初心者向け！バイクのタイヤ交換作業を楽にするコツ｜グーバイクマガジン -公式サイト-

自力でタイヤ交換を行うと、バイクを持ち上げるときやタイヤをはめるときに、大変な力作業を必要とします。ここでは、初心者でもバイクのタイヤ交換作業を楽に行えるコツをお教えします。

タイヤ交換の作業を短縮するコツは「タイヤレバーの扱い方」

初心者がタイヤ交換で苦戦する作業といえば、「ビード上げ（ビードのはめ込み）」ではないでしょうか？ビードは見よう見まねではめるだけではすぐにゴムの反動で押し返されてしまう厄介な部分です。以下ではビードのはめ込みを簡単に行うためのコツをまとめました。

用意するもの

• 軍手
• 雑巾
• タイヤ保護スプレー
• タイヤレバー2本

ビード上げを楽にする下準備

新しいタイヤにタイヤ保護スプレーをかけ、馴染んだら余分なスプレーを拭き取りましょう。こうすることで、ビード上げ時の滑りが良くなり、作業時間を短縮できます。

タイヤレバーを使ったビード上げのコツ

1. 立てたタイヤに対して斜めにホイールを差し込んだら、ホイールとビードの間にタイヤレバーを差し込みます。タイヤレバーを手前へ倒すとビードが持ち上がるので、そのままタイヤレバーを左に倒しましょう。この作業を繰り返すだけで簡単にビードをホイールリムへ収められます。
2. 反対面のビードをはめるには、2本のタイヤレバーをホイールとビードの間に差し込みます。2本のタイヤレバーを外側へ倒すとビードの一部がホイールリムへはまります。はまったビード部分を足で押さえながら（1）と同様に缶切りの要領でタイヤレバーを倒しながらビードをはめていきましょう。

力をかけずに作業を行うにはメンテナンススタンドを駆使しよう

タイヤ交換では、ビード上げだけでなく車体を持ち上げる際にも力作業が必要です。大人2人で行えば楽に車体を持ち上げられますが、1人の場合はメンテナンススタンドを利用するのが賢い方法です。メンテナンススタンドはバイクに固定して上げるだけでフロントやリアを楽に持ち上げられる優れたアイテムです。既存のセンタースタンドよりも高い位置に持ち上げられるため、タイヤ交換の作業も力を使わず楽に行えるでしょう。

また、メンテナンススタンドがあるとタイヤ交換だけでなく、オイル交換やチェーン交換など、さまざまなメンテナンスで役立ちます。自分でメンテナンスを行うなら、ぜひ持っておきたいアイテムです。

まとめ

メンテナンス初心者へ向けて、タイヤレバーとメンテナンススタンドを使ったタイヤ交換のコツをご紹介しました。メンテナンススタンドは作業時間や手間を短縮できるので、ぜひこの機会に活用してください。最後に、ビード上げで肝心なタイヤレバーの扱い方をおさらいしましょう。

• ビードを持ち上げたいときはタイヤレバーを「手前」へ倒す
• ビードをはめたいときはタイヤレバーを「左（もしくは右）」へ倒す
• タイヤ裏面は2本のタイヤレバーを使えば楽にビードがはまる
• 一度はまったビードは足で押さえて外れを防止しよう

本記事は、2017年11月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。