 |
 |
 |
雨上がりの金沢は
艶やかで美しい
「金沢」は江戸時代の加賀藩政時代には日本で5番目の城下町として文化や産業が栄え、いまなお伝統が受け継がれている。金沢城や兼六園、さらには茶屋街や長町武家屋敷など、古き良き時代の面影を色濃く残している城下町で、ボクらが訪れた日も多くの観光客で賑わっていた。 |
 |
←東郭にある茶屋は入館料を支払えば、屋内の見学もできる。芸妓が舞を披露する部屋など、茶屋特有の作りは必見だ。 |
 |
←茶屋街にある志摩で抹茶と和菓子をいただいた。いつもの缶コーヒーもいいが、たまにはこうした一服もいいものだと思う。 |
 |
←2台のドゥカティが並ぶと、バイク雑誌の表紙になるほど風情が感じられる武家屋敷。しかし、このときは雨宿りの最中! |
 |
 |
和倉温泉の目の前に浮かぶ「能登島」は、曲線美が印象的な能登島大橋もしくはツインブリッジのとのいずれかを渡れば行ける。毎年夏に開催される日本三大火祭りの「能登島向田の火祭」や天然温泉の「ひょっこり温泉」、さらには能登近海の水棲生物などが見られる「のとじま水族館」など、たくさんの観光スポットが点在。七尾湾越しに見える能登半島は緑豊かで美しかった。 |
 |
能登半島の最北端にあるのが「禄剛崎灯台」だ。この灯台の歴史は古く、明治16年(1883年)にイギリス人技師の設計によって建造されたものらしいのだが、今日でも船舶の航行を見守っている現役バリバリの灯台。能登半島の外浦と内浦の接点に位置し、海から昇る朝日と海へと沈む夕陽の両方を見られることから老若男女問わず、多くの観光客が足を運んでくる。 |
 |
 |
←上海や釜山など、異国までの距離を見ると遠くまで来たことを実感させられた。条件が整えばこの場所から佐渡島も見える。 |
 |
日本海の荒波が作り上げた断崖絶壁や奇岩が続く能登金剛。「ヤセの断崖」はそのなかのひとつ。名の由来はいくつかあり「かつて、この付近の土地がやせていたため」「先端に立って海面を見下ろすと身もやせる思いがする」という説が有力だという。また、松本清張の小説「ゼロの焦点」の舞台となったことでも有名だ。その高さに足がすくんでしまったが、目の前に見える景色は壮大で美しかった。 |
 |
←ヤセの断崖を横から見ると、海に突き出しているのがよく分かっていただけるはず。風が強い日はマジで注意が必要だ。 |
 |
輪島へと続く国道249号線沿いに突如現れる「白米の千枚田」。山の傾斜を切り開いた先人の苦労と工夫が見て取れるほど複雑な形状をしている。田んぼの数は約900枚にもおよび、ひとつひとつが複雑で小さいために田植機では作業ができず、すべて手作業で行われるという。稲が伸びるまでは色鮮やかな緑が、稲穂を付けた秋には黄金色に輝き、四季折々によって風情の違いを楽しめる。 |
 |
 |
こちらも国道249号線から眺められる赤神海岸の「ゴジラ岩」。もちろん人の手は一切入っておらず、長い年月をかけ日本海の荒波によって削られた自然の驚異である。このゴジラ岩へは潮が引いているときならば歩いて行くことができるので、チャンスがあればぜひ訪れてほしいスポットだ。そういえば、ゴジラのニックネームで知られるヤンキース松井選手は石川県出身だったはず(笑)。 |
 |
今回のツーリングでクライマックスの舞台となった「千里浜なぎさドライブウェイ」。長さは約8kmで、そのうち約5kmが走行可能という、日本では珍しく走行が認められている海岸だ。バイクはもちろん、観光バスも頻繁に通ることで有名。運が良ければ黄金色に輝く夕陽が海へと沈むという、映画のワンシーンに登場するかのような美しい夕景を見られる能登半島有数のビュースポット。 |
|
|
 |
 |
 |
宿守屋 寿苑 |
 |
今回宿泊した寿苑がある和倉温泉は能登観光の拠点となっている温泉街で、一羽のシラサギが傷を癒していたところを発見された名湯。開湯1200年以上の歴史を誇る。そんな名湯が自慢の寿苑は全室オーシャンビューで、時間の経過にともなってさまざまに表情を変える七尾湾の海を見られる。
石川県七尾市和倉温泉
TEL:0767-62-3322 |
 |
←今回は男2人で能登半島までロングツーリングを決行。ソロもいいが、気の合う仲間と行くツーリングは楽しさも倍増。 |
|
|