バイクのハザードランプ(非常停止灯)の装着義務は?
方向指示器やハザードランプは思わぬ事故を予防するために設けられていますが、ハザードランプはバイクに必ず装着する必要性があるのでしょうか。これは特に最初の車検時には気になるかもしれません。そんなハザードランプの保安基準について確認しておきましょう。
ハザードランプの役割
ハザードランプは別名「非常点滅表示灯」と呼ばれることもありますが、その主な働きは「周りのドライバーやライダーに自車の存在を知らせること」です。たとえば、バイクが故障等で動けなくなった際に、ハザードスイッチによってランプを点灯させて周囲に注意喚起します。このように、基本的にハザードランプは緊急時のために設けられています。
また、渋滞時にもハザードランプは活用されます。渋滞最後尾についた際にハザードランプを点灯させれば、後続車に対して注意を促すことが可能になるのです。他にも、ハザードランプは慣例的に使われることもあり、色々なメッセージを周囲の車両に伝えることが出来ます。

ハザードランプは装着する必要性がある?
バイクの場合、ハザードランプの装着義務はありません。これは装着義務がある四輪車とは大きく異なる点です。そのため、ハザードランプはバイクによって備わっているかどうかが異なります。たとえば、排気量が小さいバイクだとハザードランプが付いていないことがあります。
一方、大型のバイクになるとハザードランプが備わっているバイクが増えてきます。これは大型のバイクは高速道路等を使用することも多いと想定され、必然的にハザードランプの所要も増すためです。ハザードランプがあるとより安全に高速道路走行が出来るようになりますし、色々と便利ですから、付けておくのも良いかもしれません。
ハザードランプだけでは不十分なことも
ハザードランプを付ければ高速道路でも路肩に車両を停められると思ってしまう人もいるかもしれません。しかし、実はこれは間違いなのです。車体が小さいバイクであっても、路肩停車を高速道路でする際には三角表示板が必要となります。
これは道路交通法施行規則に定められていますから、注意しておきたいものです。バイク用の三角表示板もありますから、ツーリング等に持って行くようにすると安心です。
まとめ
バイクにはハザードランプの装着義務はありません。しかし、装着しておくと高速道路走行時にも役立ちますから、取り付けておくと安心です。その際は、必ず左右対称に取り付け、同時に点灯する必要があります。
本記事は、2017年1月16日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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