バイク試乗レポート:CRF250R
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試乗レポート ホンダ CRF250R

 ホンダ CRF250R

ワイルドな静かさを持つダブルマフラーマシン
性能優先? いいえ格好も◎な2本出し
HONDA CRF250R
 06年モデルCRF250Rの最大のアイキャッチは、その性能もさることながら、サイドカバーの両側に短く収まった2本だしのマフラーの採用につきる。斜め後ろから見ると、これがじつに格好いいのだ。
 開発エンジニアは印象的な背景を説明してくれた。「06年から騒音規制が98dbから96dbへとレギュレーションが変更になります。消音効果を高めるためにマフラーの大型化も検討しましたが、吸音材であるグラスウールの面積が多く取れ、バイクの重心位置にマフラーを近づけられるメリットもあり、ワークスチームでテストした2本出し仕様に決定しました。なにより、目新しさやデザイン面でもかっこよさも追求しています」
 正直、最後のフレーズにはグッときた。同じ排気量、最低重量の規定もあり、性能差はライバルたちに圧倒的なアドバンテージを築きにくい。しかし、スタイル、デザインは消費者視点に立てば「かっこよさ」に軸足を置き、性能も満足させる、という開発は大歓迎だ。これならメインテナンスで2本のマフラーを外すのが面倒だ、と文句を言うユーザーも多くはあるまい。
 それに、左右でマフラーエンドの太さを変えるなど、均一に2本から排気ガスが排出するための工夫も抜かりはない。マフラーが前進し慣性マスが減少したことにより、ハンドリングにも好影響を与えている。
 エンジンもポート形状の見直しやピストン形状の変更、エアクリーナーボックスへのエア導入経路の見直しとキャブレター口径アップ、サスペンションの煮詰めなど、アップデイトは枚挙にいとまがない。
 実際走らせても、たしかにテールまわりの暴れが減りコントロールしやすい印象だ。音は静かになったが、その溢れる力感には磨きがかかり、乗る楽しさに操るチャレンジングさ、そして所有感まで満たしてくれそうなマシンの登場となったのだ。
文=松井 勉 写真=松川 忍
HONDA CRF250R 軽量化されたフロントフォークは最適な減衰圧特性が与えられると同時に、ホイールハブに高強度アルミダイキャスト製を採用する。
HONDA CRF250R 排気系の変更により吸気系、吸排気ポートのストレート化などの変更が施されたパワーユニット。より高回転での伸びのよさを重視。
HONDA CRF250R リヤゼッケンプレート内側に隠れた2本のサイレンサー。テールエンドの口径の違いが異なる。リヤサスの減衰圧特性も変更された。
HONDA CRF250R 2本出しマフラーは従来モデル比でピッチング方向に26%、ロール方向に10%、ヨー方向にモーメントを低減した。。総重量は600gの増加にとどまる。
HONDA CRF250R
SPECIFICATIONS
全長×全幅×全高 2172×827×1277(mm)
ホイールベース 1479(mm)
乾燥重量 93.3kg
エンジン 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
総排気量 249.4(cm3
ボア×ストローク 78.0×52.2(mm)
圧縮比 12.9
最大出力 42.9ps/11000
最大トルク 2.97kgm/9500
燃料タンク容量 7.3L
タイヤサイズF 80/100-21
タイヤサイズR 100/90-19
ブレーキF 油圧ディスク
ブレーキR 油圧ディスク
メーカー希望小売価格 64万500円
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