【回らない、入らない】バイクの鍵穴が壊れる原因と対処方法｜グーバイクマガジン -公式サイト-

「バイクの鍵穴が突然壊れてしまい、鍵が回らない、鍵が入らない」といった事態はいつ起こるかわかりません。当然、鍵穴が壊れた状態のままではバイクに乗ることができないため、修理は必要不可欠です。
しかし、予備知識がないまま自分で修理をしてしまうと、さらにバイクの鍵穴を壊してしまう可能性があるのです。
そのため今回は、バイクの鍵穴の故障症状と原因、さらに対処方法について詳しくご紹介します。

バイクの鍵穴の故障症状と原因

バイクの鍵穴に関するよくある故障症状は、次の通りです。

• キーが回らない
• キーが入らない

こういった症状の原因となっているのが、キーや鍵穴の摩耗、サビや異物による鍵穴のつまり、ハンドルロックの潤滑不良です。特に短距離を頻繁に走るケースの場合、知らず知らずのうちにキーや鍵穴が摩耗しやすい状態をつくっていることになります。また、バイクの保管状態が悪く、湿度やホコリなどの影響を受けやすい場合もまた、鍵穴のつまりの助長につながります。

その構造上、ハンドルロックの鍵穴は雨水がたまりやすくなっています。整備不良により内部にサビが発生している場合も、キーが入らずハンドルロックが解除できないことがあります。

鍵穴が壊れたときの対処方法

鍵穴が壊れ、キーが回らないことを潤滑油不足だと考え、CRC（シリコンスプレー）を吹き付ける人がいますが、この方法はおすすめできません。確かに、吹き付けた直後は鍵穴の状態が改善されることがあります。
しかし、鍵穴の中には外部からではわからないホコリや錆があります。そのため、CRCを吹き付けると汚れと油が混ざり、鍵穴の状態が悪化し、結果的に鍵穴交換が必要となってしまうのです。

また、無理にキーを回そうと力を加えすぎた結果、鍵穴が完全に壊れてしまうこともあります。

そのため、鍵穴が壊れたと思ったときには、以下の道具を使用してください。

• パーツクリーナー
• 鍵穴専用の潤滑剤

潤滑剤を使用する前に、まずホコリを取る手順が必要です。上記の道具でホコリを取ってからグリススプレーで潤滑させましょう。

まとめ

• バイクの鍵穴に関する故障は、キーが回らない、入らないケースが多い
• バイクの鍵穴が故障する原因は、キーや鍵穴の摩耗、錆や異物による鍵穴のつまり、ハンドルロックの潤滑不良
• バイクの鍵穴が壊れたときには、パーツクリーナーや鍵穴専用の潤滑剤を使用し、ホコリを取った後にグリススプレーを入れる

本記事は、2018年12月26日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。