引の種類によっては通常料金の約50％オフになる場合もある。もっとも、この割引の細かい内容に関しては、各高速道路によって微妙に違うため、HPで確認してもらいたい。また、ETCを利用するほどにポイントが貯まり、貯まった分で無料通行分と交換可能なマイレージサービスなども用意されている。
自分の使い方にあったものを吟味しよう！
バイク用ナビと言っても千差万別。携帯電話のナビゲーションサービスを利用すれば月々数百円程度だが、バイク専用品を購入するなら、3万円後半から10万円前後と言ったところ。当然高価な製品ほど機能も充実している。だが、重要なのはナビに何を求めるのか。細かく道を案内してほしいなら、収録している地図データが大きい製品を選べばいい。また、地図と併用するから、大まかな場所さえわかればいいと言うなら、簡易的なもので安くあげることも可能。
基本的にコンパクトなバイク用ナビは、取り付けも簡単。とくに汎用式のナビは、ナビを取り付けるアタッチメントをハンドルなどにクランプするだけのお手軽さだ。一方、車両のバッテリーから電源を持ってくることが多いメーカー純正ナビの場合には、取り付けに専門知識が必要となる。出来ることなら専門店に作業を依頼することをお薦めする。もっと気軽に使いたいなら、タンクバックに装着するナビ用ケースを利用する方法もある。
ナビのもっとも重要な働きは、当然ながら道案内だ。方向音痴なライダーも安心してツーリングを楽しめる。でも、使い方はその人次第、無限大！ わざとナビが案内しているルートを外れて、現在走行している道と並行している一本横の道を走ってみたり、地図には載っていない絶景の休憩ポイントをナビに記憶させたりと言うこともお茶の子さいさいだ。さらに、メーカーによってはHPで、推奨ツーリングルートのダウンロードサービスなども行なっている。
