バイクのクーラントは車用でも大丈夫?バイク用との違いはある?
クーラントは、バイク用や車用など種類分けして売られています。基本的に、バイクにはバイク用を使った方が良いと思いますが、車用など他のクーラントでも代用できるのでしょうか。ここでは、バイク用と車用クーラントとの違いについて確認していきましょう。
クーラントの役割は凍結・さびの防止
クーラントには以下の役割があります。
凍結防止
クーラントを水に入れることで、外気温が摂氏0度でも水が凍結しなくなります。真冬にバイクを使うときは、冷却水が凍ってしまうと循環できないだけでなく、冷却水が流れる管を傷つけてしまう可能性があるため、凍結は避けたいところです。
防腐作用
クーラントの防腐作用がないと、エンジンなどのさびの原因となってしまいます。さびが発生すると管が詰まり、オーバーヒートを起こす可能性がでてきます。クーラントにはさびを抑制してくれる作用があるため、そのトラブルを防ぐことができます。
防泡作用
クーラントを入れた水は気泡ができにくくなります。気泡はウォーターポンプの羽を傷めてしまうため、できる限り泡は作られない方が良いです。
なお、クーラントの役割は、バイクで用も車用でも変わりません。
クーラント液はバイクか車かに関わらず基本何にでも使える

クーラント液の性能は基本的にどれも同じなため、どのクーラント液でも使用できます。それでは、なぜクーラント液の種類分けが行われているのでしょうか。それには以下のような理由があります。
希釈率が異なる
クーラント液は原液で売られているタイプと、希釈して売られているタイプに分けられます。原液タイプは、水と希釈して濃度を調整し利用します。
色が異なる
クーラント液には赤や青、緑など色付けがしてあります。色を付けて、にごり具合を見ることで交換時期を把握することができるためです。また、メーカーによって多少の違いはありますが、同じ色のクーラント液では、含有されている成分が似ている傾向にあります。
クーラントには上記の2つの違いがありますが、役割は変わらないため、どのクーラント液でも基本的に使えます。
車用クーラントをバイクで使う注意点
車用クーラントをバイクで使う場合は、以下の点に注意しましょう。
購入した車用クーラントの濃度を確認して、適切な濃度に希釈しましょう。濃度比率が濃すぎると、パーツを傷つけてしまうリスクがあります。また、色を混合させると汚い色になってしまい、冷却水の汚れを見分けにくくなってしまいます。交換時には、前に使っていた液は水で十分に洗い流しましょう。また、理想としては他社製品と混合させない方が安心です。
まとめ
本記事は、2018年8月31日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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