バイクのスポークの錆をきれいにする方法とおすすめグッズを紹介！｜グーバイクマガジン -公式サイト-

気づいたら錆だらけになっているバイクのスポーク。「どうすれば、きれいにできるのか？」「落としてもすぐに錆が…」そう思われる方も多いでしょう。

そこでこの記事では、「バイクのスポークの錆をきれいにする方法と、おすすめグッズ」について紹介していきます。

バイクのスポークの錆をきれいにする方法

スポークの錆を落とす作業自体は、比較的簡単です。しかしスポークは数が多いため、作業には時間がかかります。特にリア周りは、他のパーツも重なっているため作業しづらいです。そのため、1度にやろうとせず複数回に分けることをおすすめします。

作業時間が確保できたら、まずは必要なものを揃えていきましょう。

必要なもの

＜真鍮ブラシ＞

まず必要なるのが真鍮ブラシです。表面の浮いた錆を落とすために使います。スポーク同士の隙間に届く、細めのものが最適でしょう。ホームセンターなどに売っているので、簡単に手に入ります。

＜紐＞

スポークに巻きつけて使用します。あまり太すぎると狭い部分に紐が入らないため、適度なものを選びましょう。

素材は麻のものがおすすめです。化学繊維のものは熱に弱いため、作業中に切れることがあります。ただし、麻100％のものは繊維が散ることがあるので注意してください。

＜錆落とし剤＞

紐で擦るときに、スポークに吹きかけましょう。錆落とし剤には様々なものがありますが、基本的には自転車用のもので問題ありません。

＜ピカール＞

錆を落としたあと、表面を研磨するのに使います。ピカールで磨くことで、ピカピカのスポークに生まれ変わります。

＜パーツクリーナー＞

スポークを塗装する場合、表面に油分が残っていると塗料がうまく馴染みません。パーツクリーナーを使用して脱脂しましょう。

サビ取り方法

まずは真鍮ブラシで表面に浮いた錆を落としましょう。
あまり削り過ぎるとスポークが細くなってしまい、走行中のスポーク折れの原因にもなります。重大な事故にも繋がりかねないため、あくまで「浮いた錆」だけを落とすことをおすすめします。

表面の錆を落としたら、次はスポークに錆取り剤をつけて磨いていきます。
磨くときのポイントは、紐をスポークに1周巻きつけることです。巻きつけた紐を交互に引っ張ることで、作業がかなり楽になります。磨き残しのないように、丁寧に磨いていきましょう。

次はピカールを使った研磨作業です。
時間を掛けた分だけ、スポークがピカピカになります。根気が必要ですが、仕上がりに影響するので頑張りましょう。

最後は脱脂を行います。この作業は、スポークを塗装する場合のみで大丈夫です。油分や汚れが残っていると、その部分だけ塗料が浮いてしまいます。塗装に失敗すると見栄えが悪くなるだけでなく、塗膜の耐久性にも良くないので、注意して作業しましょう。

スポークの錆取りにおすすめのグッズ

スポークの錆取りは、とても手間のかかる作業です。少しでも楽に錆を落としたいという方は、これから紹介するグッズを使ってみるといいかもしれません。どちらも100円ショップで手に入ります。

サビ取り消しゴム

サビ取り消しゴムは自転車コーナーによく置いてある商品です。簡単に錆を落とすことができ、なおかつ場所を取らないので、車載工具と一緒に積んでおいてもいいでしょう。表面がザラザラしているので、使用時は軍手をつけて作業してください。

スチールたわし

スポークの錆は、スチールたわしでも落とすことが可能です。スーパーや100円ショップで販売されているので、近所にホームセンターがないという方でも手に入ります。
購入する際は、できるだけ目の細かいものを選びましょう。目が粗いと傷がつき、そこから錆が発生しやすくなる可能性があるからです。

バイクのスポークの錆対策

ここまでスポークの錆落としについて紹介してきましたが、「できればやりたくない…」「落としてもすぐに錆が・・・」そう思っている方も多いかもしれません。
そこで、スポークの錆対策についてもご紹介したいと思います。

スポークを塗装する

スポークの色に近い塗料を使用し、筆を使って1本ずつ塗装していきます。筆を使うことで、スポーク間の狭い場所まできれいに塗ることができます。ただし、塗装する場合は色味が多少変化してしまうので、見た目を重視される方にはおすすめできません。

ステンレスのスポークに交換する

「錆の手入れはしたくないけど、見た目も大事にしたい」そんな方におすすめできるのが、ステンレス製スポークへの交換です。

スポーク以外にもニップルやホイールベアリング、リムなど、まとめて交換することができます。スポークの交換はかなり難しい作業の部類に入るので、慣れていない方はショップや専門店に依頼するのがいいでしょう。

まとめ

今回はバイクのスポークの錆をきれいにする方法について解説してきましたが、いかがだったでしょうか？

スポークは、バイクの中でも特に見栄えを左右するパーツです。きれいにするにはとても手間がかかりますが、スポークまで手入れが行き届いていると、持ち主の愛が伝わってきます。少し面倒かもしれませんが、錆に気づいたらできるだけ早く落としてあげましょう。

本記事は、2020年3月26日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。