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バイクのブレーキの引きずりを修理する方法や費用

バイクが動かしにくいと感じた場合、ブレーキにトラブルが発生している可能性があります。何らかの原因で、常にブレーキがかかりっぱなしになり、引きずりを起こすためです。ここでは、このようなバイクの引きずりの発生機序と修理方法について、ご紹介しましょう。

バイクのブレーキの引きずりとは?

ブレーキの引きずりが起こる場合、以下の原因が考えられます。

パーツの故障などが原因で常にブレーキがかかった状態になってしまう

ブレーキがかかりっぱなしになると、運転ができないだけでなく、バイクを動かすのも一苦労です。以下の症状が出た場合は引きずりを発生させてしまっているでしょう。

  • バイクが動かしにくくなる
  • ディスクローターが茶色く焼けている など

こういった症状が現れた場合、早めの対処が必要です。

引きずりの発生に関わる各パーツの故障

引きずりの発生に関わる各パーツの故障

引きずりが発生した場合、以下のパーツが故障している可能性があります。

ブレーキパッド

パーツにさびが発生して、パッドが剥がれてしまうと、常にパッドが当たった状態になってしまうため、ブレーキの引きずりを起こします。

ブレーキキャリパー

ブレーキキャリパーのピストンシールが劣化していると、キャリパーピストンが戻らなくなり、ディスクローターに当たり続けてしまいます。

マスターシリンダー

マスターシリンダーに異物が混入して詰まりを起こすと、常にブレーキに圧力が加わったままとなり、キャリパーピストンが戻らなくなってしまいます。

ブレーキフルード

ブレーキフルードの劣化は、ピストンシールの劣化やフルード内の気泡発生につながるため、ブレーキトラブルの原因になってしまいます。

ディスクローターまたはタイヤ

ディスクローターやタイヤがゆがんでいても、ブレーキパッドに当たりやすくなり、引きずりを起こします。事故や転倒などで大きな衝撃が加わったとき、ディスクローターやタイヤはゆがんでしまいます。

ドラムブレーキ

ドラムブレーキのワイヤーの劣化やブレーキカム内部のグリス切れがあると、引きずりが発生します。

ブレーキの引きずりが発生する重要なパーツは以上の6種類です。

ブレーキの引きずりの修理方法や工賃目安

ブレーキの引きずりをバイクショップで修理する場合、以下の工賃が発生します。

ブレーキパッド

さびなどが発生して故障している場合、基本的には交換となります。修理工賃は1パッドあたり1,600円~3,300円程度です。

ブレーキキャリパー

ピストンシールなどの劣化や異物混入の場合は、オーバーホールが必要で6,000円~16,200円程度の工賃が発生します。交換の場合は4,500円~16,200円程度が目安となります。

マスターシリンダー

マスターシリンダーに異物が混入している場合はオーバーホールが必要となり、工賃は6,000円~12,000円程度かかります。交換の場合は4,000円~8,700円程度です。

ブレーキフルード

フルードが劣化した場合は、交換が必要になります。交換工賃は1,500円~3,200円程度です。

ディスクローターまたはタイヤ

ディスクローターの工賃はタイヤ交換とほぼ同額になる場合もあります。目安として、2,800円~13,000円以上になる可能性があるでしょう。

ドラムブレーキ

ブレーキワイヤーが劣化した場合、2,100円~10,000円程度で交換ができます。

ブレーキのメンテナンスは、走行の安全性に直接つながるためとても重要です。セルフでのメンテナンスもできますが、不安な方はバイクショップでの修理をおすすめします。

まとめ

  • ブレーキの引きずりが起こるとバイクが動かしにくくなり、走行中も常にブレーキがかかったままになってしまう
  • ブレーキ関連パーツの異常によってブレーキの引きずりが発生する
  • 引きずりを直す場合の工賃の目安は1,500円~16,200円程度

本記事は、2018年10月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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