高品位パーツを使用しクラスを越えた走りと
卓越したデザインセンスを合わせ持つ
23年に創立されたスペインのメーカーで、名称は「デリバトス・バイクシレッタ=自転車で運ぶ」という言葉を語源とする。
ロードレースにも精力的に参戦を続け、69〜72年にかけて世界タイトルを獲得。
99年にWGP125ccクラスに復帰した際には、宇井陽一がライディングするとあって日本でも話題となった。現在はピアジオ傘下だ。
GP1 125
SPECIFICATIONS
- 排気量124cc
- 最高出力11kW(14.5HP)/9,500rpm
- 車両重量138kg
- 価格59万8000円
妥協をしない作りで高次元の走行性能
オールアルミ製フレームや、インナーチューブ径40mmの倒立フロントフォーク、ラジアルマウントの前ブレーキキャリパーなどを装備した、超本格派のスポーツス
クーター。
GP1 250i
基本は125と共通の車体に、スムーズかつパワフルなピアジオ“クオーサー”エンジンを組み合わせた、運動性能にすぐれるスポーツAT。メーターも、回転計が中心におかれたスポーティなデザイン。
SPECIFICATIONS
- 排気量244cc
- 最高出力16.6kW(22.6HP)/8,500rpm
- 車両重量139kg
- 価格63万8000円
GP1 50オープン
GP1 50(現在は生産中止)が専用ボディに液冷2ストロークエンジンをフレームマウントするのに対して、この“OPEN”はユニットスイング式。エンジンは水冷の2ストローク。フレームはアルミ製。
SPECIFICATIONS
- 排気量49.38cc
- 最高出力2.6kW(3.48HP)/7,200rpm
- 車両重量115kg
- 価格44万8000円
ランブラ 250i
前後に15インチホイールを採用しつつもコンパクトにまとめられたシティコミューター。シート高は、欧州車にしては低め。シート下トランクやロック付きグローブボックスなど、ユーティリティも充実。
SPECIFICATIONS
- 排気量244cc
- 最高出力16.5kW(22.5HP)/8,000rpm
- 車両重量146kg
- 価格48万8000円
今話題の3輪スクーターを製造する
欧州最大規模の一大ブランド
多くのバイクブランドを傘下とし、いまや欧州最大規模の二輪ブランドグループを形成するピアジオ社。
その始まりは、1884年の船舶用品製造会社。第二次世界大戦で壊滅的な打撃を受け、再建のために開発したのがベスパ。
67年にピアジオブランドでチャオを発売し、数カ月で国内ベストセラーに。80年代以降は、多角経営を続けている。
MP3 250FL
SPECIFICATIONS
- 排気量244cc
- 最高出力16.5kW(22.5HP)/8,250rpm
- 車両重量204kg
- 価格96万5000円
一躍大人気の新生代コミューター
フロント2輪の3輪AT。車体全体をバンクさせ、バイクのように曲がるため、転倒することもあるが、フロントタイヤの接地面積が広いことで、フロントブレーキをかなりハードに掛けられるなどのメリットもある。またスイッチ操作により前サスダンパーの動きをロックさせると、スタンドなしで車体を自立させることもできる。
MP3 400FL
RL仕様をベースに、外装デザイン変更、スクリーンの大型化、タンデム用バックレストの追加などを行なったモデル。250、400とも、運転には普通自動車免許が必要になる。
SPECIFICATIONS
- 排気量399cc
- 最高出力24kW(34HP)/7,250rpm
- 車両重量244kg
- 価格118万5000円
NRG パワー MC3
ピアジオ社製50ccスクーターの最上級モデルで、前後に13インチホイールを履きディスク式ブレーキを装備。同社製エンジンは水冷2スト。タコメーターや水温計も装備している。
SPECIFICATIONS
- 排気量49.4cc
- 最高出力3.8kW(5.1HP)/7,500rpm
- 車両重量89kg
- 価格29万5000円
ビバリー 125
前後16インチホイールを履いたシティコミューター。現行型のシート高は、旧モデルと比べると低め。オプションで、ボディ同色のトップケースやサイドケースが用意されている。
SPECIFICATIONS
- 排気量124cc
- 最高出力11.2kW(15HP)/9,500rpm
- 車両重量149kg
- 価格35万8000円
時代は流れても基本コンセプトと
デザインは脈々と受け継がれる
イタリア語で「スズメバチ」の意味を持つ、ピアジオ社が46年に立ち上げたブランド。戦前の航空機生産技術を活用した、プレス鋼板モノコックボディを採用するのが特徴。駆動系が一体化されたユニットスイング式エンジンも、当時は画期的な技術だった。かつては独特なハンドチェンジ機構も特徴としていたが、現行型はATモデルのみになってしまった。
GTS300ie スーパー
SPECIFICATIONS
- 排気量278cc
- 最高出力15.8kW(40HP)/7,500rpm
- 車両重量148kg
- 価格79万5000円
GTV250ie
ベスパ60周年記念として制作されたコンセプトモデルをルーツとし、46年の初代ベスパを思わせるボディカラーやフェンダーライト、バーハンドル、セパレートシートなどを装備。
SPECIFICATIONS
- 排気量244cc
- 最高出力16.2kW(22HP)/8,250rpm
- 車両重量148kg
- 価格84万5000円
GTS250ie
GTV250ieのベースともなったモデルで、こう見えてスタートダッシュも加速も良い市街地スペシャル。フロントサスは片持ちだが、長年にわたる熟成で、挙動は安定している。
SPECIFICATIONS
- 排気量244cc
- 最高出力16.2kW(22HP)/8,250rpm
- 車両重量148kg
- 価格69万5000円
LX50 2T
グランツーリスモ・デザインコンセプトを導入した小排気量車で、エンジンは空冷2スト。ホイールは前輪が11インチ、後輪が10インチ。現代ベスパらしさが詰まった原付モデル!
SPECIFICATIONS
- 排気量49.9cc
- 最高出力未公表
- 車両重量96kg
- 価格34万5000円
S125
ベスピーノ・デザインコンセプトにもとずき開発された。モチーフは、70年代に生産されていた50Sやプリマベーラ。フロント11インチ、リヤ10インチの5スポークホイールで高い走行安定性が特徴。
SPECIFICATIONS
- 排気量124cc
- 最高出力7.6kW(10.3HP)/8,000rpm
- 車両重量110kg
- 価格45万5000円
独創的な全天候型屋根付きスクーター
スクーターを愛用していた青年のニコラ・ポッジオが、より快適なスクーターを開発すべく創立。第1弾を94年発表。後に、開閉式ルーフスクーターをベネリ社やルノー社にOEM供給。05年に独自ブランドの市販車としてAD250、翌年にはAD125を発表。現在は、一般的な設計のスクーターも手がけている。
AD125
SPECIFICATIONS
- 排気量124cc
- 最高出力11kW(15HP)/9,750rpm
- 車両重量175kg
- 価格72万4500円