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バイクのクラッチホースの交換方法

ブレーキ周辺のメンテナンスを意識している方は多いかもしれませんが、クラッチ周辺は忘れがち、といった方もいるかもしれません。ブレーキフルードやホースの点検を行う際には、目立った変化が出にくいクラッチ側も、ぜひ確認してみましょう。ここでは、消耗品であるクラッチホースを適切に管理していくため、そのメンテナンス方法についてご紹介します。

クラッチホースとは

クラッチホースとは、クラッチレバーとミッションをつなぐ動力伝達パーツです。クラッチホースは油圧による力を利用する油圧式クラッチのバイクに使用され、クラッチレバー周辺にリザーブタンクが付いているのが特徴です。
同じように、クラッチの動力伝達を行うパーツにクラッチワイヤー、クラッチケーブルがありますが、これらは油圧クラッチではないバイクに使用されており、リザーブタンクも搭載されていません。クラッチホースは、一般的には4年ごとに交換するのがおすすめとされています(車種や走行環境によって異なる)。

クラッチホースの交換方法・手順

クラッチホースの交換方法・手順

クラッチホースを交換する手順は、以下の通りです。

  1. サイドカウルなど作業の邪魔になるパーツを取り外す
  2. リザーブタンクからクラッチフルード(ブレーキフルード)を抜く
  3. クラッチホースを固定しているステー、ボルト、クラッチレリーズを取り外す
  4. 古いクラッチホースを取り外す
  5. 取り外しと逆の手順で新しいクラッチホースを取り付ける
  6. クラッチフルードを注ぎ、エア抜きをする
  7. カウルなど取り外したパーツを取り付ける
  8. 走行確認をして完了

油圧式クラッチのクラッチホース交換では、リザーブタンクのフルード交換を行う必要があります。日ごろからメンテナンスを行っているなど、フルード交換やエア抜きに慣れている方はスムーズな作業ができるでしょう。しかし、クラッチは走行性能に影響を与える重要なパーツであるため、慣れないうちはバイクショップで点検・メンテナンスしてもらうことをおすすめします。

クラッチホースの交換費用・工賃

バイクショップへクラッチホースの交換を依頼する場合、工賃の目安は5,500円です。
ただし、クラッチホース以外に交換が必要なパーツがあれば、別途費用がかかるので注意しましょう。クラッチ周辺のメンテナンスにかかる工賃と時間の目安は、以下の通りです。

メンテナンス内容 工賃(目安) 所要時間
クラッチホース交換 5,500円~ 40分~
クラッチマスターシリンダー交換
ラジアルポンプ
4,500円~ 60分~
クラッチマスターシリンダー交換
レーシングマスター
5,800円~ 75分~
クラッチレリーズ交換 4,000円~ 40分~

まとめ

  • クラッチホースとは油圧式クラッチのバイクに使われる動力伝達パーツ
  • 交換目安は4年に一度(車種や走行条件によって異なる)
  • 交換費用の目安はクラッチホース単品なら5,500円程度

純正のクラッチホースを使用していて周辺パーツを社外パーツに変えた際などは、純正パーツに負担がかかりやすくなるため注意が必要です。クラッチ操作に違和感がある、また液漏れを発見した場合などは、信頼できるバイクショップで点検を行ってもらいましょう。

本記事は、2018年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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