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バイクのウインカーをLED化する方法をご紹介!

バイクでも車でも、ライトやウインカーといった灯火類は見た目に大きく影響します。古い車種であっても、ウインカーをLED化するだけで一気に新しいバイクに見えるものです。

そんなウインカーのLED化ですが、実はバルブを入れ替えるだけで交換完了というわけではありません。そのままバルブだけを入れ替えると、点灯したままになったり異常に速く点滅(ハイフラ化)したりします。
LEDウインカーを正常に動作させるには、ウインカーリレーの交換やハーネスの取り付けなどが必要になるのです。

そこで今回は、「バイクのウインカーをLED化する方法」をご紹介します。

ウインカーをLED化する前に確認すべきこと

ウインカーをLED化するにあたって、事前に確認しておくべきことがあります。以下のことを作業前に確認してから、LED化の手順に進んでください。

ハーネスが必要な車種か

大抵のバイクには、ウインカーの点滅を示すインジケーターランプがメーターに備えられています。このランプが左右で独立している場合は問題ありませんが、ランプが1つしかない車種はハーネスが必要です。

インジケーターランプは左右のウインカーの真ん中に直列で配線されており、左右のウインカーと合わせて3つのランプで電気を消費しています。直列で配線されているため、左のウインカーが点滅しているとき右のウインカーにも微弱な電流が流れています。

本来であれば左ウインカーとインジケーターランプでほとんどの電気は消費され、右のランプが光るだけの電力は供給されません。しかし、LED化すると消費電力が少なくなり、右のウインカーが光ってしまうのです。
つまり、両方とも同時に点灯するハザード状態になってしまいます。

これを回避するために必要になるのが、「整流ダイオード」の組み込まれたハーネスです。整流ダイオードは電気を一方向にしか流さない性質があるので、左ウインカーの電力が右ウインカーに流れることはなくなります。
インジケーターランプが1つだけの車種に乗っている方は、事前にハーネスを用意しておきましょう。

ウインカーリレーはそのまま使えない

上記のハーネス問題と同様に、LED化に伴う消費電力の違いからウインカーを作動させるリレーにも問題が生じます。
具体的にはウインカーの点滅速度が異常に速くなる「ハイフラッシャー」状態になってしまったり、点灯したままになったりといった誤作動を起こします。

これを解決するにはLED専用のリレーである「ICリレー」への交換か、ノーマルリレーに抵抗を割り込ませて消費電力を調整する方法があります。

抵抗を割り込ませる方法は配線作業が簡単というメリットがありますが、LEDの省電力効果が無意味になるためあまりおすすめしません。基本的にはICリレーへの交換を推奨します。

バイクのウインカーをLED化する手順

バイクのウインカーをLED化する手順

リレーとハーネスについて確認できたら、さっそくウインカーをLED化していきましょう。使う工具は基本的にプラスドライバーさえあれば間に合いますが、ハーネスを使う場合は配線用の電工ペンチを用意しておきましょう。

①リレー交換

まずは純正のウインカーリレーをLED対応のICリレーへ交換しましょう。リレーがある場所は車種によって異なりますが、タンクの真下に装着されていることが多いです。
リレーを見つけたらコネクターを外し、ICリレーにコネクターを挿し直せば装着完了です。

②バルブをLEDに交換

次はバルブを純正の電球からLEDに交換していきましょう。ウインカーのカバーを留めているプラスネジを取り外し、純正のバルブを取り外します。
バルブによって取り外し方が違うので、バイクの説明書に従って作業してください。基本的には引き抜くだけのタイプが多いですが、少し回して引き抜くタイプのバルブもあります。

純正バルブが取り外せたら、今度は逆の手順でLEDバルブを取り付けてください。LEDバルブには極性があるので、テスターなどを使ってプラスとマイナスを確認してから取り付けましょう。

③ハーネスの取り付け

ハーネスが必要な車種であれば、取り付け作業をおこないます。ハーネスはメーターのインジケーターランプに割り込ませるので、メーターパネルの裏側を取り外してください。

インジケーターランプにアクセスできるようになったら、ランプにつながっている線を両方とも切断し、間にハーネスを割り込ませます。ハーネスは2本あるので、それぞれどちらの線に割り込ませるかは説明書に従ってください。

割り込ませる線が確認できたら、切断した配線とハーネスをギボシ端子で接続します。配線の皮膜を剥いて、ギボシ端子を電工ペンチでかしめてください。このとき、ギボシ端子のカバーを先に通すことを忘れないようにしましょう。

④点灯確認

配線が終わったら、メーターパネルを元に戻す前に一度点灯チェックをおこないましょう。問題なく点灯していることが確認できたら、メーターパネルを元に戻し作業は完了です。

まとめ

いかがでしたか?バイクのウインカーをLED化するには、リレーの交換やハーネスの取り付けなどが必要ということでした。何も知らずにそのままバルブだけを交換すると、ハイフラ状態になったり点灯したままになったりするので注意が必要です。

ハーネスが必要な場合は配線作業が少し手間に感じると思いますが、LED独特のキレのある光り方や消費電力の少なさは魅力的です。この記事を参考に、LED化に挑戦してはいかがでしょうか?

本記事は、2020年1月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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