ハッシュタグ カレーメシ!のカスタム・ツーリング情報1件

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    カレーメシ!の投稿一覧

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    • マリン後輩さんが投稿したバイクライフ

      2021年08月18日

      71グー!

      (そのバイクって何て言うんですか?)
      「これはオフロード、あぁ正確に言えばエンデューロだな」
      (どこのバイクですか?)
      「KTMってとこの250ccのヤツだよ。なぁ、おい見てくれよ。チャンバー!スゴいだろう? この時代に2ストロークだぜ?」
      (──え?すいません、2ストロークって何ですか?)
      「はぁ? おい、マジか参ったなぁ……まぁ良いや。スゴいエンジンが乗ってるってことだよ」
      (なるほど。では最後に愛車の名前を教えて頂けますか?)
      「250EXC TPI」
      「めっちゃ軽くてめっちゃ過激でめっちゃ楽しいバイクだよ」

      愛車から快音と白煙を撒き散らし、ぬかるみを走破していく!
      「ん! ─ン!」
      滑るタイヤをケツで感じ経験と勘を頼りにスロットルを操作。
      ハンドルを振り回し、雨に歪むゴーグルの視界に睨みを効かせる。
      「おい、イケるか?」
      インカムからキンノスケの問いが跳んでくる。
      「おう! イケるイケる!……たぶん」
      短く返事。
      「たぶんて、、、おい頼むぜリンタロウ」
      キンノスケの声。
      知るか! こっちは豪雨のゲロ道を走っとんじゃ! お前みたいに……
      「そっちはエエの! 車で!」
      軽く後ろを振り返る。
      キンノスケの駆るジムニーのヘッドライトに目が眩んだ!
      「ぐあッ! 目が、目がァ!」
      あのク◯ボケ! ハイビームにしてやがった!
      「ギャハハハハ! っうぉ!」
      途端、キンノスケが悲鳴を上げる。
      再び振り返る。
      ジムニーが見事にドでかいオアシスにダイブしていた。
      「アヒャヒャヒャヒャ!」
      俺はしこたま笑って速度を上げる!
      「あ、おい。待て!コラ!」
      おーい!……オラ!……この薄情モーン!

      キンノスケとは長い付き合いだ。
      出会いは地元のショップが催したオフツーだった。
      そこで意気投合し気がつけば10年が経っていた。
      お互い見事に年は30半ば、なのに山を駆け回るガキのように飽きもせず山を走っている。
      もとはお互いにバイクだった。
      でも、数年前にあのバカは谷底に落ちて完全に足をイワしてしまった。
      するとヤツは車で来るようになった。
      あぁ、なんと言うか。ホントに……
      最高なヤツだよ。
      まぁ、実際俺としてはジムニーに荷物とかガソリンとかレスキューアイテムとか詰め込めるから大助かりではあるんだが。

      「オラ、巻くぞ~」
      近くの太い木にウィンチを巻き付けて、キンノスケに合図を送る!
      そして。
      プァパパン! ブィーン!!!
      250EXCを叩き起こす!
      「せぇーの!」
      ミシミシミシミシ! プァァァン!
      軋みながら巻かれるウィンチ、フレームに巻いたハーネスでジムニーを引っ張り上げる。
      ジムニーのマフラーからモノ凄い量の白煙が上がる!
      250EXCも負けないくらいの白煙を上げる!
      「えーと、こういう時何て言うンだっけ?」
      「ああん?」
      「ほら。ふぁいとォ~!」
      あぁ、そういうことね。

      「「イッパァァァァーーーツ!!!」」

      「一時はどうなるかと思ったわ」
      タープの下、鹿番長のイスに座るキンノスケが呑気にコーヒーをすする。
      「よく言うぜ。お前、もしこれでフレーム歪んでたら弁償しろよな」
      俺は地面に置いていたカレーメシに湯を注ぐ。
      「はいはい。了解了解」
      「もしくは1290 Sアドベンチャー買ってくれ」
      「ハンッ!お前みたいな短足じゃ無理だよ」
      「ンだとコラ! テメェ、コーヒーにガソリン入れんぞ」
      悪態をつきながらキンノスケにおかわりを注いでやる。
      しばしの間、2人で空を眺める。
      気づけば降り続いていた雨が弱まってきていた。
      見える空の彼方、かすかに見えるアレは晴れ間か?
      「……ありがとうな」
      「…おう。」
      俺は出来上がったカレーメシにスプーンを入れる。
      「あ! テメェ。自分だけ飯作りやがったな!あ!? しかももう水、無ぇじゃねぇか!」
      どういうことだよ!?
      「ガハハハハ」
      俺はサッと立ち上がりカレーメシを持って逃げる。

      ジムニーや250EXCを壁にグルグルと追いかけっこ。
      よこしなさいよ!
      嫌だよ! バーカ!

      「じゃあ、また競争な」
      「OK。ゴールはてっぺんの見晴らし台で」
      互いに愛車にガソリンを飲ませて戦闘態勢に入る。
      スタートは雲から太陽が出たら……
      ん!? 興奮で開いていた口に大粒の雨が入った。
      思わずえづく。俺は目を背ける。
      「今!」
      並んだキンノスケがフライングをかます!
      巻き上がった泥と砂利が俺を襲う!
      「テメェ! ズリィぞ」
      「勝てば良かろうなのだ」
      こなぁ◯ソォ!
      ゴーグルを乱暴に拭い俺もロケットよろしく出発した。
      木々の間を縫っていく。
      思わず口もとが緩む。
      良いねぇ~

      「「楽しくなってきた!!」」


      #250EXC #俺RIDE #東◯海平 #カレーメシ!

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