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バイクのオイルストレーナーの役割は?オイルフィルターとの違いや整備法をご紹介

「バイクのオイル交換をするときにオイルストレーナーも洗浄しておくと良い」という話を聞いたことはあるでしょうか?オイルフィルターであれば聞きなれている人も多いかと思いますが、オイルストレーナーについては知らない人も多いかもしれません。このページでは、オイルストレーナーの役割から清掃方法までをご紹介していきます。

オイルストレーナーの役割は?

オイルストレーナーとは、エンジンオイルのろ過器のことを言います。オイルポンプの吸入口に取り付けられており、金属製のメッシュのような見た目をしています。オイルストレーナーの役割は大きめのゴミを取り除くことにあり、そのために網戸くらいの目の大きいメッシュ構造をしています。
エンジンオイルはオイルポンプを介して循環しており、オイルポンプが吸い上げるためのオイル溜まりとして“オイルパン“という受け皿のような部品があります。このオイルパンからオイルを吸い上げる際、異物を吸わないようにするためのものがオイルストレーナーなのです。

オイルフィルターとの違いは?

オイルフィルターとの違いは?

オイルストレーナーと似たような役割を持つものにオイルフィルターがありますが、両者は似て非なるものなので混同しないよう注意が必要です。オイルストレーナーはオイルパンからオイルを吸い上げる際に大きめのゴミを吸わないようにするためのもの。オイルフィルターはオイルの循環経路に設置され、スラッジや金属粉など細かなゴミ・汚れを取り除くためのものです。

オイルストレーナーの清掃方法

ここからは、オイルストレーナーの清掃方法についてご紹介します。車種にもよりますが、一般的には下記のような手順で清掃することが可能です。

  1. ドレンボルトを緩めてオイルを抜く
  2. オイルフィルターを緩めて取り外す
  3. オイルパンの取り付けボルトを外し、オイルパンを取り外す。固着している場合はプラスチックハンマーなどで軽く叩くとよい
  4. オイルパンを外すことでオイルストレーナーのメッシュが見えるようになるので取り外す
  5. 取り外したオイルストレーナーをパーツクリーナーなどで洗浄する
  6. 新しいオイルフィルターをセットする。このとき、外周にセットされたOリングにエンジンオイルを塗布しておくことでオイル漏れを防ぐことができる
  7. ドレンボルトのワッシャを新品に交換し締め込む
  8. 規定量のエンジンオイルを入れる。エンジン始動後のオイルレベルの確認も忘れずに行う

以上がオイルストレーナーの清掃手順となります。オイルストレーナーにゴミや粘土状のオイルが付着して流路を塞ぐと潤滑不良を起こすので、たまに清掃しておくことをおすすめします。

まとめ

  • オイルストレーナーの役割はオイルパンから大きな異物やゴミを吸い上げないようにすること
  • オイルフィルターはオイルのスラッジや金属粉など細かなゴミ・汚れを取り除くためのものである
  • オイル交換毎に清掃する必要はないが、数回に一度オイルストレーナーも清掃することでトラブルを未然に防げる

本記事は、2019年8月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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