バイクのエンジンオイルに添加剤を入れる効果とは？｜グーバイクマガジン -公式サイト-

エンジンオイルに不具合が起こった場合、オイル交換をすることだけがその改善方法ではありません。オイルのトラブルに対応した添加剤があり、いざという時の応急処置に活躍してくれます。ここでは、添加剤の活用方法についてみていきましょう。

添加剤とは？

添加剤はエンジンオイルと混合することで、エンジンオイルの性質や特性を変える作用があります。たとえば、添加剤を加えることによって以下の作用が期待できるでしょう。

• エンジンオイルの粘度を上げる
• 研磨作用がある添加剤を入れてエンジンを磨く　など

バイクでは、エンジンとギアの潤滑にかかわっているエンジンオイルですが、粘度が低いとオイル漏れのトラブルが起こることもあります。添加剤を加えることにより、エンジンオイルの作用を向上させる狙いがあります。

エンジンオイルに添加剤を入れる効果

エンジンオイルに添加剤を入れると以下の効果があります。

• ギアの入りを良くする
• エンジンをスムーズに作動させる
• エンジン音を静かにする
• エンジンの寿命を延ばす　など

研磨作用によって、スラッジやピストン表面の細かい傷を取り除くことができる添加剤もあります。また、粘性を上げる作用を持つ添加剤は、オイル上がりの抑制などトラブルを防止する効果もあります。しかし、添加剤を加えるよりも、オイル交換やパーツのメンテナンスを行った方が良いという意見もあります。
あくまで、添加剤は応急処置や一時的なサポートとして使用するケミカルであるととらえた方が良いでしょう。

おすすめの添加剤

添加剤には色々な製品があります。ここでは、代表的な添加剤を2種類紹介しましょう。

スーパーゾイル

この製品はバイクにはもちろん、クラシックカーやレース車両などにも使用実績がある製品です。この製品は、金属表面の凹部に入り込んだ添加剤が、化学反応することにより金属化合物が生成され、それが凹部の隙間を埋めてくれるというものです。金属表面を滑らかにし、摩擦を少なくするなどの作用があり、エンジンに優しい添加剤です。

ワコーズフューエルワン

この製品は洗浄系添加剤で、エンジンオイルに混ぜることで燃焼室やエンジン内部の汚れを除去する作用があります。また燃料の酸化や劣化、燃料タンクの腐食を抑える作用が期待できる添加剤です。

こういった添加剤の特性を理解して、上手に活用してみましょう。

まとめ

• 添加剤を混合することによりエンジンオイルの性能や特性が変わる
• 添加剤を追加するとエンジンの調子が良くなることもある
• パーツのメンテナンスやオイル交換ほど効果が見られないという意見もある
• 添加剤の特性を理解してから使用する

本記事は、2018年10月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。