バイクのオイルが黒い・汚い原因は?
バイクのオイルは定期的な交換が必須ですが、そもそもなぜオイルは汚れてしまうのでしょうか?今回は、バイクのオイルが黒くなったり、汚れたりする原因について解説します。エンジンオイルの見た目以外の交換基準についても触れているので、バイクメンテナンス初心者はぜひ参考にしてみてください。
バイクのオイルが黒い原因は?
バイクのエンジンは、燃焼を繰り返す過程で高温の未燃焼ガス(ブローバイガス)が発生します。未燃焼ガスは吸気に流れ込み再びクランクケースで燃焼されますが、このとき未燃焼ガスにはガソリンやオイル、カーボンなど多くの不純物が混ざっています。これら不純物はオイルに晒されることで取り除かれているため、オイルが黒くなるのは未燃焼ガス中の不純物を吸収することが原因だといえるでしょう。
バイクのオイルは吸気を清浄してエンジントラブルを防ぐ役割を持つため、どのようなオイルを使用しても走行することで必ず黒くなります。具体的には、以下のような条件に当てはまる方ほどバイクのオイルは黒くなりやすいといえます。
エンジンオイルの色以外の交換基準は?

エンジンオイルは走行を続けることで必ず黒くなるため、「見た目が汚い」という状況以外にも適切な交換時期を把握しておくことが大切です。以下で、エンジンオイルの交換基準を確認しておきましょう。
走行距離:
走行距離3,000km~5,000kmに一度の交換が推奨されています。新車走行時は慣らし運転のため初回走行1,000kmで交換するよう心がけましょう。
オイルの使用期間:
6ヶ月~1年に一度の交換が推奨されていますが、新車走行時は1ヶ月程度を目安にするのがおすすめです。
臭い:
エンジンオイルから強いガソリン臭がある場合、消耗パーツの劣化などにより未燃焼ガスが多く流れ込んでいる可能性があります。オイル交換を兼ねて、バイクショップで点検を行うのがおすすめです。
エンジンオイルの交換基準はメーカーや車種によっても異なります。より厳密な交換基準を知るには、自車の整備マニュアルを確認するか、バイクショップへ問い合わせてみましょう。
まとめ
本記事は、2019年7月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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