タイラップをとことん活用!バイク生活を便利にするコツ
「ごちゃごちゃとしたケーブルをまとめたい」
そんな時に活用できるのがバイク用のタイラップです。タイラップを常備しておくと道具やパーツをひとつにまとめ、固定することが可能。一般家庭やDIYなどでも広く活用される道具ですが、バイク用のタイラップとはどのような違いがあるのでしょうか?
今回は、バイク用タイラップの特徴や便利な活用方法について解説します。安全なカット方法にも触れていくので、「タイラップの切り口が苦手……」という方もぜひ参考にしてください。
バイク用タイラップとは?
バイク用タイラップとは、T&B(トーマス・アンド・ベッツ)より販売されている結束バンドをいいます。耐候・耐熱タイプで紫外線に強く、素材は強度の高い「66ナイロン」が採用されていることが特徴です。
一般家庭で使用される乳白色〜白色の結束バンドの場合、非耐熱のポリプロピレン製が一般的であるため注意してください。ポリプロピレン製の結束バンドを正常に使用できる温度範囲は−40℃から+85℃が目安です。真夏の走行や直射日光下ではバイクの熱に耐えることができないため、安全性を考慮して信頼できる性能の製品を選びましょう。
タイラップでバイク周りを便利に!活用方法のまとめ

タイラップの活用方法は大きく分けて「まとめる」「固定する」の2パターンです。それぞれどのような使い方があるのか見ていきましょう。
タイラップでまとめられるもの:
穴の空いたパーツ
ナットやワッシャー、リングパーツなどを種類別にまとめられます。
ホース状のパーツ
ワイヤー類、ケーブル類、コード類を縛るようにまとめられます。きつく締めることでコンパクトに、緩く締めることで適度な距離や余裕を持たせてまとめられます。
タイラップで固定できるもの:
バッテリーの端子板
ボルトがナット(端子板)に届かないような粗悪なバッテリーに当たってしまったら、ナットを持ち上げ、ナット下部の隙間にタイラップを巻き付けましょう。コの字パーツの足部にタイラップを巻くと、ナットを底上げすることにより、バッテリーの接触不良を解消できます。
小さなネジが必要なパーツ
カウルやカバー類を留めている小さなネジを紛失してしまったら、短く切ったタイラップ2個を使ってネジ代わりに固定できます。パーツを挟むように、前後からタイラップ同士を結束させましょう。
長物
カメラ三脚や傘などの長物はタイラップでバイクに括り付けることが可能です。バックパックに入らないような長物を常備したいシーンで有効活用できるでしょう。
自作リアボックス
ホームセンターで販売されているようなコンテナボックスをキャリアに固定できます。走行時の安全性を考慮し、強度や使用本数、留め方には十分配慮しましょう。
このほか、パイプなどにきつく締め付けて印代わりにしたり、わっか飾りのようにしてロープ代わりにしたりと、アイデア次第でさまざまな活用方法を見いだせます。
タイラップの安全なカット方法
ハサミやニッパでタイラップをカットすると、切り口が鋭利になり危険です。切り口でけがをしたり、小物や布製品を引っかけたりしないためにも、切り口は飛び出させず平らにカットすることが大切です。
切り口を平らにするには専用のニッパを使うことが一般的ですが、なければ100円均一などにある爪切りで代用が可能です。タイラップはバンドを余分に残さなくても結束力に変化はないため、カットの際はニッパや爪切りの刃をロック部ぎりぎりまで押しつけて切りましょう。そうすることで切り口によるけがやトラブルを防止できます。
まとめ
本記事は、2019年4月26日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。