バイクのマフラー交換で燃費は変わる?社外マフラーに変更した場合は?
マフラーは、バイクカスタムの中でも人気の高いパーツです。そして、排気に関わる重要なパーツで、エンジンの燃費も左右しています。それでは、マフラーを純正のものからカスタムして社外のものにしたとき、バイクの燃費はどのように変わるのでしょうか。
マフラー交換で燃費はどう変わる!?
マフラーを社外製品にしたとき、その燃費は変化がないか低下するのが一般的です。
マフラーの中には管がありますが、本来は大きな音が出るのを抑制するため、管の周りを消音材で包むという、複雑なつくりになっています。しかし、正規品に比べ、社外製品のマフラーは、大きな音を出すためにシンプルな構造にしているものもあります。マフラー内の構造がシンプルで排気がしやすくなると、スピードが出やすくなりますが、加速しづらくなります。そのため、よりアクセルを回すことになり、通常より多くの燃料を使ってしまうなどの理由から、燃費が悪くなってしまいます。
マフラー交換で馬力やトルクはどうなる!?

マフラーを交換することにより、馬力とトルクには以下のような変化が生じます。
馬力
高回転をしているときの最大馬力は上がりますが、低回転のときは馬力が下がってしまうことがあります。
トルク
抜けの良いマフラーほど、トルクは上がりにくくなります。
排気の抜けが良くなるため、高回転が安定し最大馬力は上がります。しかし、抜けが良すぎると低回転時に十分なトルクがなくなり、始動時の馬力がなくなってしまいます。
社外マフラーに交換するメリットとデメリット
社外マフラーには以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
デメリット
上記のように、社外マフラーにするメリットは多くありますが、とくに自分の好む排気音や見た目にできるところが大きいです。サーキットで走る場合は、高回転でストレスが少ないので、高速走行を楽しむことができるといえます。しかし、実用車で使用するときは、周りから騒音問題で注意されるリスクや、最悪の場合、車検に通らなくなる可能性など、デメリットがあることも覚えておきましょう。
まとめ
本記事は、2018年3月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。