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雨でもバイクを楽しもう!!

“曇り”に気をつけよう！

雨天走行は、水滴がシールドやゴーグルのレンズに付くこともあり、視界が悪くなりがちなので注意しよう。晴れの日に比べると暗くなることが多く、あまり濃いスモークシールド（レンズ）の使用も控えたい。また、シールドやゴーグルのレンズも曇りやすいので、注意が必要だ。

	フルフェイスヘルメットのシールドが、自分の吐く息によって曇ってしまう場合、口元のベンチレーション（ごくまれに、未装備モデルもある）を開けると効果的。ノーズガードも忘れずにしよう。		フルフェイスヘルメットのシールドは、アンチフォグ仕様に変更しておくと曇りづらい。写真は、2層構造を持つSHOEIのピンロックフォグフリーシステム（本体：4200円、ピンシート：2520円）。
	オフロードヘルメット用ゴーグルのなかにも、恵里ちゃんが熱い吐息を吹きかけても曇らないレンズを採用したモデルがある。写真は、スワンズのラッシュ-アドバンス（8925円）だ！

雨水の浸入に注意！

ほとんどのレインウエアには、首まわりのサイズ調整が可能だ。これは、走行中に風と一緒に雨が入ったり、停車中にヘルメットからしずくが落ちて濡れたりするのを防ぐため。非常に水が入りやすい部分なので、苦しくない範囲でしっかりとサイズを調整しよう。

ゴールドウインでは、ヘルメットの下に被ることでエリから水が浸入するのを防ぐ、防水ネックカバー（4000円）も発売している。頭部は吸汗・速乾性のメッシュ素材だ。

レイン用がベスト！

せっかく買った高価な革グローブを雨のなかで使うのは、傷みの原因となるためお薦めできない。防水仕様でなくてもいいので、レインウエアやシューズなどと一緒に、雨の日用のグローブも持っておきたい。とくにツーリング時は、何個か持っておいて、交代で使えばかなり快適に走れる。

RSタイチのドライマスターレイングローブ（5985円）には、ゴーグルの外側に付いた雨粒をぬぐえるワイパーもある。防水透湿素材のドライマスターを使用したモデルだ。

伸縮素材のネオプレーンを効率よく配した、クシタニのエクストリームレイングローブ（6720円）。手のひら部には、濡れてもグリップする素材を使用している。

気温が高い日のウェット走行では、メカニック用（作業用）グローブや軍手で走るという手段もある。手は確実にふやけるが、安価で入手できるため、雑に使えるのが魅力だ。

バタつきを抑えよう！

腰や腕まわりがバタつくと、ライダーの疲労につながるだけでなく、レインウエアの防水用シームテープ（目止めテープ）を傷めることもある。アジャスター機構の多いレインウエアは、価格が高めなことも多いが、疲労や耐久性を考えれば、それだけの価値はある。

焦がしちゃダメ！

レインウエアの表地は熱に弱く、マフラーなどに触ってしまうと、穴が開くことがある。耐熱ガードのないパンツはとくに、マフラーに接触しないよう注意しよう。ラフ＆ロードでは、一般的にマフラー側となる右足に装着するラフヒートガード（4095円）もある！

適正サイズを選ぼう！

レインウエアは服の上から着るものなので、普通のウエアよりも大きめに設計されている。購入時は、幅ではなく丈が自分に合ったものを購入しよう！　とくにパンツが短めだと、バイクにまたがった時に下に履いたズボンのスソが出てしまうから、注意したい！

防水透湿シューズかカバーを

雨対策は、足の先まで完璧にしないと、結局は不快感を持つことになる。そこで、防水透湿シューズを履いたり、ブーツ（シューズ）カバーを使ったりすることをオススメしたい。またラフ＆ロードからは、ゴアテックス製のソックスなんてモノも発売されているぞ！

ブーツカバーの利点は、安価なのと、お気に入りのクツやブーツがそのまま履ける点。写真のNANKAI製ショートブーツカバー（2310円）など、多くの製品がリリースされている。

夏は蒸れるからお薦めできないが、出先で突然の雨に降られた場合、クツ下の上にビニール袋を二枚重ねで履いてからクツを履くと、水に濡れて足先が冷えるのを避けられる。