バイクの任意保険について知っておきたい基礎知識
バイクに乗る際に必ず加入すべき自賠責保険ですが、バイクの保険はそれだけでは必ずしも十分とは言えません。自賠責保険では補償内容に限りがあるからです。そこで登場するのが任意保険です。今回は任意保険の必要性や補償内容などについて解説します。
任意保険とは
自賠責保険はバイクに乗る際に誰もが加入しなければいけません。しかし、自賠責保険は基本的に対人賠償保険としての機能しかありません。自身の怪我や対物の賠償には対応していないのです。そのため、自身の怪我や物損事故などの事態に備えて、任意保険に入っておく必要があるのです。
任意保険に入る際に知っておきたいのが、ノンフリート等級です。ノンフリート等級は保険料の割引率に関わってきます。等級には1等級から20等級まであり、加入中に事故を起こさなければ等級が上がっていき、それだけ保険料が割引される仕組みになっています。
知っておきたい、任意保険の種類
任意保険にはいくつかの種類があります。たとえば事故を起こした際に、相手の車両やガードレールなどの賠償を補償してくれる対物賠償保険です。他にも、自分や同乗者が怪我をした際の医療費を補償してくれる搭乗者傷害保険などがあります。搭乗者傷害保険と似ている人身傷害保険もありますが、両者の違いは「保険金の計算内容の違い」です。また、任意保険は盗難保険など、いくつかの保険を兼ねているものも多いです。これから任意保険に加入する際には、オプションや補償内容を確認して、自分に合った保険を選ぶようにしてください。
任意保険の特約について
任意保険は、自賠責保険では補いきれない対物事故や自損事故、バイクの盗難補償などを求めることが出来ます。補償内容は保険の契約次第で大きく変わります。自動車保険に加入している場合は、保有している原付バイクにも補償が適用される「ファミリーバイク特約」を利用出来ますが、バイクのみを所有している場合は「バイク保険」などに加入することをおすすめします。毎月数千円程度の保険料が相場ですが、一括見積もりなどを利用して、より良い保険の補償内容を組み立てることも可能です。
自賠責の加入について
任意保険にはいくつかのオプション・特約が用意されています。たとえば示談代行サービスがその代表例です。示談代行サービスをオプションとして付けると、事故を起こした際に保険会社に示談交渉をしてもらえるといったメリットがあります。他には、運転者限定特約も付けておくと便利です。運転者限定特約は、任意保険の補償が適用される運転者を限定して、その分保険料を安く出来る特約です。ここで紹介した以外にも、任意保険の特約は数多くありますから、自分に必要な保険を選んで加入してください。
まとめ
任意保険に入っていないと、事故を起こした際に医療費などの負担が増大するだけでなく、賠償責任が生じた際に対応出来ないこともあります。バイクライフを楽しむためにも、ぜひ、任意保険に加入しましょう。
本記事は、2016年4月25日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
最新記事一覧
