能登半島の快走録 ドゥカティ ST3&ムルティストラーダ1000DS 首都圏エリア 石川県・能登半島 ツーリング情報
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ツーリング 首都圏エリア 石川県・能登半島
ツーリングレポート
金沢を抜け和倉温泉へ
降りしきる雨のなか
金沢まで一気に駆ける
金沢を抜け和倉温泉へ「そろそろ梅雨が明けるし、どこかへツーリングに行かない?」
「そうだな。どうせ行くなら久しぶりに遠いところなんてどう?」
「オレ、能登半島に行きたい。どうしても走ってみたい道があるんだ」
「なんかおもしろそうだな。行くか!」
 こんなたわいもない会話から今回のツーリングが実現した。
 能登半島までは東京から高速道路を使って約500km。制限速度で計算すると6時間を超える距離だ。途中の休憩や給油などの時間も考慮すれば、少なくとも8時間はみておかなくてはいけない。
 距離や時間といった数字だけを見るとさすがにヘコんでしまうが、行ったことのない能登半島という目的に目を向ければ、ワクワクした気持ちで心が満たされる。漠然と走るツーリングも楽しいけれど、やはりなにか目的意識をはっきり持ったツーリングのほうがモチベーションはグンと上がるというものだ。
 というわけで、今回は中央道〜長野道〜上信越道〜北陸道をひた走り、能登半島を目指した。
 スタートからしばらくは好天に恵まれたことも手伝って順調に走行。しかし、長野と新潟の県境を通過するころになるとポツリポツリと雨が降ってきた。レインウエアを着込んで走行を続けるが、前を走るクルマが巻き上げるウオータースクリーンに悪戦苦闘。時折シールドに付着した水滴を払いのけながら、なんとか石川県金沢市まで到着した。
 ここから能登半島までは目と鼻の先。ならば金沢市街に立ち寄らない手はない。金沢といえば、いまなお武家社会だった昔の面影を色濃く残す城下町。古き時代に思いを馳せながら散策することにした。
 最初に訪れたのは、国の重要伝統的建造物群保存地域に指定されている茶屋街・東郭(くるわ)だ。格子や軒灯などが当時のまま残っていて、遠い過去にタイムスリップしてしまったかのよう。ツーリングといえば、道の駅での休憩が定番だけど、たまには茶屋で一服するのも悪くない。
 一息ついたのち、長町武家屋敷跡へ移動。ここは加賀藩の武士たちが住んでいた地域で、瓦屋根の土塀に囲われた日本家屋が軒を連ねている。ひときわ細く入り組んだ路地は敵の侵入を妨げるためのもので、機動力の高いバイクでも通り抜けるのに手こずってしまった。
 気が付けば夕刻。金沢の街並みに別れを告げるころに再び激しく降りだした雨のなか、宿のある和倉温泉へ。いよいよ能登半島に上陸だ。
能登半島を一気に駆けめぐる!
美しい海岸線を走る
魅力満載の能登半島
能登半島を一気に駆けめぐる! 宿で温泉&新鮮な魚介類を堪能し、鋭気が増した2日目の朝。前日の天気がウソのようにさわやかな夏空が広がり、ツーリングのメインである能登半島を駆けめぐる。
 鼻息も荒く向かったのは禄剛崎灯台。その前に、せっかく能登まで来たのだから能登島大橋からツインブリッジのとというふたつの橋を渡り、七尾湾に浮かぶ能登島を通過した。
 穴水までは海岸線、そこから先は能登空港をかすめるように半島の中央部を突き進む。まるで北海道のような真っ直ぐに伸びる道かと思うと、バイクの楽しさを盛り立てる大小さまざまなコーナーが連続する。前日のフラストレーションを払拭するかのように、禄剛崎灯台までの道のりをハイスピードで駆け抜けた。
 禄剛崎の灯台を拝むように見学し、勾配のキツイ海岸線で延々と続くワインディングを存分に楽しみながら輪島方面へ向かう。その途中、赤神海岸で奇妙な形をした岩を発見した。
「なんだあれ?」「あの形ってもしかして!」バイクを路肩に止めてまじまじと眺めてみると、なんと怪獣ゴジラそっくりなのである。名前もそのままゴジラ岩だ。
 ファニーな気持ちにさせてくれたゴジラ岩を出発し、次に立ち寄ったのは国道249号沿いにある白米の千枚田だ。ここは山の傾斜を利用して棚のような田んぼが点在する絶景ポイント。長距離移動で疲れかけていた目が、棚田の美しい景色を見たことで癒されたほど風光明媚だ。
 輪島で昼食をとり、能登半島ツーリングは終盤へと突入する。次に向かった先は絶景ならぬ絶叫スポットで知られるヤセの断崖だ。なぜなら高さ35mもの断崖が海に突きだしているのだから。さすがに先端には入れないよう柵が設けられていたが、そこへ行くだけでも十分だった。
 そして、能登半島ツーリングはクライマックスを迎える。最後の締めに選んだのは今回どうしても行ってみたかった千里浜なぎさドライブウェイだ。能登半島の根元にあるこの海岸は、天候に恵まれれば美しい夕景が望めるスポット。ここを走りたかったがために能登半島に来たというもの。東京からわざわざ来たボクらを歓迎するかのように、この日は絶好のコンディション。日本海に沈む夕陽を全身で受けとめ、海岸線を2台のバイクで走る。いままで体験したことのない感動がそこにあった。
 道、食、温泉、そして景色。ツーリングの醍醐味といえる4拍子を満たせた能登半島での時間。これがあるからツーリングはやめられない。
2日で1500kmを走破!
真のツアラーST3
自由自在なムルティ
2日で1500kmを走破! 1500kmといえば、2日間で走るにはかなりシンドイ移動距離だ。バイクを新車で買うと1ヶ月、もしくは1000kmの慣らしを目安に最初の点検がある。それ以上の距離をわずか2日間で走ったのだから、あらためて今回のツーリングのおともがこの2台で良かったと思う。
 1台はドゥカティのスポーツ・ツーリングシリーズのST3。とにかく印象的だったのは992cc水冷3バルブエンジンのフィーリングだ。スムーズかつマイルドなフィーリングで扱いやすい低速域は、まるでモンスターなどに搭載される空冷2バルブのようだ。かと思うと、高速域では水冷エンジン特有のパワフルなパフォーマンスを発揮するのだからオモシロイ。
 また、大きなフェアリングと厚みのあるシートはいかにもロングランを得意とするツアラーといった感じだが、ワインディングでは見た目の印象からは想像できないスポーティな走りが楽しめた。
 いっぽう、ムルティストラーダはその名のとおり「走る道を選ばない」というコンセプトの新世代バイクだ。オフ車のようなアップライトなポジションで気負わずに長距離を楽しめた。1000cc空冷2バルブエンジンのパワーとトルクも必要十分。
 ただ、高速移動では思いのほか風の抵抗が大きく感じられ、もう少し大きなフェアリングが欲しいところだ。ワインディングでのパフォーマンスは申し分ない。だが、アイポイントが高いためにリーンアングルの限界が掴みづらく「まだ行ける…かな?」といった感じだ。
 ともあれドゥカティのなかでも「個性派」の2台。その個性のお陰でロングランツーリングを大いに楽しませてもらった。週末に「ちょっと遠くまで走ってみようか」と思わせてくれるバイクたちだった。
2日で1500kmを走破! ←2日間で1500km走った能登半島ツーリング。さすがに疲れを感じたが、その疲れを忘れたころ、また能登へ行きたくなることだろう。
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