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バイクのバッテリー保管方法とは?長期保管の際の外し方や復活方法を解説!

バイクを長期保管する際は、バッテリーの保管方法に注意が必要です。久しぶりにエンジンをかけようとしたときに、セルモーターが動かないなどのトラブルが起きるからです。ここでは、バッテリーの外し方や、保管方法について解説します。

バイクのバッテリーの寿命は?

はじめに、バイクのバッテリーの寿命や交換が必要な場合のサインについて解説します。

一般的に寿命は2~3年

バイクのバッテリーの寿命は、一般的に走行距離5万卅宛紊箸い錣譴討い泙后使い方やメンテナンスによっても異なりますが、耐用年数でいうと約2~3年と考えましょう。

バッテリー交換のサイン

バッテリーが寿命を迎えると、交換のサインともいえる以下の症状が出ます。

  • セルが回らない(回ってもエンジンがかかりにくい)
  • 充電してもすぐにエンジンがかかりにくくなる
  • ヘッドライトやウィンカーの光がいつもより暗い
  • ホーンの音が小さくなる・そもそも鳴らない
  • 電圧系で計測すると12.5V以下

メンテナンス次第で長持ちさせられる

バッテリーは消耗品のため、いずれは使えなくなります。ただし、メンテナンス次第で長持ちさせることは可能です。特にバイクのバッテリーは、満充電の状態を維持することが長持ちにつながるといわれています。バイクは乗らない間も自然放電をするため、こまめに乗って充電するようにしましょう。

半年以上にわたるバッテリーの保管方法や外し方

バッテリーは、人間でいうと心臓のような役割を果たす最も大切な部分のため、長期にわたりバイクに乗らない場合は、外しておくことをおすすめします。ここでは、バッテリーの保管方法や外し方を解説します。

バッテリーのマイナス端子側を外しておく

1年未満の保存で、バイクを雨風がしのげる車庫や、気温や湿度に左右されにくい環境に置けるなら、マイナス端子側を外すだけでも問題ありません。バッテリーが通電していない状態なら、放置していてもバッテリーが上がる心配は少ないでしょう。

バッテリーのマイナス端子の外し方は以下のとおりです。

  1. バッテリーを外す前に必ずエンジンを切り、キーを抜いておく
  2. バッテリーのマイナス端子(黒)を外す
  3. 外したマイナス端子の先はビニールテープなどで巻いておく
  4. 端子を固定しているボルトは紛失しないようバッテリーに締めなおす

バイクからバッテリーを外し保管する

1年以上の長期間にわたってバイクに乗らない場合、バッテリーをバイクに搭載したまま放置すると自然に放電してしまうため、バッテリーが上がり乗れなくなってしまう可能性があります。長期間乗らないときはバッテリーを外して、気温の変化が少なく湿度が低い場所に保管するのが理想的です。

バッテリーの外し方は以下のとおりです。

  1. バッテリーを外す前に必ずエンジンを切り、キーを抜いておく
  2. バッテリーのマイナス端子(黒)を外す
  3. 続いてプラス端子(赤)を外す
  4. バッテリーの取付金具(ゴムバンドなど)を外して、バッテリーを取り出す

マイナス端子とプラス端子を外す順番は、必ず守りましょう。順番を間違えると、ヒューズが飛ぶ、基盤が壊れるなどのトラブルにつながります。また、保管する際には、バイク専用の充電器で充電するとなおよいでしょう。

外したバッテリーは定期的に補充電を行なう

バッテリーはバイクから外してもわずかに放電しているため、再度、バイクに乗る際には再充電してから乗るようにします。可能であれば保管中も夏場は3ヵ月に1回、冬場は6ヵ月に1回を目安に補充電しましょう。

バイクのセキュリティに注意

車体のバッテリーから、盗難防止アラームやイモビライザーなどの電源を取っている場合は、バッテリーを外すことでアラームやイモビライザーも稼働しなくなります。

バイクの保管場所や保管方法など、セキュリティには十分気を付けましょう。

冬場のバッテリー保管方法

冬場のバッテリー保管方法

冬場のバッテリーの保管方法は、前項の長期にわたるバッテリーの保管方法と基本的には同じです。ただし、バッテリーは温度変化に弱く、温度や湿度が高いほど自己放電は大きくなります。そのため、外したバッテリーを長持ちさせるためには、以下の環境での保管が望ましいといえます。

  • 雨露の影響を受けない場所
  • 温度変化の少ない冷暗所
  • バッテリーは充電してから保管し、保管中も定期的に補充電を行なう

バイク自体の長期保管方法としては、ガレージなど室内での保管が最適です。湿気はバイクの大敵のため、エアコンや除湿器で調節できればなおよいでしょう。このようなバイク保管に適した環境下であれば、マイナス端子を外すだけでもバッテリーの劣化を防げるとされています。

弱ったバッテリーを復活させる方法

長く放置したバイクは、バッテリーも自然放電しています。ここでは、弱ったバッテリーを復活させる方法を紹介します。

バッテリー充電器を使用する

弱ったバッテリーを動かすには、再充電する必要があります。手軽な方法として挙げられるのは、バッテリー充電器です。

バッテリー充電器は、ホームセンターや通信販売で購入が可能で、充電機能だけでなくバッテリーを長持ちさせる機能が付いたものもあります。急なバッテリー上がりにも対応できるため、持っておくと便利です。

なお、バイクのバッテリーにはおもに開放型・密閉型(MF型)・リチウムバッテリーなどの種類があるため、充電器を選ぶ際は適合する種類を確認しましょう。

バッテリー充電器の使用方法は、以下のとおりです。

  1. バッテリーの位置を確認して端子を外す
    バッテリーを外す際は必ずエンジンを切り、キーを抜いておきます。端子はマイナス端子(黒)→プラス端子(赤)の順番で外します。
  2. バッテリー本体を外す
    バッテリーは重いため、落とさないように注意しましょう。
  3. バッテリーと充電器を接続して電源を入れる
    バッテリーの端子と充電器を接続する際は、プラス端子(赤)→マイナス端子(黒)の順番につなぎます。両方の端子を接続したら、充電器の電源を入れます。
  4. 充電が完了したらバッテリーを外す
    充電が完了したら充電器の電源を切り、接続時とは逆の順番(マイナス端子→プラス端子)で端子を外します。その後、バイクにバッテリーを戻して終了です。

注意点として、バッテリーの過充電は膨張や破裂につながります。つないだまま放置する場合は、満充電になると自動でストップする機能の付いた充電器を選びましょう。

なお、トリクル充電式のバッテリーであれば、満充電になったあとも自然放電を補う分だけの充電を続けてくれるため、最大3ヵ月程度つないだままでも問題ありません。

バイクショップに相談する

バッテリーの充電は、バイクショップでも可能です。ただし、充電に半日~一日かかる場合もあるため、事前に相談するとよいでしょう。工賃としては1,000~2,000円程度が相場です。

急速充電はできるだけ行なわない

急速充電とは、短時間でエンジンを始動できるまでにバッテリーを回復させる方法です。ただし、急速充電はバッテリーの寿命を縮めます。あくまでも応急処置であるため、急速充電はできるだけ行なわないようにしましょう。

まとめ

  • バイクに乗らない期間が半年以内の場合は、バッテリーのマイナス端子を外しておく
  • 長期にわたりバイクに乗らない場合は、バッテリーを外して室内保管をする
  • バッテリーは必ずマイナス端子から外すようにする
  • バッテリーは温度変化に弱いため、冬場は室内保管がおすすめ

本記事は、2023年4月6日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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