バイクのエンジンオイルを入れすぎた!クラッチに与える影響と対処法
オイル交換時にエンジンオイルを入れすぎてしまった場合、大丈夫なのか心配になりますよね? このページでは、バイクにエンジンオイルを入れすぎてしまった際の症状と対処法をご紹介します。
エンジンオイルとクラッチ切れ不良の関係
エンジンオイルはクラッチの摩擦抵抗を軽減する重要な役割を持つことから、クラッチ切れ不良と密接な関係を持ちます。たとえば、エンジンオイルが劣化した状態で走行を続けていると、クラッチにかかる摩耗抵抗が増えてクラッチ不良を起こす可能性が高まります。
また、オイルの劣化だけでなく、「オイル粘度」にも注意が必要です。稀に、エンジンが暖まるとクラッチが切れにくくなるケースがありますが、この場合はエンジンオイルの粘度が適切でないことが考えられます。市販のエンジンオイルは性能が高く粘度の問題でクラッチ切れ不良を起こす可能性は低いですが、「走行してエンジンが暖まっているのにクラッチが切りにくくなった」という場合はバイクショップに相談してみましょう。
エンジンオイルの入れすぎで起こる別の症状

エンジンオイルを入れすぎた場合によくあるトラブル・症状を以下で確認しておきましょう。
エンジンオイルは、基本的にメーカーが定めた下限、上限があり、上限を上回る量を入れてしまうと、さまざまなトラブルを起こすきっかけとなってしまいます。
また、2ストロークとは違い、基本的に4ストロークのオイルは減ることはないため、敢えて量を多く入れておく必要はありません。
入れすぎたエンジンオイルを抜く方法
入れすぎたエンジンオイルの抜き方は2種類あり、以下に作業方法をまとめています。
上抜きする場合
下抜きする場合
大量のオイルを抜く場合は下抜きで問題ありませんが、下抜きの場合はオイル交換と同じ作業なので、通常はオイル量の調整がしやすい上抜きがおすすめです。
まとめ
本記事は、2019年7月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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