バイク試乗レポート:スプリント ST
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試乗レポート トライアンフ スプリント ST

 トライアンフ スプリント ST

フルモデルチェンジを受けたトラのオールマイティスポーツ
写真・文=和歌山利宏
TRIUMPH SPRINT ST
スポーティさと快適性を両立したバランス形
 こいつはじつにいいバイクである。もし、1台しかバイクを所有できず、いろんな楽しみ方を望むなら、まさに理想のバイクかもしれない。
 スプリントSTは、従来型に対してスタイリングをアグレッシブに一新。ハンドリングをスポーティにするため、フレームを新設計しディメンジョンも変更した。そしてエンジンをストロークアップによって955ccから1050ccに拡大、エンジンそのものも多岐に渡って改良を受けている。
 ともかく、従来型同様、足つき性はいいし、ライディングポジションは従来型に増してしっくりくる。英国車だからハンドルが遠いのでは?と思われるかもしれないが、まったくそんなことはなく、ヘタな国産車よりもいいぐらいだ。
 それで、低中回転域はスムーズでじつに扱いやすい。車格が大きすぎず、ライポジもコンパクトで無理がないから、普通に街乗りできる。
 スムーズなエンジンは、5000回転ぐらいからモリモリとトルクが沸いてくる。6速だと、125km/hぐらいだ。思い通りに加減速させることができ、しかも太っ腹で、ガバッと開けても優しくトルクが出てきて扱いやすい。またワインディングで中回転域以上を保っていれば、メリハリよく欲しいトルクを取り出すこともできる。
 サスはしなやかに路面を捉え続け、高速でうねりを通過しても安定していて、快適にクルージングできる。それでいて、このハンドリングはワインディングで最高なのだ。思い通りにラインをトレースすることができるし、フロントタイヤに負担をかける素振りもなく、入り口から出口までニュートラルに旋回していく。バイクを操っている感覚をじっくりと味わうこともできるのだ。
 日本ではツアラーという言葉にマイナーなイメージもあるけど、そんな逆行を吹き飛ばしてほしい。こいつは、オールマイティスポーツなんだから。
TRIUMPH SPRINT ST センターアップスタイルのマフラーは、「3」にこだわった3本出し。テールランプには初採用となるLEDを組み込む。 TRIUMPH SPRINT ST 従来型から100ccほど排気量アップしたエンジン。クラッチやギヤも新設計で、125馬力をスムーズに路面に伝える。 TRIUMPH SPRINT ST トップブリッジ上にマウントされるのは、オプション扱いのGPSシステム。取り外せば、単体での使用も可能となっている。
TRIUMPH SPRINT ST 両外側がロー、中央がハイビームとなる3眼ヘッドライトを採用。バックミラーにビルドインされたウインカーもSTの特徴だ。 TRIUMPH SPRINT ST オプションのラゲッジケースとトップボックスの装着写真。デザインはもちろん、カラーまでコーディネイトされた専用設計品だ。
TRIUMPH SPRINT ST
SPECIFICATIONS
全長×全幅×全高 2114×745×1228(mm)
シート高 805mm
ホイールベース 1457mm
乾燥重量 210kg
エンジン 水冷4サイクルDOHC4バルブ並列3気筒
ボア×ストローク 79.0×71.4(mm)
総排気量/圧縮比 1050cc/12.0
最高出力 125ps/9250rpm
最大トルク 104Nm/5000rpm
燃料タンク容量 21L
燃料供給 シーケンシャル電子燃料噴射
ミッション 常時噛合式6段リターン
ブレーキF 油圧式ダブルディスク
ブレーキR 油圧式ディスク
タイヤサイズF 120/70ZR17
タイヤサイズR 180/55ZR17
ボディカラー カスピアンブルー、アルミニウムシルバー
メーカー希望小売価格 133万3500円
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