バイクのブレーキのエア抜きを一人で行う方法とは?必要な工具・費用の目安のご紹介
バイクブレーキのエア抜きをやろうと思っているけど、一人でもできるのか、また具体的なやり方、工具、費用について知りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。結論から言うと、バイクブレーキのエア抜きは、一人でも問題なくできます。具体的な方法・必要な工具・費用について解説していきます。
一人でブレーキのエア抜きを行う方法・手順

ブレーキのエア抜きは、「リザーバータンク側のエア抜き」と「キャリパー側のエア抜き」があり、まずはリザーバータンク側のエア抜きを行い、最後にキャリパー側を行います。
①リザーバータンク側のエア抜き
1、車体を水平にする
まずは、リザーバータンクの液面が水平になるように、車体の位置を水平にします。もしセンタースタンドがある場合は、スタンドを使用すると良いでしょう。
2、キャップを外す
続いてリザーバータンクに付いているキャップを外します。キャリパー側のキャップは最後に行うので、まだやらなくて大丈夫です。
3、ウエスなどで養生する
ブレーキフルードがこぼれても良いように、ウエスなどを使って周りを養生しましょう。もしこぼれた場合はすぐに拭き取ります。
4、ブレーキレバーを引いてエアを確認
ブレーキレバーを引いたり戻したりして、カップの中からエア(気泡)が出てきているか確認します。早くレバーを引きすぎると、ブレーキフルードが逆流することがあるので要注意です。
5、ブレーキレバーの感覚が戻らない場合はレンチで緩める
ブレーキタッチが硬くならない場合は、レバーを握ったまま、メガネレンチで緩めます。
②キャリパー側のエア抜き
1、ニップルに透明チューブを差し込む
まずはニップルに透明チューブを差し込みます。ブレーキフルードがこぼれないように、チューブの先にペットボトルなどを用意しておくのが良いでしょう。
2、ブレーキレバーを握りブリーザーを緩める→締める
ブレーキレバーを握りつつ、一定の力を入れてブリーザーを緩めましょう。そして、レバーが底に着く前にブリーザーを締めます。
3、レバーを握って確認
最後に、レバーを何度か握って、感覚を確かめましょう。
ブレーキのエア抜きに必要な工具及び費用の目安は?
自分でエア抜きを行う場合、費用は2,200円程です。必要な工具は以下の通りです。
セルフで行うのが不安な方はバイクショップに依頼することもできます。
バイクの構造によって異なりますが、バイクショップで依頼すると、1キャリパーあたり1,500~3,000円ほどでエア抜きを行ってくれるショップもあります。
まとめ
バイクブレーキのエア抜きについて解説しました。一見難しそうに見えるエア抜きですが、手順さえ踏めれば一人でも可能です。工費についても安価なので、ぜひチャレンジしてみてください。
本記事は、2019年1月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。