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ココロもカラダも、そしてバイクも大解放! ツーリングで大はしゃぎ!
初夏の週末。青い空!富士山をグルリとまわるショートツーリングへGo!
仲間と走るツーリングは
新鮮な喜びがいっぱい!


「旅はひとりに限る」。そんな志向からソロツーリングを楽しむ人は少なくない。制約を受けず、気ままに行動できるソロツーリングは、バイクの持つ自由さ、開放感をもっとも実感できるもののひとつだ。しかし、仲間と行くツーリングには笑顔が絶えない楽しさがいっぱいだ。
 自分のペースで走ることができない、思いつきで行動できない……。そんなことは端から承知のうえ。同じ風景、同じ時間を共有することで生まれる感動や楽しさの前には、ちょっとした制約など雲散霧消してしまう。しかも、同じように行動していても、人それぞれに感じ方や見方が異なるから面白い。
 富士山麓をグルリ周遊するツーリング。定番ともいえるコースだけに、過去に旅した経験はみんな、1度や2度ではないはず。だが、見る風景、感じる空気は、だれにとっても初めてのものだ。知った道を走っていても、知った場所を訪れても、そのすべてが新鮮に感じられるのだ。
 休憩したらしたで、互いの走りの評価やバイク談議でいっぱしの評論家になったかと思えば、食べ物や女性の話に盛り上がったりと、とりとめない。しかし、そんなひとときがまた妙に楽しい。コンビニの前で何時間もしゃべっている高校生と、まるで同じだ。
 そんなふうだから、予定なんてあってないようなもの。気づけば、富士の山影は闇に溶けようとしていた。急速に冷えた空気が肌を刺す。だが、そこに仲間がいることで心細さはない。いや、むしろその逆だ。ヘッドライトとテールランプの灯りが絶えず視界にある安心感に、寒さもいつしか忘れていたのだから。
走る、停まる、笑う……
これがツーリングの醍醐味


 夕方になって富士山麓の空気は急降下という言葉がふさわしいほど、いっきに冷えてきた。標高はまだ1000mあたり。きれいな牧草地を囲っている柵沿いに停めたバイクのかたわらで、夕日に染まった富士山を眺めていた。
 お昼を挟み、午前午後でこれだけ潤沢に富士山の姿を眺められた1日はラッキーだとしかいいようがない。傘雲がかかる程度で、その雄大な姿を1度も隠すことはなかったのだ。
 思い出してみれば、午前中に立ち寄った忍野八海で見たクリアな富士。河口湖へと向かう途中でミラーに映った巨大な姿。そして、本栖湖越しに見た「5000円札の富士」。ほかにも、数えられないほど、ヘルメットのスクリーン越しに見たチラリ富士。休憩のときに見た富士。どの富士山の姿も絶景だった。
 天候の恩恵に感謝しつつも、もうひとつの大切なキーは、仲間同士のツーリングならではの、停まる回数の多さ。走りながらも、仲間の姿を意識してミラーを見る回数が増えたことも、「チラリ富士」を眺めるチャンスに直結したのかもしれない。
 それに、ツーリングはバイクライフに欠かせない空気のような事柄だ。その楽しさを大勢で共有することで、今まで知らなかった特別の場所や、うまい食事、そしてとっておきの道など、知らなかった事柄に出会うチャンスも多かった。
 そんな仲間とのツーリングがバイクライフをカラフルにしてくれることは間違いない。だって、同じ道を走っているのに、停まって話すと、全然違ったところを見ていることが分かったりもする。バイクって、だから面白いのだ。
いっぱい走って楽しかった!
夕焼けの富士に
ツーリングは大成功!


 富士宮名物である焼きそばを食べ終え、食堂の入り口からのれん越しに見たバイクたちは、すでに結構な距離をあとにしたにもかかわらず、まだどのバイクにも勢いが宿っていた。それは、「まだまだ広大な風景が待っているから急いだほうがいいよ!」とでもいいたげに感じられたのだった。
 きっと、これもツーリングに出た乗り手が、バイクと交わす気持ちの交流なのだろう。
 今回、ニューモデルで巡った富士山紀行は、ツーリングという走りの尺度だからこそ見える、バイク個体の深みと個性を余すことなくボクたちに伝えてくれた。普通免許クラスのバイクは、大型クラスのきらびやかさに幻惑され、ときとして脇役という印象を受けることもあったが、いずれも劣らぬ実力に、バイクの楽しさという基本を感じ取った1日だったのである。
でも、家まあではまだ150kmあるよ……SAでラーメン食べていこう!
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